猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

さくらさくら。

2022年03月24日 13時26分13秒 | つぶやき

 

夜の桜は狂気を秘めている。

 

 

日本人は一年に一度、狂う。

 

桜が咲くと、頭の中の何もかもが桜色に染まり、

まるで生まれた瞬間からの務めであるかのように、

桜を見に行き、集い、ざわめく。

 

弁当や、酒やつまみを持って、

見上げ、歌い、騒ぎ、

さながら桜の開花のように、人生の喜びを爆発させる。

 

それは、一人静かに眺める者の胸のうちにも、

同じようにある熱狂。

 

「桜が咲けば」

 

私たちの胸にある、ひとつの希望。

 

私たちの『桜』は、一般的にこの『ソメイヨシノ』を指すが、

その色は白に近い、けれど決して白ではない、桜色。

 

私たちが愛する儚い色。

 

桜は寒さの中、

静かに、強く咲き始め、

花盛りは一瞬で、散り際は鮮やかだ。

 

ことに、

その花びらがはらはらはらと、一気に舞い散る様は、

本当に見事である。

 

人々が熱狂する理由は、

きっと、その『潔さ』にもあるのだろう。

 

少なくとも、私はそうだ。

 

そんな風に生きられるとは思っていないけれど。

 

 桜は花で花ではない。

 人生そのもの。

 

きっと、眺める人、それぞれの胸に、

それに似た思いがある。

 

 桜が咲けば。

 

 もうすぐ桜も咲くからね。

 

 桜が咲いた。

 

 桜咲け!

 

いや、酒!?

 

 

曇り空ならそれもまた。

 

 

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どうしてひとり旅!?

2022年03月21日 17時59分32秒 | つぶやき

 

春ですねぇ!

 

 

『みちのく鷄』というのを買った。

 

店に通ってくるワンちゃん用に。

(おやつを食べに寄ってくれる)

 

単純な私は、

この『みちのく』という言葉だけで、

思わず、懐かしい歌、

『みちのくひとり旅』を口ずさんでしまったのだが...

 

ふと思う。

 

「ここで一緒に死ねたらいい」とまで言ってくれる相手を

捨てなきゃならないほどの大切な旅ってナニ!?

 

一国を背負って立つ、とか、

人類を救う旅とか、

そんなんならわかるけど...

 

やっぱりそれって、

孤独=かっこいいみたいな、

昭和の価値観が生んだ歌なんだよなぁ。

 

耐えて忍んで後ろ髪ひかれて、

大した理由もないのに、

引き裂かれる思いで別れる恋。

 

妻がいる相手の去りゆく姿に涙を流し、

それでも私、待ってます、

みたいなのとか。

 

...最近の子にしたら、

さっぱりわかんねぇだろうな。

 

大好き、感謝、ずっとそばに。

 

今となっては、

それらの言葉で埋め尽くされた流行歌だけど。

 

歌詞としては全然グッと来なくとも、

そっちのが自然だね、やっぱり。

 

 

 

 

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セカンドワルツ

2022年03月03日 20時38分15秒 | つぶやき

 

『戦勝』を扱った作品であるから、という理由で、

チャイコフスキーの曲の演奏が控えられたとか。

そうなると、ショスターコヴィチも、になるのかな。

戦争においては、ほとんどの人が犠牲者であるが。

 

美しい音楽に国境はなく、

近しい人の幸せを祈る気持ちにも、

世界中変わりはない。

 

誰もが誰かの、近しい人である。

 

 

Dmitri Shostakovich - The Second Waltz

To se nevrati - use to say the Czechs being in a nostalgia mood and th...

youtube#video

 

 

 

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