猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

erimaの浮気宣言

2006年01月12日 23時33分50秒 | ハ~プニング!
いきなり衝撃的なタイトルとお思いでしょうが、実はワタクシ。
ゴンザと一緒に暮らし始めた当初、浮気宣言をしたことがあります。

なんて。
宣言自体は本当だけど、別に浮気がしたくてそう言ったわけじゃない。
一緒に住み始めた当初の、エゴとエゴのぶつかり合いに折り合いをつけてゆく過程で、そんな発言が飛び出したわけで。

実は.....
今ではとっても穏やかに仲良く暮らしている私とゴンザにも、ぶつかり合い、泣いたりした時期があったんだね~。
そう、あれは、私がまだまだ調子に乗ってて、ゴンザと一緒に暮らし始めても、夜遊びが絶えない頃。
一方ではゴンザも、感情のコントロールがあまり利かず、夜の世界にどっぷりで、ヤキモチ焼きだった、ということで。

あれは.....
ある日私が、ゴンザもよく知る男友達と飲みに行ったまま、携帯の電池切れで連絡が数時間とれなくなったことから始まった。
(で、ここから先は、ちょっぴり刺激の強い大人のオハナシになるので、皆さん引かないでね)

ゴンザは、数時間連絡がとれなかった私を
「浮気していたんじゃ?」
と疑い、私は、何で彼がたった数時間の連絡がとれなかっただけで自分を疑うのか理解できなかった。
だいたい、当時の私に一緒に飲み歩く男友達がたくさんいることは、ゴンザも承知の上で私と付き合っていると思ったし、数時間電話が通じなかったからといって何をそんなに大騒ぎするのかがわからなかったし。
しかし.....ゴンザが遠まわしに言わんとしていることを、注意深く聞き、しばらく考えて、私はこう気づいた。
「まさか...その何時間かに、どっかホテルとか行ってたと思った?」

すなわち。
ゴンザが言わんとしていたことは、そういうことだった。
<数時間>連絡がつかなかった私なのだから、よからぬ事をしていたのだろうと、そう言うのだった。
で、ドッカーン!

私はこう宣言した。
「あなたは、数時間連絡がとれなかったから、私が浮気をしていたのだと言うけど、浮気なんてする気になれば、5分あれば出来る。あなたが言うよからぬことも、別にホテルなんか行かなくったって、エレベーターだろうが、車のなかだろうが、その気になりゃ出来るのよ。だけど、私はあなたが好きだから、そんなことはしない。でもね、それをするのかしないのか決めるのはあなたじゃない。私。私は、あなたがどんなに騒ごうが、ヤキモチを焼こうが、そうしたければするし、したくなければしないのよ」
と。
そして、それは何も私だけに限ってのことではなく、誰にも共通することなのだと言った。
もちろん、ゴンザ自身にとっても。

それからというものの。
ゴンザは一切のヤキモチを焼かなくなった。
要は、意地っ張りで気の強い私に、ゴンザが大幅に譲歩してくれたのだが、しかしなぜかそうなると、私の方も自然と出歩かなくなっていった。
そしてそれは、今ある二人と二匹の穏やかな時間の入り口へとなり.....
互いがその時間を一番愛おしいと思うようになっていった。

え?
そんな宣言しておいて、私はヤキモチを焼かないのかって?
ええ、ちっとも。
ゴンザは職業柄、若くて可愛い女の子にも、また粋なお姐さんにもたくさん知り合いがいるが、私は全然平気。
仕事終わりに彼女らを送ってこようが、メールや電話をもらおうが、なんとも思わない。
世の中ではよく、パートナーの携帯チェックをする女性の話など聞くが、チェックして、何かを知って、いったいそれをどうしようというのかと思う。
わざわざ自分をパラノイアに追い込むようなことをして、得をすることなど何もないのに。

しかし、私が今こうしてこんなことを断言できるのは、ゴンザが私をどっぷり安心させてくれているからでもある。
例えばゴンザが今現在浮気をしていたとしても、私はこれっぽっちも彼を疑っておらず、また幸せなのだから、それは浮気をしていることにはならない、というのと同じ、ということだ。
ちょっとわかりにくいけど。

そして、それこそが私にとっての男の甲斐性。
ああ、またのろけになっちゃった?(笑)

ちなみに。
ヤキモチ焼きだった頃、大きな荒い声を出すことの多かったゴンザ。
私に
「<大きな声を出す>というのと、<怒る>というのは違うことよ」
と言われてから、二度と大きな声を出していない。

なんて素晴らしい人なんだ!
コメント (6)
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