猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

放蕩妻。

2021年10月18日 20時37分25秒 | つぶやき

 

相も変わらず、あっちの森、こっちの森への毎日。

倒木、朽木を這いずり回って...(笑)

でもこんなのが見つかるからやめられない!

 

 

自分で言うことではないかもしれないが、

『自粛』が始まってからというものの、

私の放蕩ぶりが止まらない。

 

朝、キノコ観察に出ては、

夕方まで帰らず、

たまに森に行かなくとも、

図書館、映画、美術館と、

ふらふらふら...

 

どうせならもう少し、

金になる動きは出来ないモンか?

と、自分でも思わないではないけれど、

とかく、私の好きなことは、

金にもならず、

役に立たないことばかり...

 

対して、

それを優しく許してくれるゴンザはといえば、

店で使うための皿を焼いてみたり、

営業再開のための、

店内整備に精を出したりと、

もう、こちらのダメっぷりが際立ってしまうようで。

 

...すまぬ。

 

本当にすまぬ。

 

いや、マジで仕事に戻れるか不安なのよ。

 

楽しむことに全力投球しすぎて、

なんか、これでよかったのかどうか...

 

いや、お上が「休め!」って言ったんだけどね。

 

「密が悪い」って言うから、

一人、森に籠ったダケなんだけどね...

 

つくづく、

自分には金を生む才能も、

協調性もないのだと、

教えてくれた『自粛期間』。

 

誰よりも楽しんだことには、間違いがないのだが。

 

ゴンザよ、苦労をかけるねぇ...

 

 

知らないキノコと出会うのは、

自分の知らない小さな国を見つけるような感覚だと思う。

胸が震え、声をあげ、ただ立ち尽くす。

 

私は毎日、旅をしている。

 

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とっていいのは写真だけ。

2021年10月11日 18時42分28秒 | ぶ~すか言ってやる!

 

美しく、大きな花を咲かせていた、境内のミョウガ。

 

 

キノコ観察にハマって以来、

大きな公園や、

森の中にいることが多いのだが、

ああいうところに来て、

何かを持ち帰らなければ気が済まない人の多さに、

とても驚いている。

 

『鎮守の森』で、

倒木に張りついて観察をしていたら、

ガサガサガサっと音がして、

 

「ほらほら、あったわよ!」

 

バサっ

 

「あ、こっちにもほら!」

 

ブチブチブチッ。

 

その後も、ドサドサ、ズカズカ、

ブチブチブチブチっ!

 

ヒョイと首を伸ばしてみれば、

オバサン三人。

 

どうやら神社の境内の隅に生えているミョウガを、

根こそぎ引っこ抜いている様子で、

それぞれ持っているビニール袋はパンパン。

 

...ぇええ。

 

そこは神様の領域ですよ。

 

如何に誰もが出入り出来る場所とはいえ、

『よそさま』のモノを...

 

落ちているのを拾うならまだしも、

むしって持ち帰っていいんですか...!?

 

しかもお賽銭ひとつ置いていかないなんて。

 

みょうがなんて、そんなにいっぱい、

食べきれないでしょうに...

 

『これがいいか悪いかは、

 神のみぞ知る、なのかなぁ』

 

そんな風に思いながら、

観察を続けていると、

中にいたひとりが寄ってきて、

 

「何か珍しい花でもあるの?」と。

 

おっと!

 

何かある、なんて言ったら、

それも根こそぎ持っていかれそう...

 

そうだ。

 

「キノコ...

 

「の写真とっているんです!」

 

私は『写真』の部分に力をこめて、

大きい太字で答えたが。

 

相手は興味なさそうに、

 

「キノコね」

 

と、呟いて去っていった。

 

オバサンが去ったあと、のぞいてみたら...

むしられ、踏み倒され、根こそぎやられたミョウガ。

しばし呆然...

 

そして。

 

さらにその後も各公園で目にする、

生えているものを乱暴に摘み取る人の様子...

 

つい先日など、

「怖い」と嫌がる子供を抱き上げ、

木になる何かをむしりとるように促し、

さらにそれをその子のリュックに

詰め込んでいる母親の姿が。

 

...お母さん、

お子さん、嫌がってますよ。

 

そもそも抱っこしているとはいえ、

陸橋の上からそんなに身を乗り出させて、

何があったらどうするんですか?

 

人間の欲とは、いやはや...

 

ちなみに、冒頭で述べた、

神社のミョウガの様子を、

オバサンらが去った後に覗きに行くと...

 

茎や葉は無惨に踏み荒らされ、

四方八方に向いて、倒れていた。

 

神様、

私は彼女らを止めた方がよかったのでしょうか...

 

 

 

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閉じ込められる『多様性』

2021年10月07日 15時24分33秒 | ぶ~すか言ってやる!

 

ひとつの朽木にいろんなキノコ。

なんとなくうまくやっている。

そりゃ、ぶつかることもあるんだろうけど。

 

 

『ダイバーシティ』という言葉の意味を、

何度聞いても覚えられないのは、

それが、ピンとこないモノだからか。

 

『多様性』を叫ばれるごとに、

自由でなくなってゆくような気がするのは、

はたして私だけ、なのだろうか?

 

世の中はずっと昔から多様なもので、

いうほどそれを、

互いに活かしていなかったワケじゃない。

 

そう思うんだけど。

 

 

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