幼稚なマスメディア

フィリピン・ミンダナオ島の旧日本兵問題が連日、新聞、ＴＶなどで大きく取り上げられている。私は戦争を知らない世代だが、特攻隊員として、出撃を間近にしながら終戦を迎えられた方、
学徒動員で空襲の中、必死に頑張られた方々とお話をさせて頂いた事もあり、それがどんなに酷いもので、家族の思いがどんなであったか、ほんの僅かながらではあるが、理解したつもりでいる。
だから、旧日本兵の方々が帰国したいと考えておられるなら、国はどんな手段を講じても彼らの願いを叶えるべきだと思うし、そのためにはどんな「無駄足」を踏んだとて、構わないと思っている。

「旧日本兵」の話が出てから、マスメディアは大騒ぎを続けている。
信憑性のほどこそ定かではないが、「仲介人」が「これでは話し合い出来ない」と言ったとしても仕方がないと思われるほどに。
挙句、政府から人が派遣されて「ガセネタかも...」となった途端、「不確かな情報に翻弄されたのでは？」などと、遠く現地に赴かれた方に対し、強い調子で問いただす。
まさに、「厚顔無恥」とはこのことだ。

真っ先に大騒ぎをしたのは誰であったか。近親者や近所の人間まで引きずり出して、過剰な演出まで施したのは誰であったのか。

マスメディアの仕事は人心を煽る事でも、事物に脚色を施すことでもない。
ましてや、大声で人を怒鳴りつけたり、権力を振りかざすことではない。
取材した事実を元に、冷静に真実を引き出したり、それを正確に人々に伝えること。
それこそが彼らの仕事であるはずだ。

しかし...
「言葉」や「文章」を扱うプロであるはずの日本のマスメディアの幼稚さは、
勉強などろくにしなかった私の目にも明らかなほど、エスカレートしていっている。
彼らは、ＣＢＳ放送のマイク・ウォレスを始めとするアンカーマン、アンカーウーマンのインタビューの巧みさを、ヒタヒタと迫る冷静沈着な追及を、そしてウィットとユーモアを目にしたことがないのだろうか？

そしてついに。
日本のマスメディアの安直なやり方は、罪のない動物たちまでを悪者に仕立て上げた。
「列島激震・巨大生物異常発生！」（クラゲだったり、はたまたネズミだったり）
「恐怖・巨大殺人蜂があなたを襲う！」（スズメバチ）
などという大げさな（被害に遭われた方にとっては大げさではないけど）文句が、連日夕方のニュース画面に踊る社会。
さらに大仰なナレーションや効果音が、人心の不安を煽る幼稚な社会。
私は立派な人間ではないが、フツーの大人として、あることを彼らに問いかけたくなる。

「あの...恥ずかしくないですか...？」

起きて半畳寝て一畳、二人と二匹で一・五畳

「我が家は狭い」とは再三書いたことであるが、「狭い」には面積以外の問題もそれ相応にある。
例えば「家具を置きすぎている」であるとか、
「ものを捨てられない」であるとか、家庭によって理由はそれぞれであろうが、
我が家の場合は「みんなが離れない」が、第一の理由である。

それがいつからのことなのか、今思い出そうと思っても、さっぱりわからないのだが、気がつくと
すでに、ゴンザ、私、ちびくん、ちゃあこが、半径1メートル以内にいる、という法則が出来上がっていた。ひどいときなど、二人で座るためのラブソファに二人と二匹が乗る、という塩梅で、一人が寝室に移動すればみんなでゾロゾロ。リビングに戻ればまた、みんなでゾロゾロといった光景が繰り広げられる。
だから、もし我が家が大豪邸であっても、それは何の意味も為さない。
つまり、大豪邸に住んでも意味がないのなら、「大豪邸を構えよう」などと、余計な野心も心配も抱かなくて済むということだから、お気楽、のんびり、楽しい人生である（笑）

でもね、寝る時は正直辛いんです...。
セミダブルの布団にゴンザと私、真ん中にちびくん。そして、私のお腹の上にはちゃあこが乗って
ぐーすかぐーすか。
おかげでゴンザ、この5年は上半身しか布団に乗ってません...（笑）

おめでとう！

ゴンザが所属している草野球チームのメンバー、Ｎ氏が結婚した。

ゴンザとは出身高校が同じだというＮ氏は、私が見る限り、チームの中で最も熱い男で、
「腕だけは打ちそう」、「足だけバリボン」なゴンザとは違い、野球の実力も相当なものである。
男前揃いのメンバーの中でも、さらになかなかの男前であるから、写真をお見せしたいのは山々だが、結婚したのにモテモテになりすぎても困るし（笑）おめでたい雰囲気もお伝えしたいということで、ウェルカムボードのupとなった。

結婚式や、それに関連するパーティーには何度出席しても良いものだが、特に結婚式当日の新婦の美しさには感動的なものがある。時代が変わり、「女性の自立は当たり前」「結婚が女の一番の幸せではない」という認識が一般的になった現在であっても、それだけは変わらず、結婚そのものが「一生に一度の晴れ舞台」でもなくなった人が多い中でも、やはり女性が一番輝く日が、結婚式なのだといえるだろう。

もちろん、Ｎ氏の奥様も、ぴっかぴかに輝いていましたとも！
お二人とも...おめでとう

困ったお客様

咲き終わったパットオースティンの枝に、困ったお客様が滞在されていました。
これ、小さな蜂の巣なんですが...。

実は以前、まったく同じ場所に巣を作られたことがありまして、その時は、主、巣、共に、そっとビニール袋をかぶせ、裏の山に置き去りにしてきたんです。
ちょっと危ないかなと思ったのですが、彼女があんまり一生懸命巣作りをしていたもので、気の毒になってしまって。
でも、その場所はやはり、お気に召さなかったんでしょうね。
律儀に帰ってきちゃったみたいです。
で、今度は枝ごと切りとって、ゴンザと二人で裏の山の斜面に挿してきちゃいました。
うまくいけば、バラも根付いちゃったりして...なんて、都合のいいことを考えながら。

ところが...
数時間すると彼女がまたベランダに現れ、必死になって巣を探している！
どうしよう...
私とゴンザだけならいいけれど、ここは集合住宅で近所に迷惑はかけられないし、猫がベランダで遊んでいて刺されてしまう可能性だってある。
かといって、殺すのはどうしても気がひけるし。
ええいっ、しょうがない！
おもむろにスプレータイプの殺虫剤を手にした私は、彼女の体には直接かからない程度の量をシュッとふりまき、地味な嫌がらせを試みたのでした。
文字通り、すっ飛んで逃げた彼女。
どこかで新天地を見つけてくれるといいのだけれど。

もう、帰ってきちゃだめよ。

もちろん即収穫

今の時期は小さなベランダガーデニングでも、本当に色々な花が咲いたりするので、載せたい写真もどんどんたまっていってしまいます。
こちらは花ではなく「実」なのですが、今年初の実をつけたワイルドストロベリーです。
なんだか食べてしまうのが勿体ないような可愛らしさですが、写真を撮ったら即収穫（笑）
ゴンザと一緒に初夏を味わいました。

最近ではどうやら、このワイルドストロベリーが「幸運を呼ぶ」とか、
「実がなると結婚できる」とか言われているようで、園芸店でもそんなポップが踊っているのを見かけます。
でも、食べちゃうと効果がなくなるんですって！
色々考える人がいるんですね...（笑）