のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

第27回朝日歌壇賞より

2011年02月01日 23時48分51秒 | 備忘録
昨年の入選作から選ばれた第27回朝日歌壇賞の1首が
1月31日の朝日新聞朝刊「天声人語」にて紹介されていました。

六二三 八六八九八一五 五三に繋げ 我ら今生く

天声人語はこの歌の後
「忘れ得ぬ日々。意味不明を言う若者の少なきを願いつつ。」
という言葉で締められていました。

6月23日。
8月6日。
8月9日。
8月15日。

忘れられない日。
忘れてはいけない日。

私は、平和教育に熱心な学校にあたってしまったため
とても丁寧に色々なことを教えていただいたものの
色々な資料を見せられすぎたがゆえに、
「戦争」だけでなく「平和教育」自体への苦手意識や嫌悪感も
非常に強く植え付けられました。
けれど、最近ようやくのことで
ずっとずっと嫌だと思っていた平和教育を
「ありがたい時間」だったのだと認識できるようになりました。

平和への思い。
未来への希望。
過去の反省。
これらをたった31文字でこんなにもスマートに
簡潔に伝えられる短歌ってすごい。言葉って美しい。
そう思いました。



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3 コメント

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天声人語かあ (いも男爵)
2011-02-02 01:02:46
私も日教組バリバリの学校だったから平和教育は凄まじかったなあ。その時抱いていた違和感が高校時代に反動に切り替わってナベショーの本なんかを読み耽っていたよ。
でも、日本人として絶対に忘れちゃいけない日だよね。

出来ることなら平和な世界であって欲しい。
でも平和と叫ぶだけで平和が訪れるほど国際社会は甘くない。一定の軍事力を持ちながらも平和を願う矛盾を自覚しなきゃいけない。
過去、日本は世界と戦争を行い敗北した。
祖国の為に命を捧げた方々には深謝の気持ちを持つことを忘れてはならない。
様々な要因はあるにしろ先の大戦を契機に東南アジア諸国が欧米による長い長い植民地支配からの独立を果たした事実はある。
私は日本だけが悪かったから日本だけが反省すべきだという意見にはどうしても賛同できない。
黒船来航以来日本は、植民地支配から逃れるため必死に闘ってきた。ロシアの恐怖から、共産主義の恐怖から、貧困に対する恐怖から、常に日本は必死だった。必死に闘った。その結果が敗戦だった。私は必死に闘ってきた祖先達を誇りに思う。

それでもなお、祖国を奪われた朝鮮民族の人々、祖国を蹂躙された中国の人々の悔しさ、無念さに思いを来すのは日本人として当然あるべきだと思う。

長く
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お返事☆ (のりぞう)
2011-02-02 23:45:18
■いも男爵殿
 ・・・長く?なってごめん。かな?
 長文コメントありがとう。
 平和教育と同和教育は学校や地域によって温度差があるみたいだねぇ。
 他の学校出身の方々の話を聞くと、つくづくそう思います。

 お互い、よい機会に恵まれた学生時代を送れたってことでしょうね。
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お返事追記 (のりぞう)
2011-02-02 23:46:58
■いも男爵殿
 戦争についての意見や解釈は人それぞれ分かれるところだよね。
 私は未だに幕末から昭和初期の日本について
 自分の感情の整理がつきません。
 ただ、「すごい時代だったんだな」ってことだけはいつも痛切に思います。
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