22.陰日向に咲く/2008年日本
□監督:平川雄一朗
□原作:劇団ひとり
□出演
岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、平山あや、緒川たまき、西田敏行
塚本高史、本田博太郎、根岸季衣、堀部圭亮、平岩紙、三浦友和
□ストーリ
みんな不器用で、冴えなくて、カッコ悪くて、けれども愛おしくて
抱きしめたくなる。スポットの当たらない、日陰者のような道をいく
人々のやるせない日々と再生を描いた物語。
登場するのは、借金まみれの観光バス運転手に売れないアイドル、
売れない芸人、アキバ系アイドルオタクに風変わりなストリッパー、
そして浮浪者。思うようにならない人生に戸惑いながら、
それでもどうにか歩いていく彼らの人生が交錯し・・・。
□感想 ☆☆☆*
ストーリ中盤で張られた伏線が終盤に向けて見事に回収されていく。
そのカタルシスを味わうことができる作品。
人によっては「出来過ぎている」「かえってうそくさい」という感想を
抱く人もいるかもしれないけれど、私はそのつながりを楽しむことが
できたし、暖かいなと感じた。
みんなどこかでつながっている。人はどうしようもなく世界と関わり合って
生きている。だから、誰かのちょっとした一言が誰かに影響してしまうし、
知らないうちに人を傷つけてしまうこともある。神社でのふとした出会いが
人の人生を変えてしまうこともある。そんな関わりに疲れてしまうことも
あるけれど、それでも私たちは誰かと関わり合って生きていきたい、と
望んでしまうんだろうな、誰かと共に人生を歩きたいと思ってしまうんだろうな。
と素直に納得できる作品だった。
とにかく主役の岡田さん、宮崎さんの演技が素敵。表情だけで、
切なさとか、やるせなさとか、寂しさ、いらだちを見事に表していました。
どう頑張っても、どうあがいても、どうにもならないことが人生にはある。
自分の未来も生き方も、自分だけでどうにかできるわけではない。
だけど、それでも、自分の足できちんと立って、自分の目で前を見据えて
一歩を踏み出していかなきゃいけないんだよね、と思わせてくれる
ふたりでした。弱いんだけど、強い。強いはずなのに、もろい。
そういうところが本当に「いるよねー。」というふたりでした。
そしてそして、三浦さん。もうさすがの存在感。彼の表情も大好きです。
悔しいけれど、ほんの少し泣いてしまいました。くっそう。
□監督:平川雄一朗
□原作:劇団ひとり
□出演
岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、平山あや、緒川たまき、西田敏行
塚本高史、本田博太郎、根岸季衣、堀部圭亮、平岩紙、三浦友和
□ストーリ
みんな不器用で、冴えなくて、カッコ悪くて、けれども愛おしくて
抱きしめたくなる。スポットの当たらない、日陰者のような道をいく
人々のやるせない日々と再生を描いた物語。
登場するのは、借金まみれの観光バス運転手に売れないアイドル、
売れない芸人、アキバ系アイドルオタクに風変わりなストリッパー、
そして浮浪者。思うようにならない人生に戸惑いながら、
それでもどうにか歩いていく彼らの人生が交錯し・・・。
□感想 ☆☆☆*
ストーリ中盤で張られた伏線が終盤に向けて見事に回収されていく。
そのカタルシスを味わうことができる作品。
人によっては「出来過ぎている」「かえってうそくさい」という感想を
抱く人もいるかもしれないけれど、私はそのつながりを楽しむことが
できたし、暖かいなと感じた。
みんなどこかでつながっている。人はどうしようもなく世界と関わり合って
生きている。だから、誰かのちょっとした一言が誰かに影響してしまうし、
知らないうちに人を傷つけてしまうこともある。神社でのふとした出会いが
人の人生を変えてしまうこともある。そんな関わりに疲れてしまうことも
あるけれど、それでも私たちは誰かと関わり合って生きていきたい、と
望んでしまうんだろうな、誰かと共に人生を歩きたいと思ってしまうんだろうな。
と素直に納得できる作品だった。
とにかく主役の岡田さん、宮崎さんの演技が素敵。表情だけで、
切なさとか、やるせなさとか、寂しさ、いらだちを見事に表していました。
どう頑張っても、どうあがいても、どうにもならないことが人生にはある。
自分の未来も生き方も、自分だけでどうにかできるわけではない。
だけど、それでも、自分の足できちんと立って、自分の目で前を見据えて
一歩を踏み出していかなきゃいけないんだよね、と思わせてくれる
ふたりでした。弱いんだけど、強い。強いはずなのに、もろい。
そういうところが本当に「いるよねー。」というふたりでした。
そしてそして、三浦さん。もうさすがの存在感。彼の表情も大好きです。
悔しいけれど、ほんの少し泣いてしまいました。くっそう。