のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

お言葉には気をつけて

2007年03月06日 23時25分50秒 | 日常生活
内定者に貸与しているパソコンが壊れてしまい
修理に出すため、返却していただきました。
修理に出すためには書類をいくつか出さねばならず
部長に承認印をいただく必要もあります。

修理にいたった経緯を説明していると
部長がうーんとうなりながらおっしゃいました。

「のりぞうくん、確か年末にも一台壊れなかったっけ?」

はい。実は、今回二台目です。
今年はちょっと多いですね。

「30台買って、2台故障?
 ちょっと頻度が多いんじゃないんですか?
 もとがボロなんじゃないんですか?
 どこのメーカーのパソコンですか?」



・・・・・ぶちょー。分かってておっしゃってますね?
勿論、パソコンのメーカーはうちの会社です。
ボロだなんて、この席でおっしゃらないでくださいっ。

ツール&ストール/大倉崇裕

2007年03月06日 23時08分32秒 | 読書歴
■ストーリ
 ある朝、殺人容疑をかけられた友人が飛び込んできて目が覚めた
 お人よしの大学生白戸修君。「ツール&ストール」
 別の日は、怪我をした友人から突然頼まれた、怪しげな深夜の
 バイトに出掛け・・・。「サインペインター」
 それなのにいつでも金欠君、預金残高51円の通帳を握りしめた
 横で銃声がして・・・。「セイフティゾーン」
 やりくりして携帯を買ってみれば、不穏な間違い電話が
 かかって来るし・・・「トラブルシューター」
 同じ過ちは繰り返さないぞと心に誓いながらも、やっぱり
 万引き犯と間違えられる白戸君。「ショップリフター」
 さまざま事件に巻き込まれる、日本一運の悪いお人好し、
 白戸修23歳の日々を綴る連作短編集。

■感想 ☆☆☆*
 あっさりさっぱり楽しめる一冊。
 心と頭が疲れているときにお勧めです。
 何にも考えずにのーんびり楽しめます。

 でも、あっさり楽しみすぎて
 「感想」って言うと、特に何も残らないのです。

 人がよい主人公君は、すっごく優しいのに
 「いい人」どまりなんだろうなぁ。
 いついかなるときも、その優しさが本当に報われることはなくって
 なぜか事件に巻き込まれてるんだろうなぁ。

 そういう主人公がそのまま、
 私の中でのこの本の境遇と重なります。
 犯罪小説なのに、どこか優しくてあったかくて
 きちんと面白いのに、熱をこめてお勧めするほどじゃなくって
 「うん。おもしろかったよ。」とあっさりした感想に
 とどまってしまう。
 疲れているときに図書館で見かけると、つい借りちゃうけど
 自分で探してまで読むほどではない。

 控えめでかわいらしい一冊です。