猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

春の正体!?

2006年01月27日 03時39分50秒 | ガーデニング
あまりのお天気の良さに、ついつい誘われベランダに出る。
実は冬の間、あまりの寒さに植物たちの必要最低限の手入れすら怠っていた私。
ここ数日、ちびくんの体調がいいこともあって、心に余裕も出来たのか、ハサミやらカメラやらを持ってしばし、小さな春を楽しんだ。

新しい命の芽吹きは心を弾ませ、未来への希望に繋がる。
つい最近読んだ、いとうせいこう氏が書いたコラムに
「ミントは勢いがありすぎて、いかにも雑草然としていて好きではないのだが、新芽だけはミントであっても可愛くて、ついつい手をかけすぎてしまう」
と書いてあったが、思わず頷きながら読んだものだ。
なんでもいとう氏、ミントの芽のそばに栄養剤のアンプルを挿したり、濡れた土に芽が触れて腐ったりしないよう、支えを作ってやったりするのだそうだ(笑)

まあ、さすがにそれはやりすぎだが、植物たちが春先に見せる生命の爆発は、不思議で、驚異で、その若々しさと力強さは人間の憧れそのものだということか。

葉を伸ばす期待に膨らむようにその身を膨らます薔薇の赤い芽。
新芽の萌黄色が優しく揺れる、小さな草花。
冬には力を温存して、新たな色に生まれ変わる常緑樹。
私は小さなベランダを行ったり来たりしては、必要以上に植物たちを撫で回した(笑)

と、昨年暮れに買った、小さなクリスマスローズの1本の中心に、不審な膨らみが見えるのに気づいた私。
鉢を持ち上げてみたり突いたりしては、その正体に
「???」
となる。

これ、蕾?

来年にならないと開花しないっていう、安い株だったんだけど。
なにせクリスマスローズを育てるのは初めてだから、これが蕾なのかどうかも怪しい.....。
どなたか、これは蕾だ!と断言して下さると嬉しいんだけどな♪

小さなベランダの春を散々満喫した私は、汗ばむほどの陽ざしの温もりを肌に残しながら、部屋へと戻った。

春は.....
もうすぐですね!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私にとっての「書く」ということ

2006年01月26日 04時44分26秒 | ルーツ
blogを始めた頃。
私はたぶん、自分で焼いたケーキとか、綺麗に咲いてくれた薔薇とか、そんな風な日常の些細な喜びを、ただ誰かに見て欲しくて、毎日PCに向かっていた。

もともと、なにがしかの文章を書くことは好きだったものの、それはどう考えても人様にお見せできるようなものではなくて.....。
ただ密かにノートに好き勝手書いては、押入れの奥にしまっておく。
そんな陰湿な趣味を持っていた(笑)

その頃のノートには、先日書いた「雪の日の思い出」が、ちょっと違った形で「菓子パンエレジー」として。
他にも「ミッキーロークと長渕剛」とか、「胸の奥の定義」とか、好き勝手な目線から様々なことを書いては、溜め込むことを繰り返し、けれどそれを人の目に触れさせる勇気もなく、ただ書くことに喜びを感じていたように思う。

それが.....
blogを続けるうちに、だんだんその頃の癖が出て、ここでまた好き勝手なことを書いて。
手前ミソであることをどうか許して頂きたい。
また、いつも読んで下さっている皆様。
本当にありがとう。
私の心の中は、このblogを始めたことで大きく変わった。

カテゴリ「ルーツ」を作るにあたり、私の中ではたくさんのものが大きく揺れた。
重いことを書いて、読んで下さる方が「引く」のではないか?
私自身、過去に向き合う勇気があるのか?
嘘偽りなく、自分を飾ることなく、真実が書けるのか?
実は同情して欲しいだけではないのか?

けれど、書きたかった。
それがなぜなのか、自分でもわからなかったけれど、書く必要があるように思った。
そして.....
書き続け、苦い思いと向き合うたび、
小さな子供のまま大人になろうとしない、自分の中の自分と向き合うたび、
忘れたい過去と向き合うたびに.....
本当は、忘れたいと思っていたものが忘れたくないもので、苦い思い出が同時に甘く切ないものなのかもしれないと知った。

私が決別したいと思っていたものは、本当は決別する必要のないものだったのかもと。

それでも.....
いまだ向き合う事の出来ない苦い思いもたくさんあるけど。
やはり忘れるしかないと思える辛い記憶もあるけど。
そして、なぜ書くのかはわからないけれど。

皆さん。
いつもお付き合いくださって本当にありがとう。
温かいコメントを、本当にありがとう。

これからも、バランスよく楽しく、末永く、時にはおちゃらけて書いていきますので、どうぞよろしく!
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「さもしさ」スパイラル

2006年01月25日 01時23分41秒 | ぶ~すか言ってやる!
え~。
TVをつければどこもかしこもライブドア関連ニュース。
なんか、他にも大切なニュースはたくさんあるんじゃないんですか?と言いたくなるほどだが。

とうとう逮捕されたね。
ど~でもいいっちゃど~でもいいんだけど。

昨日、ニュースを見ながら
「ライブドアって、ちょいとばかし規模の大きいスーパーフリーって感じ」
と呟いたら、ゴンザも
「あ~、そうだね~!」
と納得。
そんなこと考えたのは私だけかと思いきや、どうやら各処に同じ事を思った方がいたようなので、アホみたいなメディアよりもよっぽど普通の人のほうが冷静なのかも、とちょっぴり安心する。
あー、あと。
ライブドア社内の写真なんか見ると、ひところよく目にした、マルチ商法に入れこんだような、底の浅いっぽい人員が多い気もするよね。
ちょっと言葉は古いけど、することしないで
「俺はサクセスしてやる!」
みたいな恥ずかしいヤツ(爆)

ま、でもね。
メディアの厭らしさから比べればそんなヤツらのほうが少しはマシかも。
ニュースを見ていて伺えるのは、ほ~ら、皆さん、ホリエモンはこんなことになりました、ヒルズから3畳の独居房に転落したんですよ、こんな場所に入るんですよ、これを見て溜飲を下げて下さい、みたいな「さもしさ」だけだからね。
いや~、ホリエモンもさもしいヤツだと思うけど、さもしいヤツがさもしいヤツをネタにするってのもね。

人間の厭らしい部分を目覚めさせるのがメディアの仕事か?
人が皆、お前らほど厭らしいと思っているのか?
それとも.....
お前らは厭らしい人間を育てたいのか?

万が一、他人をせせら笑うような行為を視聴者が望んでも、あくまで冷静に事実だけを伝えるのがメディアの役目だと思うんだけど。
いや、別に分別ある大人が見るぶんにはまだいいんだけど、子供たちはどーなんの?ってことで。
さもしい行為が正義と思う子供が出来上がったら、世の中終わるよ。

で。
某国首相に至っては得意の逆ギレ(笑)
「メディアでしょ、メディアのせいでしょ」
みたいなコメントには笑った笑った。
まー、これも見苦しい以外の何ものでもなく、子供には見せたくない光景ではありますな。

折りしも、その後のニュースの「特集」では、男に貰ったプレゼントを質屋に持ち込む女性たちの模様が。
何でも彼女たち。
同じプレゼントを複数の男にねだっては、ひとつを残して売り払うらしい。
ひとつを残しておけば、男たちそれぞれに
「あなたからもらったもの、大切に使ってるのよ」
と言えるからだ。
で、当の本人は
「悪女なんです、うふっ」
だって。
あのー.....
そーゆーのは悪女っていうんじゃなくて、さもしいっていうんだよ。
ああ、この国の経済は各処がさもしさで回っている.....。

あ、あと。
ホリエモンと選挙を戦ったK・Sさん。
コメントと態度が微妙すぎて、かえって怪しいのでお気をつけ遊ばせ。
複雑怪奇、しかし本当は単純明快な図式を疑うくらいには、最近の国民は陰謀頭を持っていますのよ。

で、言及ついでに牛肉問題なんだけど.....。
「結果オーライ」ってことで。

いや。
もちろん輸入再開には断固反対だったけど。
だって
「うちの肉の中には、もしかすると、致死量の遅効性の毒が含まれているけど、買えよ」
って言ってたのと同じだからね、アメリカは。
ふざけんな!と突っぱねるのがスジでしょう。
まあでもね。
そうは言えない日本の哀しさ。
結局は
「お前が無理に買えっていうから買ったのに、その結果がこれかよ!」
そう言えるようになったわけだから(っーか、言ってもらわねば困る)、結果オーライ。


って、あれ?
傍観者気取って、ここで言いたい放題言ってる私ももしかして、さもしい?

ああ、さもしさスパイラルぐるぐる。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

UMA(未確認動物)か!?

2006年01月24日 02時46分07秒 | ハ~プニング!
先日の、市場で買った大変美味なお刺身類に気を良くしたゴンザと私。
その味が忘れられず、今日もまた早朝から市場へ出かけて行った。

まだ日も昇らない冬の早朝。
黙々と、しかし慌しく働く男たちの間を縫って、狭い通路の両脇に並ぶ、新鮮そのものの魚を見て歩くのは実に楽しく心躍るひとときだ。
しかも、そこで手に入れられるのは、手頃な値段の美味しい魚。
それが食卓に上る光景を思い描けば、足どりはさらに軽やかになる。

しかし、市場で歩くのに油断は禁物。
ここでは、ちょっとよそ見をしていれば、行き交うフォークリフトや立ち乗りの運搬車に轢かれそうになる。
何より。
ここは男たちが働く場で、物見遊山気分で訪れるには申し訳ないような緊迫感が漂っている。
そして.....
それもまた市場の魅力と思えば、その朝が寒ければ寒いほど、厳しければ厳しいほど、臨場感がいや増し、希少な体験の味わいを深めてもくれる。

暖房の効いた帰りの車内で、その屋根にまだ残る雪が少しずつ溶けてフロントガラスを伝っていくのを眺めながら、私たちは様々な話をし、笑った。

我が家の駐車場に着くと。
そこはちょうど車を停めてあった部分だけを残して、いまだ雪にすっぽり埋もれている。
昼間、太陽が当たったと思われる部分は再び固まり、きらめく氷となって、街灯を反射している。
私たちは、雪をかぶっていない、元あった場所に車を停めると、市場で仕入れた大事な荷物を持って車を降りた。

しかし。
先日の雪だるまではないが、そんなにたくさん残っている雪を見て我々が黙っているわけがない。
駐車場の敷地内にある氷を片っ端から踏んで割る私。
それを
「危ないよ」
と諌めながらも便乗し始めるゴンザ。
と。
ゴンザが突然
「なんだこりゃ~!?」
と大声を上げた。
「?????」

ゴンザが立ち尽くす場所に駆け寄った私は、彼が指差す先を見つめる。
「うわっ、本当だ~。なんだこりゃ?」
そこにはひとつの足跡がある。
しかも.....
本当にたったひとつ。
他にはどこをどう探しても、何の跡も見つからない。
そこはまだ私も踏み荒らしていない、まっさらな状態だったのに。
う~ん。
形状からすると鳥?
でもなんでたったひとつ?
それに、鳥だとしても、こいつはかなり大きいぞ。
私とゴンザは。
それぞれの携帯に証拠写真を収めると、首をひねりながら家へと向かった。

.....もしかして、UMA!?
雪の日に残る足跡といえば、ヒバゴンとか野人とか色々な説があるけど。

しかし、首をひねりながらも、途中、自宅裏にある、他所の月極駐車場に残る、人がまだ踏んでいない雪を踏み荒らすのだけは忘れない二人。
「うっひゃ~♪」
「いやっほう~♪」

ご近所の皆さんにしてみれば。
我が家の駐車場の足跡よりも、よっぽどUMAに思えるに違いない、まだ薄暗い早朝、奇声を上げて走りまわる大人二人であった。

お願い、捕獲しないでね。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本当の意味の「ご馳走」

2006年01月23日 23時57分09秒 | 今日のお弁当
年に一度、妹の知人から梅干を頂く。それは、その方のお母様が手作りなさったもので、言葉では表せないくらい本当に美味しいのだが、当初は、そのお母様が息子のために送ってくれたものを、妹がおすそ分けに預かり、妹からまた、私がおすそ分けに預かり、という形だった。しかしそれがあまりに美味しかったので、私が妹にその感激を伝えたところ、今度は逆の経路でお母様にそれが伝わり、「そんなに喜んでくれるのなら」と、毎年我が家の分まで送ってきて下さるようになった、という次第。まったく見も知らない私たちのために、これほど手間のかかるものをわざわざ作り、送って下さるなんて、本当に感謝してもしきれないのだが、この梅干を食べるとき、いつも私は「ああ、これが真の意味でのご馳走というのだな」と思う。その、丹精こめて丁寧に作られた梅干は、ひとつひとつ種がきちんと抜かれ、赤いシソで綺麗に包んであって.....。口に入れれば酸味と甘みが口いっぱいに広がり、その美味しさと共に、「お母さん」の愛が心の隅々まで染みわたるような味は、そのまま食べても美味だけど、ドレッシングや和え物に使ってもまた美味で。すーっと甘酸っぱい梅ながら、心までほんわか温かくなるその梅干は、また来年のこの季節がくるまで、我が家で大切に大切に少しずつ食べられる、何にも勝る「ご馳走」なのである。

で、今日のお弁当。

<焼塩鮭><たけのことピーマンの甘味噌炒め><大根とハムの梅マヨネーズサラダ> です。

<焼塩鮭>
*焼く(笑)
<たけのことピーマンの甘味噌炒め>
*たけのこ水煮は固い部分のみを使用、細切りにしておく。しょうがは千切り、ピーマンは細切りに。フライパンにゴマ油をひき、しょうがの千切りを炒める。香りが出てきたらたけのこ、ピーマンを加えて炒め、ざっと火が通ったら、鶏がらスープの素、テンメンジャン、醤油、砂糖で味を調える。仕上げに水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。
<大根とハムの梅マヨネーズサラダ>
*大根はごく薄いいちょう切りに、ハムは食べやすい大きさに切る。大根を塩で揉み、しんなりしてきたら水でサッと洗い流し、水気を絞る。梅干を潰して梅ペーストを作り、マヨネーズを加えて伸ばしておく。大根、ハム、梅マヨネーズを混ぜ合わせる。

焼き魚は、ヘルシー美味しいお弁当の定番メニュー。最近、「魚を食べると心臓病になりにくい」なんて説も発表されたし、毎日の食事にどんどん取り入れたい食材。塩鮭は塩分が気になるけれど、そのぶん他のおかずから引いてうまく辻褄をあわせが出来れば.....。
最近ではそのほとんどが真空パックで売られているたけのこ水煮は、我が家では野菜室に常備してある便利素材。未開封なら日持ちがし、炒めても煮ても美味しいところと、繊維質が摂れるところがお気に入りの理由である。
梅ペーストは、使用する梅干の固さや酸味、甘味によって、酢や砂糖で味を調整して。お弁当では水気が出るので酢は入れないほうがいいかもしれないけれど、家で食べるなら、健康にもいいし、お酢はどんどん使いたいもの。
ちなみに。
我が家のゴンザは酢をそのまま飲むほどのお酢好き。中華を食べた後は必ず、レンゲ一杯の酢を飲んでます。私もお酢は好きだけれど、そのままとは.....う~、見ているだけでこっちが酸っぱくなるぅ~!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする