のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ママレードボーイ/吉住渉

2007年03月12日 22時24分45秒 | 読書歴
のりぞうは小学校時代、
幼馴染が毎月、購読してくれていたため、
おすそ分けに預かって「りぼん」っ子でした。

のりぞうの小学校時代は
「星の瞳」に「ときめき」が二大連載とうたわれて
大人気でした。そして、ちょっぴりお姉さんな感じの
「ハンサムな彼女」もやはり大人気でした。
芸能界を舞台にしてるのがオンナノコの心を
くすぐったのかも。

その「ハンサムな彼女」の次の連載作品
「ママレード・ボーイ」をトモダチが貸してくれました。
なぜ今頃?と思わないでもありませんが、いいですね。
リボン世代の作品って。安心して読めます。
登場人物がまったく危ないことしないんだもの。
明るく爽やかに恋に悩んでくれて、
しかもハッピーエンドなんだもの。
本当にタイトルどおり甘酸っぱい感じのお話でした。
登場人物に悪者がまったくいないのもいい感じ。
ごくごく普通のまっとうな学園恋物語でございました。

・・・まっとう?ではないかな。
主人公の両親がある日、団体旅行でご一緒した夫婦と
恋に落ちてしまい、お互いに伴侶を交換するところから
話は始まるわけです。
元の奥さんや旦那さんのことを嫌いになったわけではなく
「トモダチ」として好きだから、というわけで
両親2名と両親の新しい伴侶2名(こちらも元夫婦)
そして、彼らのひとり息子を含めて6名での
大家族生活が始まるわけです。
で、一緒に暮らしていくうちに、主人公は
新たに家族になった男の子を好きになっていく・・・・
という、どこからどう突っ込めばいいのやら
まさに「漫画☆」な話が繰り広げられます。

新しい家族が同い年のしかもかっこいい男の子だなんて
まさに妄想力のなせる業ともいうべき、
力技のストーリー展開なんですけどね。
妄想って人生を楽しくする素敵な力ですねぇ。

どろどろとか一切関係なし。
本当に素直にお話は進んでいきます。
このあっさり加減が疲れてる頭には心地よく楽しく読めました。