猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

UMA(未確認動物)か!?

2006年01月24日 02時46分07秒 | ハ~プニング!
先日の、市場で買った大変美味なお刺身類に気を良くしたゴンザと私。
その味が忘れられず、今日もまた早朝から市場へ出かけて行った。

まだ日も昇らない冬の早朝。
黙々と、しかし慌しく働く男たちの間を縫って、狭い通路の両脇に並ぶ、新鮮そのものの魚を見て歩くのは実に楽しく心躍るひとときだ。
しかも、そこで手に入れられるのは、手頃な値段の美味しい魚。
それが食卓に上る光景を思い描けば、足どりはさらに軽やかになる。

しかし、市場で歩くのに油断は禁物。
ここでは、ちょっとよそ見をしていれば、行き交うフォークリフトや立ち乗りの運搬車に轢かれそうになる。
何より。
ここは男たちが働く場で、物見遊山気分で訪れるには申し訳ないような緊迫感が漂っている。
そして.....
それもまた市場の魅力と思えば、その朝が寒ければ寒いほど、厳しければ厳しいほど、臨場感がいや増し、希少な体験の味わいを深めてもくれる。

暖房の効いた帰りの車内で、その屋根にまだ残る雪が少しずつ溶けてフロントガラスを伝っていくのを眺めながら、私たちは様々な話をし、笑った。

我が家の駐車場に着くと。
そこはちょうど車を停めてあった部分だけを残して、いまだ雪にすっぽり埋もれている。
昼間、太陽が当たったと思われる部分は再び固まり、きらめく氷となって、街灯を反射している。
私たちは、雪をかぶっていない、元あった場所に車を停めると、市場で仕入れた大事な荷物を持って車を降りた。

しかし。
先日の雪だるまではないが、そんなにたくさん残っている雪を見て我々が黙っているわけがない。
駐車場の敷地内にある氷を片っ端から踏んで割る私。
それを
「危ないよ」
と諌めながらも便乗し始めるゴンザ。
と。
ゴンザが突然
「なんだこりゃ~!?」
と大声を上げた。
「?????」

ゴンザが立ち尽くす場所に駆け寄った私は、彼が指差す先を見つめる。
「うわっ、本当だ~。なんだこりゃ?」
そこにはひとつの足跡がある。
しかも.....
本当にたったひとつ。
他にはどこをどう探しても、何の跡も見つからない。
そこはまだ私も踏み荒らしていない、まっさらな状態だったのに。
う~ん。
形状からすると鳥?
でもなんでたったひとつ?
それに、鳥だとしても、こいつはかなり大きいぞ。
私とゴンザは。
それぞれの携帯に証拠写真を収めると、首をひねりながら家へと向かった。

.....もしかして、UMA!?
雪の日に残る足跡といえば、ヒバゴンとか野人とか色々な説があるけど。

しかし、首をひねりながらも、途中、自宅裏にある、他所の月極駐車場に残る、人がまだ踏んでいない雪を踏み荒らすのだけは忘れない二人。
「うっひゃ~♪」
「いやっほう~♪」

ご近所の皆さんにしてみれば。
我が家の駐車場の足跡よりも、よっぽどUMAに思えるに違いない、まだ薄暗い早朝、奇声を上げて走りまわる大人二人であった。

お願い、捕獲しないでね。
コメント (4)
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