猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

ゴンザ、激ヤセの危機!

2008年09月29日 21時43分20秒 | ゴンザも隣人!?

「最近、首周りにすごく寝汗をかくの」

ゴンザが言う。

 

いつも騒がしい二人が揃って大人しいとき(笑)

 

なんだかベタベタした汗が、
Tシャツの襟が濡れるほど、就寝中に出ているらしい、と。

.....と。
彼が差し出すTシャツは、
なるほど触ってみれば、首周辺にずっしりと水分を含み、
本人がそれを気にするのも頷ける。

おまけに、「あんまり酷いようなら、お医者さんに行って相談しないとね」
と言った私の言葉に、素直に「うん」とうなずく、三歳児を見れば、
不安は否応なしに増してゆく.....。

 

二人が大人しく寝ている間、私が何をやってるかというと.....
まだまだ採れるシソに手を焼いてます(笑)
実と葉をわけて、さらに綺麗な葉をよりすぐって、加工。
もう「業者か!?」ってくらい、追われてます(爆)

 

.....と。
数日が過ぎた頃、また彼が言う。

「酷い寝汗って、自律神経に問題があるとか、
 あとは体重が減るなら、悪性リンパ腫とかの可能性もあるんだって....」

私は驚いて、『それなら余計病院へ行ったほうがいいんじゃないの?』
『他に心当たりのある症状はないの?』などと尋ねてみる。

毎日をゴンザと過ごす私は、かえって彼のちょっとした変化を、
見逃してしまっているのかもしれない。

いや、まあ、体重が減っているようには決して見えないけれど、
もともと丈夫な人じゃないし、でも食欲は満点だし.....

 

秋色が深まってきますね。

 

.....と、また数日後。

「ひさびさに締めたベルトがゆるい」

と、共に外出中のゴンザがこう言い出す。

私はいよいよ青くなりながら、『そのベルトは以前はぴったりだったの?』とか、
『何かがずれて、ただゆるくなったように感じただけではないの?』とか、
色々聞いてみる。

 

ひらひら、載っているのは色づく木の葉かな?
『アンリシャルパンティエ』パリコレは淡い色と.....

 

第一、本人はベルトがゆるいというけれど、
そのベルトに支えられるべきパンツ(ズボンね)は、
どう見てもゆるそうに見えないし.....。

そこで私は疑問をそのまま口にしてみる。

「で?おズボンもやっぱりゆるゆるなの?」

「ううん。ズボンはむしろキツキツ」

 

濃い秋色。
これ、すんごい美味い~!
カシスのムースとマロンのムース、ショコラの土台が絶妙!
やるな、クリストフ・フェルデール。

 

......う~ん。

ベルトだけがゆるくなって、服がかえってきつくなる.....
そんなことがありえるのか。

と。

私が悩んでいると、ゴンザはこう切り出す。

「家に帰ったら、体重計ってみるよ。激ヤセしているかもしれないし.....
 そしたら病院へ行く」

まっすぐ前を見つめ、物思いにふける男......。

と。
彼の視線の先には、某百貨店開催の、『北海道物産展』会場があった。

 

とりあえず匂いにやられて買っちまいます。
北海道といえばいかめし~♪

 

そして数時間後.....。

帰宅したゴンザは緊張した面持ちで、こう切り出す。

「今ならおなかがペコペコだから正確な体重がわかるよね。体重計ってみるよ」

.....と。

それきり彼が黙ったままなので、私は不安になり、
少々キツイ言い方で、結果がどうであったのか、答えをせかす。

「......大変だよ、erimaちゃん。どうしよう.....」

ゴンザの切羽つまった声にいや増す不安。

やっぱり、やっぱり激ヤセなの!?
どうしよう.....

 

そして、ケーキより甘いんじゃねぇか!?ってぐらいのとうもろこし。
買うとき、「1本だけでいいの?後悔するよ~!」っておばちゃんに言われけど、
ホント、おばちゃん、あとですんごい後悔したよ~!
すんごい美味いの、これ~♪

 

が、続いて聞こえた声に、私は思いっきりずっこける(←古い言い方だけど)。

「ごっ!?...500グラム増えてる~~~~~~!おなかペコペコなのにぃ~!」

.......激ヤセ疑惑のはずが、結果は0.5キロ増。

いや、これが満腹時なら、2キロ増?(爆)

緊張がとけたのもあり、二人は大笑いする。

「ベルトはやっぱり何かがずれちゃったんだねぇ」

「ああ、激ヤセ激ヤセ(笑)」

やっぱり、私が思った『どう見てもゆるそうに見えないパンツ』は、
逆にきつくなっていたのだ。

私はやっぱり彼をよく見ていた。

百貨店で仕入れたあれこれを、
美味しそうにほおばるゴンザを見ながら私は思う。

『ここからは激ヤセを心配するより、
 ダイエットを気にしてあげたほうがいいんじゃないの?』

激ヤセ疑惑で幕を開けた我が家の秋ではあったが、
しかし、とにもかくにくも、悪い病気でないようで、よかったよかった。

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今昔物語 ~蔵出しスペシャルふたたび

2008年09月27日 08時10分40秒 | アルバム

今日はネタがないので、蔵出しスペシャル再び。

白いドレスは以前に出したので、今回は打掛で。

 

.....昔々、おばさんは、こんなお仕事をしていました。

 

日本中が浮かれまくっていたバブル真っ只中。
撮影の合間に。


 

おばさんにも実は、若い娘さんの頃があり.....

その娘さんは、この仕事をして初めて、
打掛というものを着たのですが、
初めてそれに袖を通したときは、さすがの娘さんも、
仕事とはいえ、なにやら神妙な心もちになったものでありました。

 

簪が素敵~♪

 

しかし、娘さんもだんだんそれらのことに慣れてゆき.....

 

ど、どこの演歌歌手だ!?

 

いつしか歳を重ね、演歌歌手のような雰囲気に(笑)

 

こんな色、誰が着るんだ!?

 

ときには内心、「ちょっとこれは着たくないなぁ」なんて、
贅沢を思いながらも、長いこと、この仕事を続けたのでした。

 

仕事の合間のスナップとはいえ、なぜトイレの前で!?(笑)
そして思う。
人間って歳をとるとなぜ顔がでかくなるの?(爆)

 

そして、娘さんは、ある日気がつくのです。

自分がもう娘さんではなく、おばさんであるということを。

打掛やドレスも似合わなくなってきて......

それを脱ぐ日がやってきたことを。

 

すっかりこういった着物のほうが似合う歳になりました。
(これはもうずいぶん前だけど)

 

それでも、娘さんは幸せでした。

娘さんがおばさんになっても、
美しい衣装や舞台が過去になっても.....

女として生まれてきて、このような仕事に携わることが出来て、
心底楽しかったし、ありがたいと。

今は昔.....

遠く、懐かしいお話でした。

 

蔵出しスペシャル、また続くかも。

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怖いもの見たさ。  寄生虫の話です。さすがに写真はないけど、嫌いな人はスルーでね♪

2008年09月26日 03時38分00秒 | 日記

最近。

なぜか私とエスパー妹のあいだで、
寄生虫について報告しあうのが流行っている(笑)

 

9月23日開催の、横浜線開業100周年イベントは大盛況!
先日、朝5時30分の時点で大行列だったと報告しましたが.....
イベント開始時刻には、こちらの横浜線せんべいを含め、
すでに限定グッズはすべて売り切れ(驚)

 

.....いや。

誤解を招かないように言っておけば、
何も私や妹が寄生虫を持っているというわけではなく(爆)

「You Tubeにすんごい動画がある!」
(カタツムリを乗っ取って操り、子孫を残すヤツや、同様の行為をするハリガネムシ)

とか、

「ああ、そういえばタイノエって知ってる!?」
(文字通り、タイの口の中に寄生するビッグなヤツ)

とか、

どこかで見かけた写真、及び、映像について、語り合い、
報告しあっているだけ、なのだが.....。

 

「横浜線なんてローカルな線のイベントに人は来るのか!?」
なんて言っていた私ですが.....鉄っちゃんの情報収集能力と熱意を侮っていた。
見て下さい、彼なんて集音マイクみたいの持ってます。
電車の音を録るのかな?

 

なぜ、この痛い姉妹がこのようなことをするようになったのか。

それは我々にもわからない(笑)

ただ、思い当たるのは、昔塩辛を作っている過程で、

「うわっ!これ、アニサキスじゃね?」

「うわ、ホントだ~」

などと、実物を見つけ、
(イカはアニサキス以外にも寄生虫をつけてるので、
 裏もよ~く見て、処理してから食べましょう)

「ねぇねぇ、ナマモノを塩漬けにするのって、
 こういう虫対策のためでもあるんだよね.....?
 ホントに塩で寄生虫って死ぬのかなぁ」

「やってみる?」

なんて、一緒に『実験』をしたことがあったのは確かで、
そういった『不思議』が嫌いでないのは間違いない。

 

横浜線パン、欲しかったな~。
でもあの熱気だもの.....朝5時30分の時点で、
「地元民が開始ごろのこのこ来ても何も買えませんかね?」と、
駅員さんに聞いたら、乾いた笑いが返ってきたけど.....
彼は知っていたんだ、鉄っちゃんの勢いを(笑)

 

ちなみに、その恐ろしいアニサキスは、塩だけでは死なず、
酢でもダメ.....

醤油でかなり弱り、漂白剤で即死、だったのだが.....(酷)

本当にわからない。

なぜこんなことが流行っているのか(笑)

 

鉄道模型運転会は、覗き込む隙間もないほどの大人気!
子供から大人まで、『男の子』がそれを見つめる眼は熱い.....(笑)
こりゃ、まさに『鉄分補給』(と呼ぶのだとt-cat様に教えてもらった)ですな。

 

しかし、まあ、寄生虫ではなくっとも、
先日の姉妹間でのKGBブームを思えば、
我々がこういったブームにとらわれるのも、
自然といえば自然かもしれず.....。

まだまだブームは続きそうな予感(笑)

 

お弁当だって中身は結構ショボいのに(笑)
全部売り切れ!
「お並びいただいてもお買いいただけませ~ん!」と叫ぶ
担当者の声は枯れていた.....

 

そういえば、昔、臨床検査技師の資格を持った友人が、

「目黒の寄生虫博物館は面白いからぜひ見に行け!」

と言っていたのを思い出すが.....

もしかすると、私がここでサナダムシTシャツ
(↑寄生虫博物館で売ってる)を披露するのも、
そう遠くない日のことかもしれない(爆)

 

こちらは我がベランダに飛んできた、可愛い虫♪
もっこうバラの葉陰に憩って、またどこかへ~。
なんて名前の蝶々かな?

 

あっ、そうそう!

昔、エスパー妹と一緒に釣りをしていたら、
鰯のボディにかじりついてる寄生虫がいたんだけど、
あれは絶対、HRギーガーがデザインした
『エイリアン』(映画のね)のモデルだと思う(怖)

おなかに卵抱えてて.....
すんげ~、怖かった!

.....って、こんな話嬉々としてしてる私の方が怖い?(爆)

追記: そういえば昔GIGER BARってあったよねぇ(←確かバブルの頃)。
     東京のは潰れたけど、スイスには今もあるんだとか.....  
     

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実るほど.....。

2008年09月25日 00時15分23秒 | 

秋は、実りの季節。

そして、喜びの。

 

収穫をもたらす秋は、それを祝う祭りの季節でもあります。

 

まだまだ畑や田んぼが残る我が家周辺でも.....

人々が黄金色に輝く稲穂を祝って。

 

上にとまっている鳳凰(?)が、稲穂をくわえているの、見えますか?
これにはやっぱり、何か特別な意味があるんだろうね。

 

我が家の畑でもそろそろ.....

実をつけ役目を終えたものあり、
出番を待つものあり。

 

大葉が実をつけ、葉も黄変しそうなので.....

まる一日かけ、実と葉をそれぞれ分けて。

 

高くなった空の下では、
やっぱりみんな、忙しい。

 

実は醤油漬けに(プレーン・にんにく入り・梅干入り)
葉は、大葉味噌、ジェノバソースに(なる予定)。
しかし...ちまちま、葉と実を分ける作業は肩がこる~!
おまけに手は真っ黒だし(洗っても落ちない)。
しかもまだまだ畑には大葉が.....誰か助けて~!(爆)

 

嬉しげな人々。

悲しげな虫たち。

役目を終えたもの、
これからのもの。

 

山車の上に置かれたお獅子。
出番待ち?
それとも.....ちょっと疲れた?(笑)

ズラッと駅前広場に置かれたお御輿周辺は地元の人々でいっぱい。
そして、その向こうに見える駅構内、及び前は.....
全国から集った鉄っちゃんたちでいっぱい(笑)


感謝して、祝って、
引っこ抜いて、植えて.....

願うのは。

 

漬けたシソの実漬けで、さっそく一品。
秋茄子を塩で揉んで、水でサッと洗い、シソの実漬け、酢少々と和えただけ。
でも美味い~!

 

また一年、
変わらぬ日々が過ごせますように。

来年もまた、
こうして祝えますように。

 

お御輿を担いで揺らすのは、神の魂を揺り動かして活性化させるためだとか。
一番前で先導する女の子たち、名誉なお役目だね~♪
お母さんが一生懸命写真を撮って回る気持ち...なんかわかる(笑)

 

いよいよ、秋も本番。

ここからは、急ぎ足の季節。

 

またまた階下の病院で、仔猫が『売られる』季節になりました。
悶絶ものに可愛い姿を見られるのは嬉しいけれど、
その将来がどうなるのか、ちゃんと『買い手』が見つかるのか考えると、
とっても複雑.....そもそも、店頭で動物を売ってること自体、すごくおかしいと。

コメント (4)
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時代の残り香

2008年09月23日 03時26分13秒 | ルーツ

私の、『頭のおかしい父方の祖父』については、
これまでここにも何度か書いてきたが.....

この祖父について、私は最近、
『ろくでもないヤツだけど、たった二つ、いいことをしてくれたな』
と、思うことがある。

 

《フランス積み》の煉瓦が美しい、この、
先日携帯からUPしたトンネルですが.....

 

それは、明治生まれのこのジイさんが、
『その時代の匂いを持っていた』ことと、『お年玉だけはくれた』こと(笑)

特に、ジイさんが貫いていた、その生活スタイルは、
今ではもう見られないものとして、「ああ、貴重なものを目にしていたんだ」と、
あらためて思う。

 

実はこんな急坂の上にあります。
(横浜市南区)

 

私が物心ついた頃には、もう足の悪かったジイさんは、
部屋もまったく出なかったし、表に出ることは年に一、二度(病院)。

風呂に至っては、数ヶ月に一度しか入らないというクレージーさだったが(笑)

彼がトイレに行くとき以外はずっとこもったままの自室には、
仏壇と小さな火鉢が置かれ、余計な家具はなく.....
(足の悪さゆえ、座る場所こそ椅子ではあったが)

一年三百六十五日、着物で通すそのスタイルは、
当時でももう珍しいものだったと思う。

 

ここは【大原随道】
《2006年度土木学会選奨土木遺産》及び、《横浜市認定歴史建造物》でもあります。
延長254M 高さ3.62 幅2.44M 馬蹄型、昭和3年竣工。
『紫褐色の焼き過ぎ煉瓦と、白の花崗岩とで装飾されている
古典的デザインの抗門は、風格と美しさを備え.....』(土木学会HPより)
水道幹線路の随道で公道と兼用になっているのも珍しいそうです。

 

そして、それらが放つ匂い。

木造平屋建ての古い家屋と、湿った暗い庭、
着古した綿入れの着物や、火鉢、線香の匂いは.....

今も不思議と私の鼻の奥、つまり記憶の中枢に残り、
あれほど嫌だったあの家に、
今になって、わけのわからぬ郷愁を抱かせるのである。

 

そして、行ったときは全然知らなかったけど(笑)
ここはドラマ等のロケが多い場所でもあるらしい。
【濱マイク】や、ゆずのPVにも登場していたらしいです。
中はちょっと不思議な感じで面白い~♪
内部に進むにつれ、ひんやり涼しくって.....
ここを抜けたら違う時代に行けそうな、そうでないような。

 

それは、ジイさんが持っていた時代の残り香が、
日本人である私のDNAのどこかに働きかけているのだろうか。

考えてみれば、私と母に猟銃(空気銃?)をぶっ放したクレージーさも、
台所に灯油をまいて火をつけた錯乱も、
ひがな一日一升瓶を抱え、飲み続けることも、
時代の鷹揚さがあってこそ、許されていたのだろうが、
言い換えれば、その未開さこそが、時代の匂いだったのだと思う。

 

急坂の途中には、こんな明治時代の遺物が。


 

これが今であるなら、彼は即病院へぶち込まれるか逮捕だろうし、
だが、まだあの頃には、「あの人は頭がおかしいからしょーがない」とか、
『その家のことはその家でカタをつける』的な空気が漂っていたのだ。
(一応警察は来るけれども)

 

この獅子頭共用栓は、横浜市水道局が創設された明治20年ごろ、
イギリスから600基輸入され、使われていた近代水道の歴史的遺産。
かつては市内随所に設置され、広く愛用されていたのだそうです。
ちなみに今ここから出ているのは湧き水で飲用には不適。
完全形で残っているのは横浜水道記念館に展示の2基だけだとか。

 

そして、ジイさんは、頭のおかしさゆえに外部との交流を一切持たず.....

結局はそれが、あの古風な生活様式を崩さずにいられた理由となるのだろう。

私が知る限り、彼が【洋服】を着たことは一切なかったし、
ついでに言えば、『昼はそば、夜は刺身』という食事スタイルも、
一年を通して変わりがなかった。

母が出て行って、私が代わりに家事をするようになってからも、
おそらく、我々が出て行ってからも.....きっと。

 

大原随道や獅子頭共用栓が暮らしに密着した、
古きよき時代のランドマークなら.....
こちらは、なんのランドマークと呼ぶべきか。

 

私は彼がいくつで死んだのか知らないが、
(死んだという知らせはあとで聞いても、別に彼が何年生きたのかになど
 興味はなかったし、正直今でもどうでもいい)
一方で、彼が残した明治の匂いは確かに父に受け継がれ、
私にも受け継がれているのだと思う。

 

昭和5年進水、昭和59年引退の【日本丸】と、
平成元年生まれのコスモクロック。
(平成9年に一旦解体、11年に移転再運営)

 

あの匂い以外にも、父からうるさく言われた食事の作法や、立ち居振る舞い、

『畳のヘリは踏むな』『元旦は外出するな』『敷居は家の主の頭だ』
『洗濯物は干す前にシワを伸ばし、一旦たたんでからカゴに入れ、
 庭に出てあらためて拡げて干せ。長い物は真ん中、短い物は外側。
 .....その家の家風は洗濯物の干し方でわかるのだから』

.....は、きっと祖父が父に厳しく言ったこと、そのものなのだろうから。

 

大原随道からの帰り、反町で見たのは、昭和なコカコーラ冷蔵機。
表面には平成のコピーが貼られ。

 

あの古い平屋建ての家は、祖父の死と共に取り壊されたそうだが.......

記憶と習慣は我々に残り、
家の跡地では、生前の父からすべての権利を取り上げた
『長姉の三番目の夫』が、洋風の新しい家を建て、ふんぞり返っている。
(↑ちなみにこの一家もすんごいの。
 ここに書けないようなことばかりの家←いや、いつか書くかも!?)

 

追記: まったく関係ない話なんですが、本日9/23、JR小机駅では、
     横浜線開業100周年記念イベントが開催されます。
     で、今ゴンザを駅まで迎えに行ったら、すでに(AM 5:30現在)
     限定グッズを狙う鉄っちゃん(鉄道マニア)たちで行列が!(驚)
     鉄っちゃんパワー、恐るべし.....

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