のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

環境と感情との関係性

2007年03月29日 23時40分17秒 | 音楽鑑賞
祖父の13回忌で初めて祖母の妹さんと
弟さん夫婦に出逢いました。
いつも祖母から話は聞いていましたし
祖母経由でお米や野菜や鹿児島銘菓をいただいてもいました。
しかし、居住地が鹿児島とあって
気軽に行き来できる仲ではなく、会うのは初めて。

初めてなのに初めて会う気がしない。
ずっと以前からの知り合いのよう。
そんなふうに思わせてくれる素敵な素敵な方たちでした。
とにかく笑顔が素敵。
言葉が率直。
なのに、全く棘を感じさせない。

夕方、駅まで送っていく車の中で祖母はしみじみと

「来てくれてありがとね。
 無事に終わってよかったぁ。
 これが最後やけんね。
 17回忌の頃はもう私は生きてないやろうけん。」

と言いました。その気持ちはおそらく、来て下さった
皆さんにはうすうす伝わっていたに違いない
そう思えるほど、ここ数日、そして13回忌当日の祖母は
気を張り詰めていました。
すると祖母の妹さんはすかさずおっしゃいました。

「あんた。馬鹿じゃないとね。
 そんなこと絶対に言ったらいかん。
 そんなふうに言ったら、周りの人が不愉快な気持ちになるんよ。
 気分が悪くなるんよ。
 『死ぬ』とか言ったらいかん。思っとっても言ったらいかん。
 人に心配かけるようなことを言ったらいかん。
 人を暗い気分にさせるようなことを言ったらいかん。
 『私は100歳まで生きるけんね。』って
 笑ってやるのが私たちの役目。」

文字だけで聞くと、すんごく厳しく見えますが
根底に信頼関係があるからなのか
鹿児島弁のイントネーションのなせる業なのか
はたまた祖母の妹さん特有のものなのか
全く棘は感じませんでした。
怒る、というより諭す。あったかい感じ。

すごい。きっとおばさんはそんなふうに考えて
毎日を生きてるんだろうな。
周囲の人のことを考えて、周囲の人のためにも
自分の毎日を楽しくしたい。笑顔で過ごしたい。
そう思ってるんだろうな。

駅からの帰り道。行きは違う車に乗っていた妹も
合流したので早速、その話をしてあげたところ
妹も興奮しながら申しました。

「本当に本当にすっごく素敵な人たちやったよね。
 私、今日、おばさんたちに会えてよかった。
 すっごく勉強になった。

 あのね。私ね、弟さん夫婦に
 『すっごく笑顔が素敵ですね。
  初めて会った気がしません。
  すぐに打ち解けられちゃいました。』
 って言ったんよ。そしたらね、おばちゃんがにこにこしながら
 『そうやねぇ。
  うちらは、ちぃとばかりみんなより
  太陽に近いところに住んどうけんねぇ。
  その分、世間のみんなより明るいんかもしれんねぇ。』
 って言ってくれたと。
 その言い方にね、ものすっごい感動した!」

ちいっとばかり太陽に近いから
その分、みんなより明るい。みんなよりあったかい。
そう思えるおばさんがまた素敵。

母がしみじみと申しました。
「やっぱりね。環境は大切なんよ。
 まだ鹿児島にはおばさんたちみたいに
 あったかい人がたくさんおるんよ。
 そういう人たちに囲まれとうけん、
 おばさんたちもあったかいんよ。
 あんたたちも一緒に過ごす人たちには気をつけなさい。
 心から尊敬できる人、大好きな人と過ごしなさい。
 負の感情を持たんでいいような人たちと過ごしなさい。」

本当に。
卵が先か、鶏が先かはわかりません。
ぎすぎすした人間関係は、ぎすぎすした感情を生み出す。
ぎすぎすした感情は、ぎすぎすした人間関係を生み出す。

だから。
私は人のいいところを見つけられる人でありたい。
お天道様を身近に感じられる人でいたい。
不安を抑えて笑顔でいられる人でありたい。

おじいちゃん、おばあちゃん。
素敵な出会いをありがとう。
また会いたいと思える人、大切な大切な親戚がまた増えました。

花より男子2

2007年03月29日 23時15分56秒 | テレビ鑑賞
■のりぞう的2006年冬クール1位
 ・・・・今回見てるものどれも1位です。
 「すっごい好き!」っていうドラマはなかったのです。
 寂しいなぁ。
■金曜夜22時放送
■出演:井上真央、松本潤、小栗旬、加賀まり子
    松田 翔太、阿部力、松嶋奈々子、

■ストーリ
 超金持ち名門高校に通う主人公の貧乏少女が、学園を
 牛耳る御曹司4人組とぶつかり合い、様々なトラブルに
 巻き込まれながらも、持ち前の明るさと雑草魂で
 たくましく生きていく姿を描いた痛快青春ラブストーリー。
 の続編。両思いになったはずのつくしと道明寺だが
 NYに旅立った道明寺と連絡が取れなくなっていた。

■感想
 このドラマ、大好きなんです。
 いや、ドラマではなく主人公演じる真央ちゃんが
 大好きなんです。どうもワタクシ、つぶらな瞳の持ち主に
 弱い模様。黒目がおっきくて、目の大半をしめるような
 女性を見ると、きゅんきゅんしちゃいます。

 というわけで、真央ちゃん目当てに見てました。
 まあ、「花より男子」リアル世代ですからね。
 学生時代、延々と続いていた連載漫画ですからね。

 でも!のりぞうは漫画を読んでるときも力説してましたが
 どこをどう見ても道明寺より類!断然、類!
 なぜに道明寺を好きになってしまうのか、つくしの
 気持ちがちっとも分からないのです。
 本当に困ったときにそっと傍にいてくれて
 助けてくれてることにも気付かせないような
 さりげなさでもって、ひっぱってくれる類は
 理想の王子様だと思うんだけどなぁ。

 というか、根本的に道明寺が苦手なんですけどね。
 感情表現が素直すぎるし、よくてんぱるし、
 今ひとつ知性を感じられないし、すぐ怒るし。

 そういうわけで、ドラマも原作も楽しんで楽しんで
 楽しんでいましたが、でも最終回には納得いきませんでした。
 人の好みって様々で厄介だけど、面白いもんです。

 おそらく「花より男子」はもうこれで終わりだろうけど
 でも、思う存分楽しみました。原作モノって今ひとつ
 という印象が強い中、これは違和感があまりなく
 素直に楽しむことができました。のりぞう世代の方々の
 愛情や思い入れが詰まってるから、素敵なドラマに
 なったんだろうな。 

ヒミツの花園

2007年03月29日 23時03分08秒 | テレビ鑑賞
■のりぞう的2006年冬クール1位
 ・・・・今回見てるものどれも1位です。
 「すっごい好き!」っていうドラマはなかったのです。
 寂しいなぁ。
■火曜22時放送
■出演:釈由美子、要潤、堺雅人、池田鉄洋
    本郷奏多、真矢みき、寺島進
■ストーリ
 28歳の不器用女・夏世(釈由美子)は、ある日突然、
 超売れっ子少女漫画家“花園ゆり子”を名のる奇人四兄弟の
 担当編集者になる。原稿をもらうため、四兄弟のもとへ
 通いつめ悪戦苦闘する夏世。
 風変わりな兄弟四人がそれぞれ、他の兄弟にも言えない
 コンプレックスを抱えていたり、黙って支えあったりする姿を
 見るうちに、『花園ゆり子』は夏世にとっても大切な存在に
 なっていく。

■感想
 すっごく面白かったのか?と聞かれると微妙なんです。
 「ここ、いらないだろ!」と思えるサイドストーリーが
 割と多くの時間を占めていたり、コメディにしては
 ぬるい展開が多かったり。
 でも、ついつい見てしまうドラマでした。
 楽しみにしていたドラマでした。

 なんでだろ?どこが好きだったんだろ?と振り返ってみると
 四兄弟それぞれがとても魅力的だったところ。
 そこに尽きる気がします。それぞれの持つコンプレックスも
 納得がいくものばかりで、
 「こういうコンプレックスを抱えてるから
  弟にはこういう対応なのね。」
 と素直に思えました。

 何より、兄弟四人がすっごく仲良しで、四人が一緒に過ごして
 お話して、ご飯を食べて、仕事をして、そういう場面を見るのが
 とても好きでした。冷静に考えると、いい年した男四人が
 「兄弟が一番大事」って言ってる姿って・・・と
 思わないでもないのですが。でも、やはり家族を大切にできる人は
 素敵だな、と。

 あ。ちなみに仮面ライダー時代から、かなめんを応援している
 のりぞうですが、今回は堺さんにめろめろ。
 ああいう優しそうな顔をして、腹にイチモツありそうな殿方って
 大好きー!腹黒そうな殿方を見るとドキドキします。

 真矢さん、寺島さんの熟年カップルの恋模様もかわいらしくて
 かわいらしくて、主人公たちよりあったかい目で見守って
 しまいましたわ。真矢さんってかっこいい役のイメージが強い
 のですが、今回は心から楽しそうにコメディエンヌを演じてました。
 すごいなぁ。あそこまではじけた演技をしていただけると
 見る側も気持ちいいぞーい。
 
 とにかく、すっごくすっごくぬるいのですが、
 そのぬるさが心地よいドラマでした。