goo blog サービス終了のお知らせ 

のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

リンダ リンダ リンダ/2005年日本

2010年09月09日 00時49分12秒 | 映画鑑賞
23.リンダ リンダ リンダ/2005年日本
□監督:山下敦弘
□出演
 ペ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史織、三村恭代
 松山ケンイチ、小出恵介、甲本雅裕
□ストーリ
 高校の文化祭のためにロックバンドを組んだ女子高生たち。
 しかし仲違いでボーカルが抜け、残ったメンバーは、韓国から来た
 留学生を誘う。ブルーハーツをコピーしようと決めた彼女たちだが、
 本番までは、たったの2日。必死の練習が始まるのだった。

□感想 ☆☆*
 映画館で見たかったなー、と思いました。
 この映画はできれば大画面で集中して見たい。大音量で聴きたい。
 あまり印象に残らなかったのは、ちょっと他の事をしながらの「ながら見」
 だったために、最後まで映画に集中できなかったから、というのが大きいと
 思う。もっとも、その他にも、見るたびに美しいなぁ・・・としみじみ
 思うにも関わらず、なぜか少し苦手な香椎さんがヒロインというのも
 あるかな、と。
 ほんと、ごめんなさい。映画の好みとまったく関係ないところで
 判断するなよー、と自分でも思います。
 でも、ワタクシ、青春映画のヒロインには、クールビューティ系の美しさ
 漂う「女性」よりも、ほんわかコメディ系タッチのかわいい「女子」が
 好みどストライクなのです。
 というわけで、前田亜季ちゃん、かわいかったなー。
 ペ・ドゥナちゃんもすっとぼけた感じで、すんなりヒロインたちの真ん中に
 入ってくる留学生をかわいらしく、とっても自然体で演じていました。
 どう考えても「普通」じゃない子なのに、その子をものすごーく自然に
 演じるってすごいなー、と思いながら鑑賞。

 全体的に「青春っ!!」という感じの盛り上がりには欠ける映画です。
 緩やかにのんびりと話が進む感じ。2日間の出来事なので、みんなで熱く
 盛り上がるとか、練習でぶつかって喧嘩して分かりあって涙して、みたいな
 展開もありません。
 でも青春。
 バンドメンバーひとりひとりがいろんなことを考えたり悩んだりしながら
 練習に参加していて、2日間しかないから、それを全部共有できるわけ
 ではなくて、メンバー間の距離感もがっと縮まる感じでもなくて、
 でも、抱えている悩みとか自分の弱さをほんの少し分け合って、
 共有して、話して。最終的にはきちんと「仲間」になる。
 分かりやすい青春ものではないけれど、そのじれったい感じが思春期の
 女子だなーと思いました。これが男子だとまた違うんじゃないかな。
 2日間しかなくてもわっと距離が縮まりそうな気もする。
 女子はそうそうたやすくは人に心を許せない生き物なのです。

 前述しましたが、香椎さんの完成された美しさは素晴らしいです。
 なんで?6年前の映画で、彼女はリアルに女子高生の年代だと思うんだけど
 既にすっかり完成しきっています。今とまったく変わらない美しさ。
 ある意味、年齢がまったくわかんない。すごい人です。
 あ。何気に小出さん、松山さんが出ていて、おお!と思いました。
 小出さんは、いかにも下積み時代、という感じの役柄。
 松山さんもちょい役なんだけど、そのちょい役を見事に「松山色」に
 染め上げていました。さすが個性派。

 ああ。そして何よりブルーハーツ!やっぱり名曲。
 イントロ聴いた瞬間にテンションがあがります。
 一気に「青春!」度が上がります。大好きだわ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。