猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

逝きし世の面影に。

2010年01月30日 16時44分58秒 | つぶやき

 

再び登場、こちらの本。
読み始めたけど、なかなか進まず.....
なぜかといえば。 

 

以前からずっと読みたいと思って買っておいた本のページが、
いざ手にとってみると、なかなか進まない。

各所で目にする書評を見る限り、
読み進めれば、絶対おもしろいはずなのに.....

こうなったのは、ひとえに私の頭が悪いせいだ。

著者の、難しく持ってまわった言い回しが、
日本語の理解力に欠ける私には、どうにもこんがらがって。

けれども理解をしないままに先に進むのは嫌であるから、
数行読んではまたその行を何度か読み返し.....

「えっと、これはこういう意味でいいのね」
「ああ、これはいったいどう理解すればいいのか」と、
それを延々と繰り返す(笑)

 

こちらは美味しいもの。
ゴンザ作、ピンチョス。

 

たとえば.....そう。

 『マイノリティが自己決定と表現を獲得することへの共感という点をとっても
  彼の言説は八〇年代を風靡した脱構築主義といちじるしく整合的である』

とか。

もっと簡単にいえば、結構誰にでもわかりやすい話であろうところを、
とても難解な言葉で綴っているがゆえに、
敷居が高くなるというか、
読み解こうとするうちにその作業に飽きるというか(笑)

まあ、これはプロの書かれたもので、
著者が内容を述べるに一番ふさわしいと思う言葉を選ばれたと思えば、
私のような、アホな一読者がどうこう言うことでもないのだろうが.....

進みたいのに進めないのは、結構ツライ。

っつーか、こそっと本音を言えば、
プロであるからこそ、バカにもわかるように書いて欲しいというか(笑)

 

昨日はおでんだったので、それと一緒にこんなものを。
奥が青唐辛子味噌の焼きおにぎり。
手前はフツーの焼きおにぎり。

 

ちなみにこの本。

内容はというと、幕末期から明治にかけて日本へやってきた西洋人が、
当時の日本をどう見たのか、彼らの著述したものを通じて、
見直してゆく、というもの。

分厚い文庫本の帯には、本文内の引用として、こんな言葉がある。

  子供へのこんなやさしさ、両親と老人に対するこのような尊重、
  洗練された趣味と習慣のかくごとき普及、
  異邦人に対するかくも丁寧な態度、
   自分も楽しみひとも楽しませようとする上でのこのような熱心 -
  この国以外のどこにこのようなものが存在するというのか

まだまだ読み始めたばかりだから、当時の日本について、
どこの国の誰が、このように書いてくれていたのかもわからないけれど.....

きっと、当時の日本は、本当にそんな場所だったのだろう。

(多少のリップサービスはあったとしても)

ああ、早く、そんな感動的な部分まで読み進みたい(笑)

 

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インガナイキモノ。

2010年01月29日 14時31分33秒 | つぶやき

 

アンリシャルパンティエ、【フランスのおやつ菓子シリーズ】の、
『ベレ・バスク』315円は、チョコクリームとビスキュイショコラに、
チョコスプレーがたっぷりまぶされて。
これまでのアンリのケーキより、少し価格も手軽なこのシリーズ。
正直、私は夏に出ていた数種類の方が好きだったけど...

 

人間というのは因果な生き物だ。

ヒトが結局は動物の一種であるなら、
繁殖行動が可能になれば、性に興味を持つのも、
本能に従い、それを行動に移そうとするのも、
(もちろん相手の合意の上で。または一人で)
しごく当たり前のことであるのだが.....

社会的システムとか、道徳であるとかの観点などで、
それを咎められたりする。

まあ、動物と違うのは、それが可能になった時点で、
ヒトはまだ一人立ちをしていない、という部分であるが。

それにしても、性に興味を持つこと=悪であるとか、
恥であるという考え方は、逆にヒトの行動をゆがめていくように見える。

(『恥じらい』はいいけどね)

 

こちらは少し前。
我々がテキサスバーガーにかぶりついているのをいいことに、
残ったポテトを泥棒する誰かさん。
すると、この容器の大きさが彼女の顔にちょうどよかったのか、
すっぽりハマって抜けなくなってしまい.....大笑い(笑)
「あっ、マック仮面だ~!」
相変わらずオイシイぞ、ちゃあこ。

 

また、同じく。

ヒトのメスがあくまで動物の一種であるなら、
立派な巣を持つオスや、
美しい羽を持つオスに惹かれるのは当たり前のことであると考えられるが。

実際には立派な巣を持つ=金持ちや、
美しい羽を持つ=いわゆるイケメンとやらに女性が惹かれれば、
とたんに「ビッチ!」「結局は金か、顔か」と、
批難を浴びたりするのだ。

まあ、実際は、立派な巣にも、美しい羽にも、
まったく興味がないメスが多数いることも、
人間が因果な生き物であるがゆえの、興味深い点ではあるが。

我々ヒトは、あまりにいろいろ縛られすぎて、
すべてを自分で制御出来ると、盲信しすぎちゃいないだろうか?

動物であることを、忘れすぎて。

 

こちらはある日の夕食。
手前の油揚げには納豆と下仁田ねぎのざく切りがたっぷり詰まってます。
こんがり炙って、大根おろしとおろし生姜を添えて。
右はじゃがいも入りコールスロー、奥はごぼうと茄子の揚げびたし。
それにお味噌汁、大根のぬか漬けをつけて。

 

基本のルールは守っても、
抑制しすぎは体に毒だし
己のすべてを思いのままに出来ると思うなら、
それは驕りというものだ。

人間というのは因果な生き物だから.....

きっと、その因果な部分も含めて、ルールを守り、
人間であるがゆえの自制と、
動物である己を多少自覚して楽しむのが、
一番いいのかもしれない。

ヒトはあくまでヒトであり、
やはり動物の一種であるから。

 

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狭いニッポン、結構広い!?

2010年01月28日 03時33分19秒 | 美味しいもの

 

食用菊が安くなっていたので.....

 

blogを始めて驚いたのは。

「日本は広い!」ということだ。

『情報伝達手段が発達し、地域色が失われつつある』とはいっても、
まだまだ、各地、各県。

文化、食生活に違いがあって、
とても興味深い、と。

 

冷蔵庫にあったものといろいろ合わせて、春色の食卓。

 

『北海道では豆まきに落花生をまく』とは、
このblogをはじめて、
それこそ初めて知った驚愕の事実であったし、
【ちくわパン】や【ようかんパン】なるものを知った際にも、
かなりの衝撃を覚えたものだった(笑)

関東では【エボダイ】と呼ばれる魚が四国では【ぼうぜ】と呼ばれ.....

さらにそれが押し寿司として食べられていることを知ったときなど、
驚くより先に「食ってみたい!」が先に立ち(爆)

blogがきっかけで仲良くなったGONCYA様に、
【フィッシュかつ】なる、未知の食べ物を送ってもらった際には、
その美味しさに「なぜこれまで関東の食品業者はこれを放っておいたのだ!?」と、
軽い怒りさえ覚えたものである(笑)

 

まずは菊の花びらを散らして(むしって)酢の少量入った熱湯で、
さっとゆで上げ、冷水にさらして水気をしっかり絞って下ごしらえ。

 

各地域で異なる風土や風習は、
そこにまつわる食文化を独自に発展させていったのだろう。

長細い日本列島には、まだまだ秘密が隠されている。

そういえば、山形出身の母親を持つがゆえ、
私が何度かここで取り上げた【鯉の甘露煮】なんかも、
もしかすれば、食べる地域が限られているのかもしれないし、
薄紫の食用菊、【もってのほか】などは、
考えてみれば、まだ、あまり一般的ではないものかもしれず.....

そんな情報を集めてみたら、おもしろいなぁと思うのだ。

「それなあに?」「どうやって食べるの?」と、情報交換したりして。

 

【じゃこと桜えびと菊の混ぜご飯】
じゃことゆで上げ桜えび、菊のおひたしをそれぞれ、
適当に炊きたてご飯に放り込んで、仕上げに白胡麻を散らして香ばしく。
奥に見えるのは【竹の子と牛蒡と高野豆腐の煮物】

 

食べることは人の基本だから、話題にゃこと欠かないし、
まだまだ、興味も尽きない。

さて。

あなたの住む地域には、何か独自の食文化がありますか?

列島縦断してみれば、あちこち、雑煮のおつゆも中身も違うニッポン。

これからも何が出てくるか楽しみ~♪

 

手前が【菊と菜の花のおひたし&雪うるいの辛子酢味噌】
奥は、【下仁田ねぎたっぷりの厚焼き卵】
それに、【キャベツの味噌汁】をつけて、出来上がり♪
ほんのり香る菊の香とほろ苦さ、甘さは、大人のお味。
シャキシャキ雪うるいも美味しい。

 

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はじまりましたね。

2010年01月26日 21時45分06秒 | ハ~プニング!

 

いただいたカタログギフトで選んだのは、
ゴンザの好物アイスクリーム。
アールグレイ、ショコラ、マダガスカルバニラのセット。
しかしフォションさん、ちとこりゃ甘すぎないかい?特にバニラ。

 

起きたら目が痒い。

ただひたすら、
痒い、痒い、痒い。

そろそろ来るのはわかっていたけど.....

いざ始まると、毎年のことながら、
やり場のない怒りに「うがうがっ」となる。

 

あれ...!?
ゴンザの上着からひょこっとのぞいているのは?

 

「ああ、でも、まだ始まったばかりだから、
 飛んでるのはわずかなのか、口の中は痒くないわ...」

なんて、窓を開けたまま洗濯していたら。

「痒い~!やっぱり痒いやんけ!」

みごとに口の中まで痒みが侵攻してきたのだった。

あ~、もう!

毎年大きな字で言うけど

杉なんて一本残らず斬り倒してしまえ!

 

すっかりこの状態が気に入ったちゃあこ。
ゴンザがこれを着て寝ていると、襟もとを片手で掘って、
「入れて~」とぐいぐい首を突っ込んでゆく(笑)
ゴンザ、嬉しそうです。

ああ、今年もまた、桜が咲いて散る頃まで、
あの、目と鼻と口内の、
気も狂わんばかりの痒みと闘わねばならないかと思うとぞっとする。

皆さん、花粉お見舞い申し上げます。

 

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買ってみなけりゃわからない。食べてみなけりゃ...

2010年01月25日 21時28分53秒 | 美味しいもの

 

もう昨年末のことになりますが。
スーパーでこんなものを見かけたので、買ってみました。
【アピオス】(ほどいも)という名のこのマメ科の野菜は、
昔ネイティブアメリカンが戦闘の前に食べたと言われているそうで、
カルシウムはジャガイモの30倍、鉄分4倍、エネルギーは2.5倍、
他にもビタミンE、イソフラボン、繊維質を豊富に含むのだとか。
日本へは、明治時代、輸入されたリンゴの苗木に種がくっついて、
青森県へ伝わってきたという話で、当時から東北の農家では、
産後や病後の栄養補給に食べられていたらしいです。

 

スーパーへ入り、周りを見回せば。

20年前、30年前と比べて、手に入るようになった食材の、
なんと豊富なことよ。

『かつては、まだ改良されておらず存在そのものがなかった野菜』が、
今は手軽に手に入り。

『昔は名前こそ知っていたものの、手に入らなかったあこがれの果物』
『または、専門店で売ってはいても、高価すぎて手が出なかったもの』
なんてものが、
今ではちょっと大きな店へ行けば、
庶民の手の届くお値段で売っていたりする。

 

【アピオスときのこと蕪のバター醤油炒め】
端っこのとがった部分を包丁で落し、皮のままレンジでチンしてから、調理します。
お味と香りはそう、ちょうど、茹で落花生とジャガイモを合わせたような。
とても美味しく、食べていても栄養価が高いのがわかる感じがします。
ちなみにアピオスは、花も美しく香りがいいそうで、
観賞用としても植えられていたのだとか。

 

インターネットでぽちっとすれば、
たいがいのものは手に入る時代。

そんな消費社会は、不景気ではあっても、
まだまだぐんぐん色んなものを店頭に押し出してくる。

「あら、これなあに?」

「なんだこりゃ、初めて見た!」なんて、
新しい野菜や果物が、日々、見かけられるおもしろさ。

 

こちらはデパ地下の青果店で見つけた、三重県産【メイヤーレモン】6個で280円。
普通のレモンより糖度が高い、オレンジとの自然交雑で誕生した品種とか。
防カビ材を使ってないので安心して皮まで使え、マイルドな酸味が魅力。
言ってみればちょっと和風というか...
個人的にはきんかんのような風味がごく僅かに感じられた気がして...
果汁もすご~くたっぷり、すごく美味しい。

 

もしかすればこの中のいくつかは、
さまざまな理由であまりウケもせず、
定着もせずに、消えていってしまう運命なのかもしれないが。

それでも食いしん坊の私としては、
一応、それが手の届く値段である限り。

一度はチェックしてみたいと、
好奇心丸出しで、そっと手を伸ばすのである。

 

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