山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

心の安らぎを求めて

2013-06-17 17:45:16 | 日記









豊かな自然、清々しい空気、昔の姿そのままの落ち着いた佇まい、
そんな中でしっとりと、繊細な表情で咲く 「ササユリ」

この花の 優しさと心落ち着く自然を求めて、来られる人々。

喧騒渦巻くと言われる様な世の中で、
体を痛めたり、心を痛めたりしながらがんばっている皆さん。

重い荷物を山門の元にそっと下して
自然と向き合い、花と語り合って、癒され、肩の荷を軽くして帰って行かれる。
「来て 良かった~」「又頑張らなくては・・・」と言いながら。

そんな方の背中を見送りながら、私も又 「ほっ」として 癒されるのです。
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かけがえのない 尊い命

2013-06-12 08:44:44 | 日記


つややかに咲く 「にっこうきすげ」 です。
キラキラと輝きながら、人の心を明るくさせてくれる様な花ですが 
短い一日花で授かった限りを尽くして生きているかの様な花姿です。
一時は華やかに見えても、いつどこで終わるのか解らない人の一生に
重ね合わせて見ています。



山あじのさいの手入れをしていましたら
思いがけず珍しい 「すいかずら」 のピンクの花に出会いました。
今年はスイカズラは花が沢山咲いて 山路や田の周りで良く見かけます。
でもピンクは初めてです。
こんな花と出会えた日は 一日がとても素晴らしく思えます。
限りなく優しく それでいてどこか寂しい、
そんな風情の 花です。



以前にも投稿しました 「はないちご」 です。
可愛い綺麗なピンクの花ですが 実はなりません。
「これで実がなったらいいのに」 って言っていたら
ある日突然に ピンクと白の混ざった花が咲きました。
まさか! 実が付く様な事は・・・・・。
「三対二で白の勝ち」と傍で言ったから、
もしかしたら、美味しい実がつくかも・・・



ギボウシの間から変な色の葉がでてきました。
「なんだろう?」って思っていましたら 
間違いなく雑草の 「ニガナ」 です。
草姿は間違いないのですが、葉の色が濃い紫色で 
それはそれで又美しいものです。
種のおかれた場所を定めと決めて生きている花。
ギボウシと関わり合いながら、ひたむきに生きる花の命。
「これだってかけがえのない尊い命なのだから今年はそっとしておこう」 と
捨てないで眺めて楽しんでいます。
来年はこのあたりいっぱいに種をこぼして殖えているかも・・・。
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比べないでね。

2013-06-06 07:03:14 | 日記






山野に自生して草木に絡みながら、又地を這うようにして咲く 「かざぐるま」 (上二枚)
細い優しい草姿ではありますが、他の草木に押されながらも
精一杯生き延びようとしていて感動します。
可憐さの中にも、野生の中に生きる逞しさを感じます。

 「クレマチス(てっせん)」 です。
かざぐるまに比べれば、華やかですが気品もあります。
「どっちが綺麗・・・?」なんて見比べないでくださいね。
その時、その時で人の心は変わるもの。

みんな違って みんないい (金子みすずさんより)



「いわちどり」 です。
可憐な小型の蘭の仲間で山地の岩壁にしがみつくようにして自生します。
花を千鳥に見立てて、岩に着生して咲く事からこの名がついたそうです。
この花が咲き始めますと 「夏が近いな」と季節を感じる花です。


 「セッコク」 です。
セッコクの花咲き誇る 山の辻 一つの路は渓谷(たに)に続けリ と詠まれた方が有りました。
本当にセッコクの咲く所をとらえた短歌と思います。
まさにこの様に 深山の老木の枝や岩に着生して咲く清楚な小型の蘭です。

こんな可愛らしい花々に山路で出会えたら・・・って思うけれど
残念ながら、なかなかそんなわけにはまいりません。
コメント (1)
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