山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

さくら咲く咲く桜散る

2019-04-26 10:41:57 | 日記
我が家の桜もようやくさきはじめて・・・・・と思った翌日
雨がしとしとと降っています




我が家の自慢の「ヤマザクラ」です
さくらは開花だけではなくてその散ってゆく潔さも愛されていて
日本人の美意識を象徴しているようです
翌日は夏日のような暑さで
今日はまた静かに雨が降っています
私はあわててカメラヲ持ってかさをさして出かけました
そうしないともう桜のよい写真が撮れないからです





もうすでに遅くて道路にはらはらと花弁が落ちていました
「三日みぬまのさくらかな」と帰ってきました
わびさびを感じます古木の桜に比べて





この桜は今風の「しだれざくら」です
若木とあってなかなか威勢が良いです
 さくらは日本人に最も愛されている花の一つと思います
昔から多くに歌に詠まれて
 紀友則様歌の「久方ののどけき春の日に静ず心無くはなのちるらん」や
西行さまの歌「願わくば鼻の下にて春死なんその如月の望月のころ
等など この時代花と言えばさくらだったのでしょう
さくらの歌には有名なものが沢山です
さくらは花を楽しむだけではなくて葉や実も食用として広く使われております
早いもので四月も残り少なくなって
年を負うごとになぜか日の経つのが早く感じられるのです

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その名は雅客

2019-04-21 17:37:41 | 日記
春も本番を迎えて我が家も花盛りとなって来ました



雅客とは「水仙」の別名です なんと素晴らしい別名を持っているのでしょう・・・・と
花ことばを調べましたらなんと うぬぼれ?です
これはギリシャ神話から 水面に映る美しい自分の姿に恋い焦がれるあまり
死んで泉のほとりに佇みつずける水仙になったとか・・・?
兎に角この神話は水仙の美しを物語っているでしょう





紙の原料ともなります「みつまた」です
三本に枝分かれした先にボンボンの様な丸い可愛い花を咲かせます
ここに植えて五年になりますようやくこのような花が咲けるようになりました
やっと我が家の庭に定着したのでしょう



春本番を迎えて「みつばつつじ」も華やかにさきはじめました
樹木もありったけの力を幹に託して太陽を求めて空を目指しているのでしょう

そして小鳥の声も華やいで飛び交う姿が見られるようになりました
裏庭でヒッソリト









「かたくり」や「白根葵」「いわうちわ」や「いわやつでが」さきはじめました
まさに春の競演の様です
どの花もそれぞれに可憐で春を代表する山野草です
いつの間にか花盛りで驚かされます
日に日にあたたかさが増して




庭のあちこちに「翁草」が種を飛ばす準備に取り掛かっています
丈夫な山野草で春の祭典のお持ち投げの時等はもう大変
踏まれても踏まれてもめげずにしっかりと増えていきます

水仙に限らずどの花も私にとってはみな {雅客}なのです
はるのとびらを静かに押してにこやかに入ってこられる{雅客}なのです

ようやく桜もほころび始めて華やいだ気分にさせてくれます




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花わらう

2019-04-07 17:07:21 | 日記
花咲くは「花笑う」とも書いて蕾が開くことを表わすのだそうです
新聞で初めて知りました





我が家の門先に有ります紅梅が開き始めました
ウグイスが盛んに鳴いています
花を見上げる私も思わず微笑んでしまいます
いいですね日本ならではのこのような表現・・・・・





四月の優しい陽ざしを受けて穏やかに揺れて咲く「ひゅうがみずき」です
黄色の弾むような軽やかさに心ひかれる花です



今の季節に川沿いに咲きます「あぶらちゃん」 です
黄色の小花が群れて大木に咲けば遠くから見れば
まるで春霞のように見えます
枯れ木ばかりの今の時期ならではの光景です



これもまた山中に有ってなかなか風情のある花「きぶし」 です
長い花房を春風に揺らしている姿は春の喜びを全身で表現しているかのようです




南アルプスの雪景色を背景にして
葉に先駆けてこれまた黄色い花を咲かせています 「さんしゅう」です
枝一面に咲く花は気品と風雅を感じます
8~9月頃になりますグミは滋養強壮の薬効が有りますそうです
又秋の紅葉もなかなか美しくて庭木としては春~秋まで楽しめます



この可憐な花が「春ですよ」と語りかけてくれます
日々伸びてきました陽にぬくもりを感じ「春ですね」と応えます
遠い昔軍艦「竜田丸で」日本に来てから幾雪霜我が家の庭で微かに咲いてはいますが
年々やはり株が小さくなって心配です
私の大切な花「たったそう」です
実物はもっと可憐ですがなかなか写真ではうまく映りません一寸残念です





裏庭でヒッソリト咲いています「はなわさび」です
三杯酢に漬けて暖かいご飯に載せて頂けば
ふきのとうに次ぐ春の美味しい山菜です
そしてやはり裏庭にヒッソリト「セリバオウレン」です
この花は美しいというよりは胃腸薬として有名です
どの花もかけがえのない春を代用する草花達です


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