天草から熊本に戻って一泊の後...
とにかく雄大な阿蘇へ。
旅のいいところのひとつは、
それまで『自分にそれほど関係していない』
と思っていた土地に、親近感が持てることだと思う。
まったく他人であった人が、
友人になったような、
何かご縁が出来たかのような。
したり顔で語れるほどではないけれど、
そこに立ったことで、感じることは増え、
曖昧な輪郭が、だんだんしっかり見えてくる。
ニュースも、物語も絵画も、
色や温度を持ち始めて。
あの地震によって、道は崩れ、地割れもあちこち。
『ボリビアカットの男』が乗りたがっていたロープウェイも、噴火の影響で運休中。
私たちが分け与えて貰っていることは、
そのまま、
そこで代々受け継がれてきた、暮らしの結果。
美しさには美しさの、理由があるのだろう。
美しい自然は、時に厳しい。お昼を食べたら出発だ!
湯布院で温泉に入り。
太宰府天満宮に立ち寄って。
飛梅を見て。
中州の屋台でイッパイやって。
博多の夜は更けてゆく...お世話になった皆さん、ありがとうございました!