猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

それぞれの場所。

2010年09月29日 05時30分13秒 | ルーツ

 

 

東北新幹線の、新青森への開業を控え、
TVでは盛んにCMが流れている。

年若い、新人と思しき駅員が、
『人を出身地で呼ぶ』上役に、
物思い、呟く.....

そして、私もこのCMを見るたび物思う。

 あの『青森さん』は、今頃いったいどうしているだろう?
  果たして幸せになっただろうか?

.....と。

私の母が、かつて別れる前の父と喧嘩を繰り返しては、
ふいに故郷へ帰ってしまうことがあったとは、
以前にも書いたことではあるが。

その際私や妹も、彼女のもとで一部過ごし.....

当時は隆盛だったキャバレーの寮にいたことは、
これもすでに書いたことである。

そして、そこではホステスがそれぞれ出身地で呼ばれ.....

私の母は『神奈川さん』と呼ばれ、
その仲良しは『青森さん』だったと。

そう書いたのだった。

.....おそらく。

彼女らは皆、一様に事情を抱え。

今のホステスとは比べものにならないほど、生々しく、
力強く、生きていたが。

女性の社会進出など、まだまだ限られていた時代のことだ。

子供を抱えた事情持ちの女が我が子を養ってゆくには、
人一倍の苦労があったはずで。

それはまだ幼かった私の目線にも、
彼女らの抱えているものの重さがわかるようだった。

そして.....

中でも、より一層、力強く生命力を放っていた『青森さん』は、
ホステスというよりは、
「気のいいおっかさん」といった様子だった気がするけれど。

何せ遠い記憶のことである。

もう確かなことは、何もわからない。

.....ただ、あのCM。

あのCMを見るたび、私があの寮での暮らしや、
『青森さん』を思い出すのは確かなことで、
あの逞しかった『青森さん』が、
今は幸せになっていればいいなぁと、心から思う。

残念ながら、『神奈川さん』であった私の母は、
自分で幸せを捨てるような生き方しか、してはいないけれど.....

そう。

『青森さん』だけでなく、
あの、閉店後のキャバレーのシャンデリアの下で、
私のお絵描きに目を細めてくれていたホステスさんたちが、
今は皆、幸せになってくれていればいいと、
そう願わずにはいられない。

今や、当時の彼女らの年齢を、遥かに越えてしまった、
女性の一人として.....。

『青森さん』には、確か、子供が一人いたはずであるが。

もしかすれば、今頃彼女は家族に囲まれ、
孫を抱いて、人生の実りに微笑んでいるだろうか。

 


その女、勉強不足につき。

2010年09月27日 06時37分33秒 | つぶやき

 

このたび我が家で手に入れたのは、
昭和16年~20年にかけての戦時債券。

 

まだまだ勉強が足りず、
『宝くじ』つき債権とか、その他色々、
どれがどの種類でどういうものなのか、
理解しきれていないけれど。

いつか、もし、
ちゃんと皆様に説明出来るぐらい知識が得られたら、
詳しく書きたいと思います。

 


「ップ」

2010年09月25日 17時05分42秒 | 携帯から
「ラップラップ…ラップはどこだ?」と、
サランラップを探していたはずのゴンザが、
いきなり私のお尻をペロンと触る。

「ちょっ…なにすんの!?」

「ああ、失礼!ラップとヒップを間違えて…♪じゃあ、ええと…こっちか!?」

こういった彼の悪ふざけはいつものことではあるが…。

さらに悪乗りの予感を覚えた私は、
少し身構えながら、
「ちなみにリップとラップも違うからね!」と、釘を刺す。

「じゃあ…」

 『きたな』

こういったときのゴンザが、
さらに勢いづくのを知っている私は、
彼の手を素早く避けながら、間髪入れず、ピシャリとこう言う。

「もちろんニップも違うから!」

…と。

次にゴンザが放ったひとことで、
私の思考はそこまでの悪ふざけとは、まったく違う方角へ飛んでゆく。

「あらー、ずいぶんセクシーな場所ばかりねぇ♪」

「………ああ。そういえば」

はて。

『性的な象徴』とされるそれらの部分ばかりに、
ヒップ、リップ、ニップと、『ップ』がつくのはいったいなんでだろう?

私は英語にゃまったく詳しくないから、
その由来も何も、ビタいち知らないけれど。

やはりこれらの言葉の語源をたどれば、
それらにそれぞれ『ップ』のつく理由があるのだろうか?

ゴンザの悪ふざけに始まった、
私の新たな疑問は、
さらにイタズラをしようとするゴンザの手をバシバシと払いのけながら、
頭の中をぐるぐる回る。

ヒップ、リップ、ニップ…

はて。
なんでだろ?

強敵、現る。

2010年09月22日 03時24分38秒 | ハ~プニング!

 

「モシモシ。フム...フム.....。ニャにっ?ゴンザがピンチ!?」

 

ゴンザの『きれいなおねいさん好き』は、
もう、ここへ来て下さる方にはすっかりおなじみの事実であるが.....

今日私は、彼の強力なライバルに出会ってしまった。

某百貨店の案内所で、担当女性に
爽やかな笑顔をふりまいていたその男性(ひと)は.....

とてもハキハキした、明るい大きな声で、
こう言いながら立ち去ったのだ。

「........と、いうことは、.........だったのですね!
 わかりました!ありがとう!さようなら!きれいなおねえさん!!」

 

この休日は、思わずのけぞるほど美味しいジェラートを食べ。

 

ああ、いかなゴンザがきれいなおねいさん好きとはいえ.....

あれほど堂々としていたことがあっただろうか?

何せ彼の場合は、同じ「きれいなおねいさん好き」でも、
よく三歳児がそうするような、少々はにかみながらの、
目を輝かせてまつわりつくスタイルで、
嬉しそうではありつつも、あの男性にあったような、
押しの強さはないからだ。

さて、ゴンザよ。

『強敵現る』で、どうする!?

 

昭和歌謡の流れる、謎の酒場で一杯、なんて。
くのんびり、でも、なんとなく盛りだくさんでした。
詳細はまたあとで!