猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

ふたつの死にまつわるウソ泣きな人々。

2007年05月31日 10時48分40秒 | ぶ~すか言ってやる!
なにやらここ数日。
某大臣の自殺で大騒ぎしている島国ニッポンですが。

私にはまったくもって、『死をもって』何が償えるのか。
どんな責任がとれるというのかがわかりません。

むしろ、『それは妻が知っているので』というような、家族にすべてを押し付けて逃げる姿勢。
それに怒りを感じる次第。

生きたくても生きられない人間がたくさんいる世の中で。
何が悲しくて自殺などするのか。

私は政治家は私腹を肥やせるくらいでいいと思うし(正直だけが美徳ではない)、ただそれならそれで、きちんとした言い訳ぐらい出来るように最初からしておけよと思わないでもないが、
(というか、それがばれないくらいに『優秀な』側近がいればなお良い)
何がどうであっても、自分のしたことを『自殺』で決着つけるのは違う。
(死刑になるなら納得がいく)

まあ、人の立場というものは、『上』へ行けば行くほど、ある一定の地点から、自分が望んでいる方向とは違うものになりがちだし、組織で仕事をする中では、『違う』と思っても、下を守る為、または自分の地位を守る為、または大義のために、それをグッと飲み込みながら『毎日』をこなしていかなければならないことも大いにわかるんだけど。
(んでもって、そんな『毎日』が積み重なった結果、自分ではもう引き返せないところまできていることに気づく、ということがあるのも)

しかし、やっぱり人間はどこかで『ケツをまくる覚悟』を持たなければいけなくって、そのケツをまくる覚悟さえあれば、やり直せないことなんてないと思うのだ。

っつーか、死んでお詫びをするくらいなら、すべて捨てて放浪の旅にでも出りゃあいいんだよねぇ。
無責任にすべてを放り出す、という意味ではすべて一緒なんだから。
(でもって『失踪』なら家族には「お父さんは(息子は)きっとどこかで生きている」という希望も持たせてあげられる)

.....しかし、私が今日言いたいのはこんなことではない。

その某大臣の死にまつわる二つの発言についてだ。

まず一つ目。
石原慎太郎の

「死を持って責任をとったということで、彼もまたサムライだったんだなと」

って.....なんじゃそりゃ?

都民の皆さん。
こんな男を都知事に選んで本当によかったんですかねぇ?

日本人はよく『死を美化しすぎる』と言われるけれど、こんな考えがあるから自殺が後をたたないんだ。

んでもって二つ目。
高市早苗(内閣府特命担当大臣)の

「こんな時にも仕事をしなければいけないものですから」

.....しかもウソ泣き付き。

お前みたいな女がいるから、女が馬鹿にされるんだよ。

『こんな時だからこそ』仕事をしなきゃならない立場を望んでおいて何を言う?
涙のひとつも出ないクセしてウソ泣きなんかして。
(ウソ泣きするんだったら、自在に涙くらい出せるくらいになれ)

人の死=泣けばいい人。
    泣けば可愛い女。

大衆に、または男に媚びるその態度。
(んでもって逆効果)

別に私は男に媚を売る女が嫌いと言っているわけじゃないが、
(男だって女だって、好きな異性のために多少は媚を売るもんだ。「私はそんなじんじゃない!」ってヒステリックに否定する人もいるかもしらんけど)
媚を売る場所と日時・立場くらいわきまえろ。

日本全国で働く女性の立場と頑張りを引き下げるような行為を、何が悲しくって 『男女共同参画担当者』がしなければならないんだ?

だいたい、例えば死者のためだとしたって、ウソ泣きなんか捧げられても死者は喜ばんだろう?
っつーか、『人気取りに俺の死を利用する気か?』と怒るんじゃないの?

と、まあ久々にぶ~すか言ってみましたけど。

もうひとつの死。
ZARDの坂井泉水さんについてはご冥福をお祈り申し上げます。
(ZARDも彼女のこともよく知らないけど、同年代だし、同じ女性として)

しかし、カメラをチラッと横目で見ながら号泣(もちろんウソ泣き)していた自称『ZARDファン』の女!
こういう輩ってよく有名人の死なんかで出てくるけど.....
どうにかならんか?

秘密の花園

2007年05月30日 08時35分27秒 | 日記
もう、何年前からになるであろうか。

我が家の玄関ドアには常に、マグネットでくっつくタイプの一輪挿しがひっつけてある。

これは、ガーデニングを始めた当初から、3階のベランダ(我が家)で咲く花がなかなか人様の目に触れることが出来ないことに寂しさを感じた私が『せめて同じ階に住む人々に、出勤時や帰宅時など、我が家で咲かせた小さな花を見てもらおう』と、飾り始めたものだ。


        
        住民が利用するエレベーターのまん前にある我が家
      エレベーターを待つ短い間、花を眺めて待てたら楽しいよね!
       帰ってきたとき「おかえり♪」と花に迎えてもらうのも。


季節によっては小さくささやかな花を。
また、薔薇の季節には、その重さでマグネットがずり落ちていってしまいそうなイングリッシュローズの花を。
どこかから花を頂いたときにはその中の一部がそこに挿されるし、畑を始めてからは、野菜の花が飾られることもある。
そして、花のない季節には緑瑞々しいアイビーを。

私にとって玄関ドアに花を飾り続けることは、ある種の喜びとなっている。

ささやかなことだけど、押しつけがましいかもしれないけど、せっかく咲いた花だから、みんなに見てもらいたい。

ひっそりと咲く花も美しいけれど、誰かのために咲く花も、また美しいと思うから。

そして。
だからこそ、いつかは私もこんな秘密の花園を作りたい。


         
       今話題の『横浜ららぽーと』へ行かれるあなた!
  途中周囲をよく見回せば、この花園を見つけることが出来るかも


道ゆく人のためだけに、誰に頼まれるでもなく、一年のほとんどを通じて花が咲き乱れる場所。

ここは、とある川の土手だが、先日通りがかったら、太陽が照りつける中、一人の中年男性が黙々と草取り作業をしていて.....
ああ、この方がこの美しい花園を作っているのだなぁということがわかった。

自分のためでなく、一人のためでなく、ただ、そこを通り過ぎてゆく誰かのために花を育て続ける、その尊い姿。

ここはみんなの.....
秘密の花園。

すごいなぁ。


     
                 こちらはケーキの上に咲いた花
                     『サクラのケーキ』


私たち人間は、自分で思っているよりずっとずっと、小さな花や犬や猫に癒してもらっている。

通り過ぎればただの景色でも、私たちは無意識にそこからたくさんのものをいただき、また明日へと繋がる活力としているのではないかと思う。


     
      こちらのお方は父の墓参りに行くと必ずお寺の前にいるデブ猫くん。
       しかし見るたびにどんどん太ってゆくので最近少し心配だ(笑)
    しかもこの猫に親近感を抱かれたか、異様になつかれているゴンザ(爆)
         なぜか彼はいつでもどこでも、犬や猫にモテモテだ。


私が飾った一輪の花には、この花園ほどのパワーはないかもしれないけど.....

私はこれからもこの一輪を大切にしていきたいと思う。


     
        墓地へ降りる階段には白く小さな花がはらりと落ちている

        
     デブ猫君に「またね~!」と声をかけると、「また来いよ~!」と
         しっぽをパタパタさせながらお見送りしてくれた

     
そしてこちらは私が花を活け換えている間、必ず足元でお手伝い(?)してくれるお方。
           しかし彼女の本当の目的は玄関ドアが開く際、
        脱走してエレベーターホールでゴロンゴロン転がること(笑)
  ちなみにこの日は花束についていたリボンを首につけられて迷惑そうだった(笑)


ドイツ産、京都回り、横浜行き。 - 甘い経験 -

2007年05月29日 00時50分48秒 | 美味しいもの
ふっふっふっ♪

ふひっ.....へっへっへっ♪

ひ~っひっひっ♪

は~っはっはっはっ。

ホ~ッホッホッホッホッホッ。

皆さんっ。

ついに我が家に、我が家にっ。
フレッシュなホワイトアスパラガスが届きましたっ!

ドイツ産の、とれとれぴちぴち。
ふっといふっとい立派なホワイトアスパラガスがっ。

ついに王者の風格を持って、我が家に、そのやんごとなきお姿をお見せになりましたのですっ!!


     
                     まさに王者の風格


いえね。
実は、私がこのblogを始めた当初から、互いのblogの行き来をさせていただいているt-cat様がですね。
いつも『旬の味だ~』『こんなもの食った~♪』と大騒ぎしている、あまりに食いしん坊な二人の様子を見て、

「ではこんな食材はいかがですか?」と。

「生のホワイトアスパラガスが食べられるのは6月までですから」と、

京都へ若冲展を見に行かれる際に、あちらでご縁のあるお店に寄られるとのことで、そちらからわざわざ、このホワイトアスパラガスを我が家へと送って下さったのです。

いえね。
本来なら、大人の態度として、最初に『お勧めの食材があるのです』と言って下さったお言葉に飛びつくべきではないのはわかってます。
増してや図々しく『本当にいいんですか?』なんてメールをすべきでないのも(笑)

でも、でも、本当にめったに手に入らないフレッシュのホワイトアスパラガス。
しかもドイツ産。

こりゃ、食べたくないと言ったらウソになるじゃありませんか!

ええ、私は一も二もなく『よ、よろしいのですか?』なんて、t-cat様のご親切に飛びつきました(笑)
(すみませんん、図々しくて)

そして.....
t-cat様は本当に、お忙しいスケジュールの中、これを買い求めて我が家へと送って下さったのです。

うう、なんてありがたいんでしょう(泣)

もうね、こりゃこの王様たちを最大限に味わわにゃ、失礼になります。

ええ。
もうこうなったら食いしん坊の本領を発揮しないわけにはいかないと。
ワタクシたち。
気合を入れて調理をさせていただきました。

まずはこれ。


     
       ホワイトアスパラのグリル、シンプルに藻塩とオリーブオイルで。
                               (erima作)

素材がいいからこそシンプルに味わいたい貴重な旬の食材。
まずは、皮をむいて酢を入れたお湯で4~5分茹でて、さらにグリルしたアスパラに、藻塩とエキストラバージンオイルをかけてその甘味と食感を楽しませていただきました。

ああ、シャクシャクした歯ざわり、あま~く、なんとも言えないジューシーな味わい♪
ん~、んまいっ!

私が今まで食べたことのあるホワイトアスパラ(フランスのもの、北海道のもの、タイのもの)のどれよりも甘く、ジューシーで、かつ食べ応えがあるドイツの王者。

ああ、なんて幸せ♪

そして、さらにこんな風に変身した王者も。


     
            ホワイトアスパラのオレンジビネガーソース
                           (erima作)

     
          ホワイトアスパラのワサビクリームソース、畑の野菜添え
                               (erima作)

この二種は、皮をむいて15分ほど茹でたホワイトアスパラにそれぞれソースをかけたものですが、
上がオレンジビネガーに野菜(キュウリ、オニオン、ラディッシュ、トマト)を刻んだもの、雲丹醤、塩、コショウ、オリーブオイルのソース。
下がマヨネーズ、ワサビ、酢、コーヒー用のポーションミルク、醤油数滴、刻んだイタリアンパセリ、塩を混ぜたソースです。
(それぞれ、使った野菜もトマトをのぞいてすべて我が家の畑産)

んでもって、他にも王者はこんなものにも変身しましたよ~。


     
5分ほど茹でたホワイトアスパラをピーラーで薄くスライスしてバターでソテー
パスタにからめて.....

     
             畑で獲れたルッコラをたっぷりトッピング
                           (ゴンザ作)

     
           こちらは一緒に食べた『雲丹醤(うにひしお)のパスタ』
                     これもんまいっ♪


普段パスタを作り続けているゴンザも思わずうなる、ホワイトアスパラとバターが織り成す最高のハーモニー♪

スライスしたことによって、薄くしなやかにパスタ&ソースに絡みつくアスパラに、思わず二人、『甘い~』『美味い!』と、ときおり絶句しながらも夢中で食べ続けました。

ああ~、しつこいようだけど(笑)なんという幸福!

そして、こんな幸福を我々に分け与えてくださるなんて、t-cat様はなんて偉大なお方!


        
                   これが『雲丹醤』
                  バターとよく合います


思えば、私がblogというものを始めて最初にコメントというものを入れさせていただいたのがt-cat様のblogでした。
blogで知り合ったお相手と初めて実際にお会いしたのもt-cat様ですし、本当にこれまで様々に励ましていただいたり、温かい言葉をかけていただいたり、もういただいたご恩を数え上げればきりがない。
(私の女神マリリン・モンローの写真集までいただいてしまったし)

なのに、なのに、今度は『美味しいもの』までですよ。

私とゴンザは果たして、どのようにこのご恩をお返しすればよいものやら。

いえね。
もう気持ちとしては、二人で裸踊りでも披露しないことには収まらない感じですが、それは『恩返し』ではなくただの『嫌がらせ』だろうと言われる気がしないでもないし(爆)
うう~んどうしよう.....

いや、悩んでいる場合ではない!
だってとにかくとにかく今は感謝の気持ちでいっぱいなんですもの。

t-cat様、本当に本当にありがとうございました~!

ああ、あのお味。
思い出してもうっとりです.....

美味しいものをくれる人。
それは天使.....(爆)


     
          こちらは妹が持ってきてくれたキャラメルムースのケーキ
                     これも絶品!
                しかし私、もらってばっかやな(笑)

     
                  そしてこちらはゴンザが
         「あまりに珍しい色で綺麗だったからerimaちゃんにと思って」
           と、私に買ってきてくれたカーネーションの花束
    写真では少し明るめの発色だが、黒っぽい深い紅が気品に溢れて美しい...
                  t-cat様へ愛をこめて捧げます

小さなグリーンゲイブルス

2007年05月27日 06時45分27秒 | 携帯から
一人チャリンコで遊んでたら、小さな小さなグリーンゲイブルスを見つけた!
(我が家のグリーンゲイブルスについてはコチラをクリック→1 2 3 4

汚い川の土手だけど、だからこそ、この風に揺れる花たちが愛しい。

最近はガーデニングブームもあってか、こぼれ種でいろんな花が増えるんだなぁ。

私は白い小さな花が穂の周りを取り囲んで、まるで冠のように咲いてるやつが好き!

揺れてる、揺れてる~♪