のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

書道ガールズ/2010年日本

2010年06月15日 23時28分11秒 | 映画鑑賞
21.書道ガールズ -わたしたちの甲子園-
■監督:猪股隆一
■脚本:永田優子
■出演
 成海璃子、桜庭ななみ、山下リオ、高畑充希、小島藤子、
 金子ノブアキ、おかもとはじめ、朝加真由美、宮崎美子、織本順吉

■ストーリ
 不況の影響で活気を失っていた日本一の紙の町・愛媛県四国中央市。
 どんどんさびゆく大好きな町。そんな町の元気を取り戻そうと書道部の
 高校生が立ち上がった。彼女たちが取り組むのは書道パフォーマンス。
 部員たちの不協和音や周囲の大人たちの反対など様々な困難が起こる中、
 町おこしのためにひたむきにがんばる姿と熱意がやがて大きな動きと
 なり、大人たちの心に、町全体に活力を呼び起こす。

■感想 ☆☆☆☆☆☆
 あまりに感動しすぎて、なかなか感想を言葉にまとめられなかった
 この作品。久しぶりに映画館で見た映画ということもあって
 非常に思い出深い作品となりました。
 見たのは約1ヶ月前ですが、今もこの映画のことを思い返すと
 胸が熱くなる。感動で胸がふるえる。そういう素敵な映画でした。

 もっとも、感動が大きかったのは、私の故郷も、
 今まさにさびれ行こうとしている町だからかもしれない。
 少しずつ閉店が増えていくシャッター商店街。
 小売店の数が減り、チェーン店が新たに入ってはつぶれていく商店街。
 街を襲う高齢化。どれもこれも他人事とは思えない現象ばかり。
 変わり行くふるさとを、寂しく、なおかつ腹立たしく見つめる
 ヒロインたちの姿に共感しっぱなしの2時間となった。

 ただ、私と彼女たちが異なるのは「寂しいけど、しょうがない」
 という気持ちで町の変化を済ませなかったこと。
 「しょうがない」とあきらめるのではなく、
 「私たちの町のことだから。」と立ち上がったこと。胸が熱くなった。

 がむしゃらに、一生懸命に取り組む。
 その姿勢が周囲に及ぼす力の大きさをしっかりと認めつつ
 その一生懸命さに飲み込まれないことの大切さも丁寧に描く。
 楽しむこと、自然体で過ごすこと、心にゆとりを持つことの大切さ。
 そのゆとりがパフォーマンス書道ならではの、「全員で」
 ひとつの書を作り上げていく感覚に必要となってくる。
 書道パフォーマンスは、チームメンバで呼吸をあわせて
 様々な言葉(詩や歌詞)をひとつの作品に作り上げていく書道だ。
 つまり、自分の筆使いだけでなく、周囲が書きあげるスピード、
 文字の大きさ、勢いを見て作品を調整していく必要がある。
 だからこそ、「自分のことだけ」ではなく、「みんなで作る」
 「みんなで作り上げる」過程ひとつひとつが「町おこし」と
 非常に似ているように感じたのだと思う。

 みんなの想いが結集したクライマックスの書道パフォーマンスは
 とても感動的。ヒロインたちひとりひとりも眩しいぐらいに輝いて
 いる映画でした。


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2 コメント

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いいねぇ~ (イマタツ)
2010-06-17 01:27:21
おひさ★
書道ガールズ・・・ポスター見てかわいいこちゃんたちがやってるから気になっていたんだよね^^

そげん感動するか~
要チェキや!
返信する
お返事☆ (のりぞう)
2010-06-17 23:36:04
■イマタツどの
 おお!おひさー☆元気??
 書道ガールズ、どこを見てもかわいいこたちばかりよ!
 私も女子高校生に見とれてました。

 ななみちゃんのハイテンションさが好きだったわー。
 こういうトモダチほしー。
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