山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

梅雨明けになりました

2022-06-29 16:02:52 | 旅行

去る六月二十日つゆあけになりました

豪雨の被害が無くてほっとしますが

水不足にならないかと却って心配です

その後は毎日の猛暑で大変です

 

 

哲学の路の入口付近に咲きますヤマアジサイ「ひちだんか」 です

 

ここに来ればもうひんやりとした空気が漂っていて

下界の暑さとは比べ物になりません

 

ここは参道の出口付近です

同じやかアジサイでも赤い花の「」くれない」 です

 

あじさいの花の色が変わることから

花ことばも「こころがわり」「移り気」等と言われておりますが

参道で静かに咲いている花にとってははなはだ迷惑至極なことでしょう

 

この道で良く心が癒されたといわれますが 同じく山アジサイの「甘茶」 です

参道のほぼ中ごろに有って今の私の足では見ることが出来ませんが

強い繁殖で門前まで増えてきました

環境に強く花弁を反転させて色を変えて昆虫を誘っています

やまあじさいのなかでは一番質素で可愛いと思います

 

青い夏空を背景に黄色に 家の前の「栗」が満開です

むせるような強いあまい香りに

昆虫達が集まってきます

又小鳥の良いえさ場でもあります

沢山なっても猿、イノシシ、又お参りに来たどなたかのおたのしみで

私はもっぱら少しの栗の渋皮煮と栗おこわを二回程たければもう充分です

 

夏の日差しの中青葉を揺らすやや強い風「青嵐」(あおあらし)が吹きぬけると

軒先の風鈴の音が心地よく

心の隅々まで元気を届けてくれる

サプリメントの様な気がします

「なつつばき」 です 緑の葉と白い花がしっとりと咲く姿は風情が有って

白いけがれのない色やその花の命が儚く一日花であるために

私達の無常観と結びついて

お寺に良く植えられているのでしょう

 

ここ千三百年の気象異変の記録を見れば

干ばつ約二百八十回、長雨約百七十回、共に七月に集中だそうです

そのうえこのロシアのウクライナへの侵攻益益不安です

どうか程良い雨でありますようにと

蛙も天に向かって鳴いています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ササユリ会

2022-06-21 16:05:03 | 旅行

去る六月二十日にササユリ会を行いました

ササユリはその美しさから皆様に好かれて

盗掘の被害がたえません

二十年ほど前にササユリ会を立ち上げてから

さまざまな思いをいたしました

 

 

 

今になってみますとササユリが有ったところには

必ず二世が育ってむしろ一世よりは立派なのです

ササユリのみならず山野草はすべて

なかなか逞しいのです

今年はなぜか小さいものも含めて

以前と同じくらいになりました

会員の皆様もあちこちと散策して

安心の顔でした

何が有ってもじっとこらえ続けた甲斐がありました

この花の持つ美しさと香りはどれほど癒しや潤いをいただいているのでしょう

発足当時から他界された方高齢で脱会された方

すべての方々の努力です

又山門前の葉が五枚ほどの小さなササユリを周りから

小枝を集めてグルーと囲ってありますのをみつけて

思わず「ありがとう」と言ってしまいましたこのような方の支えが有ってこその

ササユリ会野のです

改めてこの場に居合わせてササユリと出会えることに感謝です

 

本堂前のお大師様の尊像の前に植えられました「ピンクのばら」 です

美しい花とあまい香りで古くから愛されてきましたバラは

花の女王とさえいわれてきました

数多の時代で詩歌の題材ともなっています

人間にとってジメジメしたうっとうしい梅雨も草木にとってはめぐみの雨で

一気に生長する時です

いずれが菖蒲かカキツバタと昔から言われますが

「かきつばたは」この真中の黄色い線です

そして菖蒲よりははるかに濃いこの紫です

春まだ浅いころにオタマジャクシを根元に育てておりました

葉に白い筋がはいっている独特な「はなしょいうぶ」 です

小さめの花ですが葉と花の対比が絶妙で美しいのです

蛙の鳴き声も聞こえるころになりました

人間だっって自然の一員と実感する時です

 

人類はいままさに第三次世界大戦の瀬戸際にいるように思います

ロシアにも侵攻に反対する4百万人近い方が国外に出ているそうです

この反戦の声がロシアに広がって

第三次世界大戦等ということにならないことを願っております

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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山滴る

2022-06-12 16:41:06 | 旅行

本格的な夏の訪れを待つ草木達

 

 

梅雨の晴れ間に香り高く咲きます「ばいかうつぎ」 です

さまざまなものを感じる白

儚くも強い感じが有ります

初夏を代表するような花です

別名を水晶花、夏雪草、等とも言われてまさにぴったりですね

 

細長い茎に多数の明るい紫の小花を付けて

荒地にびっしりと咲いていました「つるふじばかま」 です

遠くからはっきりと沢山の蜂があつまっていました

爽やかな風が通る抜ける田舎の懐かしい風景が有りました

 

 

 

山門の下で自生しました「すいかずら」 です

あまい香りいっぱいに漂わせて昆虫達を誘っています

今の時期は人間では青壮年期とでもいうのでしょう

あらゆる生物が活発に動いていて思わず息をのむようなみずみずしさです

 

草木の花が溢れます六月

又梅雨の晴れ間は格別ですね

門前に趣の花「スモウクツリー」 です

お陰さまでこの地区は程良い雨です

 

 

バラと相性が良いいと言われて数年前に種を頂いて殖やしました「オルラヤ」 です

せり科で花も葉も清楚な感じです

雑草に負けないでよく殖えています

生命が躍動して光が満ち溢れる季ですね

初夏のさわやかな風日差しも日々強くなってきました

生命の息吹を感じて自然も人間も友にこの大地に生きていると実感する時です

ところが人類に対する大きな脅威がロシアのウクライナへの侵攻という

恐ろしい戦争が始まってしまったのです

この戦争がいつまで続くかわかりませんが

一刻も早く平和が戻るのを祈っています

ウクライナからこの町に避難してきた方々が

十三日に小中学生四人が登校出来たそうです

健気にもにほんごで自己紹介をしたそうです

頑張れ!頑張れ!です

これを以って初めて難民の受け入れが出来たと思って

ほっとしています

 

ここで又 北原白秋先生のカラマツの詩です

カラマツの林の雨は寂しかれどいよいよしずけし

閑古なけるのみなる カラマツの濡れるるのみなる

世の中よあわれなり

常なれどうれしかりける 山川に山川の音

カラマツにカラマツに風

 

秋の黄葉のカラマツとは違って

小鳥達のさえずりが可愛くて生命の息吹が感じられて又いいですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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久々の投稿です

2022-06-09 11:16:09 | 旅行

5月は私にとって大変苦しい時でした

命にかかわるような入院ではないのですが

否応なしに生、老病、死について

考える機会になりました

昨年古木のために半分に切られたヤマザクラの幹から

こんな若芽がでました

老いてなおこの若芽を育てる古木から

老いについて一つのヒントを得た様に思いました

古木に着生した「セッコク」 ですその昔比叡山から頂きました

日陰がに咲く花ですので

枝が亡くなってとても無理と思っていたのですがこのように立派なものです

優しく咲きますピンクのこの花からは元気が頂けます

花ことばも「私を元気付ける」「優しい笑顔」と 今の私にぴったりです

早くの梅雨入りとなりました

 

 

我が家でほったらかしの蔓バラです

あまい香りでいつもマメラ目線です

出かける朝に「私がかえるまでまっていてね」と

語りかけました

退院してみますと数輪の花弁を落としながらもまだ咲いていました

目を手術したばかりの私にはこの白さがきらきらとまぶしく感じられました

「心素直で有れば仏様の声が聞こえる」と昔聞いたことが有りました

私はこの花の前で自分は心素直であるか?こころおだやかであるか?と

自分に問うています

 

 

 

裏庭の「カルミア」が華やかに咲き始めました

蕾も花も独特な花です

「カナダシャクナゲ」との別名です

戦後アメリカから輸入されたとのことです

花ことばも華やかさそのまま大志を抱く、野心だそうす

 

 

華やかなカルミアに比べますと日陰にヒッソリト咲きます「都わすれです」

目の前で次々と花が咲いて散ってゆくのはつらいものでした

この花はその品の良さから茶花として良くつかわれます

花ことばもしばしの憩いだそうです

 

早くも「なつつばき」の季節です

花々は咲いて散って実を付けて本分を全うしています

一日花の儚さゆえに愛されて散っても愛でられて、、、、と

いまに自分の身を思っています

 

入院中の私は老いについてしっかりと考えるときでした

花々の姿からこれからの私は「余生」ではなくは「与生」 と思って

この目の前の大自然を畏敬しつつ山野草を育てながら

皆様にそれらを投稿してみて頂いて

心穏やかに素直な気持ちを忘れないで生きていくことをしっかりと考えさせられました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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