山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

残るサクラも散るサクラ

2017-04-27 18:13:49 | 日記
毎日新聞紙上をにぎわしている桜便り



私は我が寺の 「ヤマザクラ」 ガ日本一と自負しています
大正五年に関西地方から買ってきて植えたとのことでしてて
樹齢は百年くらいになります
当時の方々の思いが伝わってくるように思います



芽吹きは先ずあずき色の葉が出ます
その後優しいピンクの花が咲き始めます
その色合いが濃すぎず薄すぎずでこのバランスが
最高の美しさを醸し出しています



華吹雪に見とれていますと
生と死の狭間をみるようで美しいけれども何とも言えないで寂しい気持ちになりました
その昔良寛さまが辞世の句に
「散る桜 残る桜も散る桜」と詠まれています
子供とまりつきをしたりしたあの高僧様も桜吹雪には同じ思いをしたのでしょう・・・・
感慨深い物が有ります





高齢化の波はどこも同じでして美味しいりんごの木を伐採して
枝垂れ桜を植えて数年になります
しっかり咲いて道行く人々の心の慰めです





コメント (2)
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