山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

南アルプス初冠雪

2017-10-31 05:59:16 | 日記
十月二十五日はこの地方は終日冷たい雨が降っていました


翌二十六日に参拝客が「南アルプスが雪景色ですね」と言われて
はっとしてみますとかなりの部分まで雪に覆われていて驚きました
寒いとは思っていましたがもうここまで冬が来ていたのです



新聞で「ツルリンドウ」の花の写真が載っていましたので我が家のツルリンドウは?と思って見に行きました
もうしっかりと実を付けていました
そうですよねもうそこまで雪が来ているのですから・・・



天からの恵みの様に赤い実「まゆみ」がはじけて
真っ赤な赤実が見えてきました
朝の食事時には小鳥たちはもう大騒ぎです
これから冬にかけてこれらの赤い実は
小鳥たちのたいせつな栄養源となるのでしょう



色鮮やかな「もみじ」の紅葉の季節になりました
私はふと何故紅葉するのかと不思議になって調べてみましたすると・・・
ご周知の方も多いでしょうが
寒くなって木の根が冬支度をはじめますと
葉もそれに応えて自分の持つ栄養のすべてを根に送るとか
あるものは赤くまたあるものは 黄色くなって
やがては根の元を覆うように散って 
又木のえいようになるんだとか・・・ふ~ん素晴らしいね
身近な草木や昆虫たち見つめて
ブログを初めて2,215日
草木や昆虫達の神秘的ともいえます生きざまに感動し
物心両面に温かくなるようなお陰を頂いて
今ここに心豊かな生活が出来ますことを
幸いに思います


コメント (2)
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野菊の季節

2017-10-21 08:01:04 | 日記
野菊が美しい季節になりました



春には山菜として親しまれていますうすい紫色に咲きます「よめな」 です

万葉の昔から春菊に似た香りでご飯に炊きこまれたりしていちばん身近な野菊です



ヨメナに比べますと濃い紫の花で葉も紫色になって美しい「のこんきく」 です



「りゅうのうきく」 です園芸菊のご先祖様と言われるそうです

どの野菊も身近に自生して清楚で可憐な美しい晩秋の花です
又丈夫で良くふえていきます
こんなにも身近にあります小さな野の花がありふれた日常のまばゆさをや
今年も又こうして野菊をめでることが出来ることや今あることの幸せを教えてくれているように思います


「せんぶりです」胃腸薬として又苦い草としても有名で
千回煎じても苦いとかでこの名前が付いたようです
リンドウ科の二年生で花が咲きますとその草は枯れていきます
その前にわたしたちは 採取して陰干し日して使います
この苦みは人間にとっては薬ですが千ぶりはこの苦みで害虫や獣から身を守っていますとか
自然界に生き残る小さな植物の逞しさに驚かされます


山野に自生します多年草のおなじみの「りんどう」です
青紫の鮮やかな花は陽が当らないと開きませんが
陽があたりますと凛した美しい花が開きます
やはり根の部分が苦くて胃腸薬として利用されるそうです
花ことばも素敵【正義」とか【愛」だそうです


「おおせんなり」です
夏には白とブルーの一日花を咲かせます
今は趣のあります沢山の実を付けて秋の青空にすっくと立つ姿は
移りゆく季節が感じられます


秋の深まりと共に梅の古木に寄生していた 「しのぶ」黄葉し始めました
目の前で一寸した風にもはらはらと葉がこぼれるように落ちて去りゆく秋を感じて
もの寂しい気分なさせられます
秋風に己の命のすべてを委ねて散っていきます

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命をつなぐ

2017-10-13 10:19:51 | 日記
中秋も過ぎて 秋も本番を迎えました





アサギマダラがコスモスやマツムシソウの蜜を吸っています
ふじばかまに限ったことではないと思って写真に収めました
毎日のようにアサギマダラの飛来が新聞に載っています
私もふと目に就いた冊子にこんな記事が有りました
五月七日に屋久島でマーキングされたアサギマダラが大鹿村で六月四日に発見されたとのことです
屋久島から大鹿村までは直線で920キロ米で28日で北上されたことになるそうです
う~んあの小さな蝶が屋久島から大鹿村までらひらひらと思えば愛おしくもありパワーに感動です
どうぞ無事に屋久島にとうちゃくしますように・・・・と祈らずにはおられません





トリカブトに蜂が つつざきやまじ野菊には蝶が吸蜜によねんがありません
カメラを近ずけても気が付きません
このような昆虫たちの姿を見ていますと
残り少ない秋の陽ざしの中で昆虫たちの
次世代に命をつなぐと言う懸命な努力に驚かされ
病を抱えて生きていく私にとっては元気をむらえます


昆虫だけではありません
秋はいのちのバトンタッチの季節です
「やましゃく」のこんな姿を見ますと
小鳥に任せておけない私の性分で
思わず取ってきて周りの土に預けます
はじめは3本からですが毎年の事でだいぶ増えてきました


滾々と清水が湧き出るほとりにそっとひっそり咲く
「だいもんじそう」です
小さいながらも秋の訪れを感じさせてくる優しいはなです


この時期になりますと野山も色ずいて鮮やかさを増してきます
季節に合わせて情感を深めてくれるように咲く「ほととぎす」 です
秋の涼気をたっぷりと吸ってたたずむように咲いています


澄み切った秋空に心地よさそうに遊ぶ赤とんぼ
日当たりのよい空き地などにまっすぐにして生える
「あきのきりんそう」 です
黄色の花が秋の西日に輝くように咲く姿はとてもきれい


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花から実へ

2017-10-04 03:56:05 | 日記
春の花の頃からずっと気になっていました
「サンザシ」園です







写真を撮らせていただいたり 土手に腰をおろしてじっくりとながめさせていただきました
真赤な綺麗な実がびっしりとなって意外に広くて驚きました
 ちょっとした風にも 実の重さで大きく揺れているサンザシの園を眺めて思わず
「♬ あ~そうだよ~さんざしの~えだもゆれてた~ ♬」と
私たちはハモッテしまって顔を見合せて笑いました
家に帰ってあの沢山のサンザシはどのように食べられるのか気になって
パソコンで調べてみました
生で良しドライフルーツでもジュースでも良いし
又健康効果も 疲労回復 コレスレロールを下げる 又美肌効果等等
沢山出ていて驚きました
花も綺麗で実も美味しくて体に良い優れ物なのでした



真っ赤に熟して小鳥達を誘っている「まゆみ」です
竹やぶの緑と対比していっそう綺麗です「食べごろですよ」と
言っている様な赤い実に誘われて小鳥たちが群れてきます
たくさん食べてあちこちに種をまいてくれるのでしょう
一枝一枝に明日を託しているかのようにも見えます
こんなにも身近にある樹木の逞しさにに感動します



野原に群れて咲き風に揺れている姿は秋そのもの「尾花」です
たとえ雑草でも人の心に「なんという優しさでしょう」とふっとやすらぎを与えてくれる
今では少ない里山の風景です
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