のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

覚えてられるといいね。

2012年08月19日 22時46分20秒 | 日常生活
お盆に我が家に帰って来れなかった祖母のところへ
両親と妹家族、総勢6名で遊びに行きました。

どんどん表情が穏やかになっていく祖母は、
今回は私と妹を混同させることもなく、私を見るとすぐに
「のりちゃんやろ?なんかいい話ある?」
と近況確認。

・・・ごめん。特に何もないや。

というお決まりの会話を繰り返しました。
不甲斐無い孫娘でごめんなさいよー。

そして、甥っ子君の成長具合を見て
「こんなにおっきくなったんね?!」
と、目を丸くする祖母。
正確には、成長した甥っ子君のあまりの忙しなさに
目を丸くして驚いておりました。
甥っ子君ときたら、1分1秒たりともじっとしてない!

けれど。
現在、絶賛練習中の「たっち」も披露してあげられたし、
あまり好きではないように見える「あんよ」の練習も
珍しく長時間してくれていたし、
あふれんばかりの食欲を祖母の前でも披露して
ちっちゃな口をものすごーーーーーーーーーーーーく大きく開けて
祖母のおやつを完食してくれていたし、
甥っ子君は、今現在の自分の魅力や「できるようになったこと」
「もう少しでできそうなこと」を祖母にあますところなく伝えてくれました。
祖母大喜び。

なにより、現在、絶賛人見知り真っ只中の甥っ子君が
久しぶりに会う祖母を見ても固まることもなく、怖がることもなく、
通常営業で愛想を振りまいている様子に、
なんだか不思議な気持ちになりました。
そういえば。
お盆のバーベキュー大会で、母方の祖父(甥っ子君にとっては曽祖父)に
会った時も、まったく人見知りしてなかったっけ。
甥っ子君にとって「はとこ」にあたるちびっこちゃんたちが
「赤ちゃんかわいい!!抱っこさせて!!」
と手を差し伸べても、半べそかきながら行こうとしなかったくせに
祖父の膝の上にはおとなしく引き渡されておりました。
甥っ子君なりに祖父も祖母も「見覚えがある人」なのかな?
詳細は不明ですが。
けれど。

祖父のテレビのリモコンを欲しがって、
祖父の周りをうろちょろしたり
祖母の車いすに興味津々で、祖母の車いすを押してまわったり
自分の興味の赴くままに祖父母と触れ合った甥っ子君は
私には到底してあげることのできない
「祖父母孝行」をしてくれてたなー、と思うのです。
ちびっこパワーって本当にすごい。

願わくば。
甥っ子君がこのひとときをほんの少しでも
頭の片隅に、ほんのちらりとでも、おぼえていられますように。
いろんな記憶がごっちゃになりつつある祖父母が
ふたりともに甥っ子君のことをちゃんと覚えてくれている。
そのすごさを甥っ子君が大きくなった時に絶対きちんと伝えてあげよう。
そう思った今年のお盆でした。