山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

紅葉の季節

2023-10-30 17:08:55 | 旅行

十月も今日で終わりです

厳しい気象の中で今日まで無事に過ごせました

 

 

この路や行く人なしに秋の暮    松尾芭蕉

夕暮れ時薄暗がりの中に見えます一筋のみち

この路は春から夏まで上に有りますキャンプ場に行き交う車、バイク等で

賑やかです

晩秋ともなりますとすっかりと静まり返って

孤独を感じてふと人生を振り返る時

秋のせきりょう感が一層に深まります

 

 

「べんまんさく」の花です

紅葉した葉がまさに落ちようとするそのとき

直径十二ミリ程の星型の赤い花です

茜色の夕日を受けて梢の先に残った葉も咲く花にも

去りゆく秋にひときわ命の輝きを見せてくれます

 

庭先に自生しました「つるうめもどき」 です

大切に育てて手入れしてこんな立派な実がびっしりです

葉や若芽の形が梅にの様です似ていてこの様な名前の様です

雌雄異株の様です

表情豊かなこの実は花材として人気です

又良く熟した実は甘みがあっておいしいそうです

 

 

 

 

寒気が訪れますと木々の葉は赤や黄色に彩られます

木々が命を燃やしたかのようなこの色彩は

人の心を打ち時にはその奥底まで照らしてくれます

 

 

 

 

 

以前に山門下の山林に植えました「京もみじ」 です

葉が細かくて山紅葉とはちょっと違うのです

赤一色でないのが却っていいのです

秋にもみじが彩ってゆく様子は緑から黄色に黄色から赤にと

緑のクロロフイルから黄色のカルチノイドから赤のアントシアニンと

変るのだそうです

何だか舌をかみそうな言葉ですが

やはりもみじは

   おく山にもみじ踏みわけなく鹿の声聞く時ぞ秋は哀しき 猿丸太夫

  裏表みせて散りゆくもみじかな   良寛禅師    ですね

 

 

花々がおわりを迎える頃に出番を待っていたようにポツリポツリと

咲き始めます「ゆきやなぎ」 です

まるで北風や霜をしのぐようにヒッソリト咲く姿は

春のびっしりと真っ白に咲く時よりもむしろ趣があります

 

ゆきやなぎの隣で何やら「僕もうつして」と言っているように感じて

カメラを向ければこんなにも可愛いタヌキの置物です

 

今年はもう不作でダメと思っておりましたが

やっとこんな「まつたけ」 です

ここまで来ますには何度も空振りの登山をしました

これだけあれば家族六人のマツタケ三昧が出来ます

秋のうらさみしいこの時期に家族皆打ち揃って皆笑顔で夕食が楽しめれば

こんな幸せはありません

 

世界を見れば戦争、災害など等本当に気の毒な方が沢山です

我が家はなんとかここまで無事に揃って暮らせたことに感謝!です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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紅葉の季節をむかえて、、、

2023-10-24 09:09:51 | 旅行

外を見渡しますと草木が少しずつ色付き始めました

 

山門前の満天星と裏山の緑がコラボで美しいのです

凛とした山門の佇まいに朝の冷気を感じます

 

秋の香り「きんもくせい」 です

シロップを作って温めてそこに2輪程この花を浮かべれば

美味しい香りのもくせい茶が楽しめるそうです

花ことばは「謙虚」「謙遜」 等とすてきです

かくありたいですね

庫裡の前の庭に並ぶように植えられました「満天星」紅葉です

花と紅葉と楽しめます

閑散としてきました庭を晩秋の日差しが明るく彩っています

 

裏庭の奥深くのカラマツにまるでまとわりつくように

ツタの紅葉です勢い良く伸びるからまつに色付くツタのは

生命の盛衰そのものです命あるものの定めです

一連の繋がりの中で瞬時の美しさがまるで対比する様です

 

季節外れに咲きました「ばいかうつぎ」 です

真っ白な花が遠慮がち冬に向かう今この時に、、

健気ささえ感じるのです

命を終える姿を凝視せよといわれるようです

 

花は少なく木々の葉も落ちて寂しい景色になりました

年月は移ろう止まることなく変わり続ける

確実にすべてのものが姿を変えてゆく

草とともに人もそのサイクルの中、、、

 

 

 

 

 

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南アルプス初冠雪

2023-10-20 14:58:17 | 旅行

南アルプス初冠雪の報を新聞でみました

昨年は二十三日であったと思います

 

 

我が家から見えますお山はまだまだです

いやです長~~~~い夏に短い秋

もう少しすればいやでも眼の前に真っ白なお山を毎日拝んで暮らす

年々厳しさを増す自然環境

高齢者にとっては暮らしにくくなるばかリですね

 

 

今年の本当に最後の草花「のこんぎく」 です

花の色が濃くなるほど葉の色も濃くなってくるのです

小さいながらも秋草らしい風情が感じられます

野原で楚々と咲く花姿に憧れます

花ことばは「長寿と幸福、忘れられない思い」だそうです

 

 

山の木々が高いところから徐々に色付きはじめました

どこまでも広がる秋空を見ていますと穏やかな気持ちになります

やがて落ゆく木の葉の下で虫達が冬支度を始めるそんな季節になりました

 

 

今朝の新聞であのトンボ少年が二種の珍しいトンボ

「ルリボシヤンマ「ヒメクロサナエ」を発見したと大きな記事でした

「やったあ~~~~~」と思わず拍手です」

五月の大型連休から夏休みにかけて

それはそれは熱心なものでした

次の目標は「青い宝石」とも言われます「マルタンヤンマ」だそうです

昨年からのお付き合いで来年はもう中学生です

来年も又逢えると思えばわくわくするのです

健やかな家庭に健やかな少年

何やら孫の快挙の様で嬉しいのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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神無月になりました

2023-10-11 17:37:16 | 旅行

夏の日差しもいつしか和らいで

すっかり秋めいて参りました

庭の隅で静かに咲きます「クジャクアスター」 です

季節の移ろいでさまざまな表情を見せてくれます花々

この深い青に深まりゆく秋と澄み渡る秋の空気感を感じます

花ことばは「追憶」「君を忘れない」だそうです

 

草むらにコウロギの声を聞きながら耳を

傾けている様な花「ツツザキヤマジノギク」 です

絶滅危惧種でもあります

細かい花弁の先端がラッパ状になっております

初夏には濃いブルーの花を咲かせていました「あじさい」です

秋にはこのような色に変わってちがった趣です

 

肌寒い神無月野そぼ降る雨の中で

草木はひとしお憂いの表情を見せて咲きます

「やましろきく」 です

山野に自生して清楚な花姿が魅力です

今日の雨は冷たく感じられます

因みに花ことばは「出会えてよかった」 だそうです

草むらにしきりに鳴く虫の声も今日は何だか元気がありません

 

荒さんの今月のカレンダーです

何やら江戸幕府を開いた家康公も

これに似た言葉があったような、、、、?

それにしても250年の長きに日本を統一した幕府の

創始者なのだから

我々凡人の慌てず騒がずゆっくりと、、、、と行きましょうね

 

秋と言えば「実のりのあき」「食欲の秋」 ですね

去る七日にサツマイモ掘りをいたしました

絶好なサツマイモ掘り日よりでした

こんな立派なお芋がコンテナに4杯でした

若い夫婦と二杯ずつ分け合いました

二本杖でも重機で大きく掘り起こしたお芋を拾う作業ですので

私も参加しました

秋風が心地よくて青空には赤とんぼや蝶が舞い土手には

野菊が風に揺らいで幸せな気分です

住職曰く「畑を作る時や苗を植えるときは手も出さないで

掘る時だけ騒いで手伝ってくれる」だって、、、

 

 

 

川端に咲きます「とりかぶと」 です

自身の持つ毒ゆえに同じ所では咲きません

私が知っている限りいでも三回ほど自生地が変わりました

花ことばは「騎士道(花の形から)「人嫌い(その毒から)」だそうです

花の色も又形もなかなかの花です

ただ若芽が美味しい山野草の二輪草と似ていて

鹿の食害を避けるために二輪草がわざわざトリカブトの近くに

自生するそうです

すごいですね!草木の生き残りの戦術

 

朝夕寒ささえ感じられるようになりました

四季折々の草木の輝きや移ろいは人々の心を癒し

命の大切さを教えてくれます

殊に秋の草木は色が変わり枯れてゆく姿が

儚さ寂しさを思わせられます

 

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