『貴船』に行ってきました。
何かの値段を「安い」「高い」と、どう感じるかは、結局。
『それ』に、どれくらい『費用対効果』があるか、に尽きるのだと思う。
始めは「安い!」と飛びついても、
結局は高くついてしまったり、
「高いなぁ...」と思っても、実際の内容を思えば、
「これはそれだけの価値があるわ」と思えたり。
大人になれば、積み重ねた体験の中で、自然とわかるそんなこと。
貴船の川床は、まさに費用対効果抜群の、素晴らしい場所だった。
この度の京都旅行で、古くからのゴンザ友人が勧めてくれたその場所は、
文字通り、『大人の夏遊び』と呼ぶべき贅沢さで、
我々に涼をもたらしてくれた。
朝に降られた雨に、
「川床は無理かも...」と、諦めかけたにも関わらず、
午後にはすっかり、空も晴れて。
席についたまま、上流に目を向ければこう。
下流に向ければこう。
...雨降って地固まる。
...雨あがり水流れる。
鮎が、皿の上で跳ねる涼しさは、
小さな滝の、意外に豪快な音をバックに(笑)
俗世のうやむやを掻き消して。
行きと帰りの、ローカル線のコトコト音が、
現実世界に還るには、なんとも絶妙に心地よい、
貴船への旅。
世の中には、行ってみなけりゃその良さが、
永遠にわからない場所がある。
そして、その『世の中』に、
我々が留まることが出来るのは、
ほんの、『わずか一瞬』なのである。
これだけの贅沢をして、飲んで、一人一万円ちょいちょい。
もちろん選ぶお店によると思うけど、CPとしては最高だと思う。
紹介してくれたDちゃん、感謝!