鎮座ましまして

「「（風蘭）を上手に咲かせることが出来たから是非見て！」
と言われて　急いで出かけました。
車から降りて　あちこち見ましたがそれらしき木が有りません。

すると家の中から　「こっち、こっち」と
手招きされて　お邪魔させて頂きました。

立派な掛け軸のかかった　お床前に
これまた立派な花台の上に
品良く、優雅に置かれていました。
「いいところに置かれて、幸せな花ね」と声をかけてあげました。

風蘭は以前、私も育てていたことが有りました。
なかなか難しくて、だんだんと弱ってきて
ついには消えてしまいました。
私にはこの花は手の届かない
所謂、「たかねのはな」　なのです。

ちょっぴり羨ましくて
でも声をかけて下さったことが嬉しくて
とても幸せな一日でした。

今日の風は 秋めいて

暑い暑いいお盆も過ぎて、夏祭りも終わり
それぞれが　自分の元の生活に戻りました。

私だけがポツンと取り残された様な気がして
どっと疲れが出てきました。

今日の風は秋めいて　なんとなく涼しげです。

植物達もそれぞれに秋を迎え
実を付け始めました。

一人の人間として生まれ
亡くなるまでには
だれにでもドラマが有ると思います。
でも美しい女性が主人公だったりすると
ハラハラ、ドキドキするようなことが沢山あって
ドラマも面白くなるでしょう。
「いいなあ～」って思うけど・・・・

花だって綺麗な珍しいものには　だれもが心を奪われます。
今は遺伝子の組み換え等で　とんでもない花を見ることが有ります。
いろんな手を加えた珍しい花もいいのですが
でもね、やはり昔からの平凡な花の美しさも　見逃せません。

「はまなすの花と実」
「椿の花と実」
「ひおうぎの花と実」　です。

残暑お見舞い申し上げます。

暦の上では秋ですが
毎日のこの暑さ　もうたまりませんね。
残暑お見舞い申し上げます。

とはいっても、さすがに野に咲く花々は
確実に秋の花となって来ました。

季節の移り変わりは　当然のことですが、
同時に　この世のすべての物、そして私自身も
どんどんと変わって老いてゆくのでしょう。

もう秋、もうすぐ草木にとっては
命のバトンタッチの時ですね。

つりふねそう、
おみなえし
おとこえし
くず

秋の七草　だんだんと出揃ってきました。

暑さに負けないで！

夕暮れ間近から咲き始め
翌日昼頃までにはしぼむ一夜花　「ゆうすげ」

ほの暗くなりかけた山路に
ぽっと小さな灯りをともしたように　淡黄色の花をさかせます。

花弁が漏斗状に控えめに開き、香りもほのかに
うつむき加減に咲く花姿は
どこか寂しげに見えて
私の好きな山野草の一つです。　






野趣豊かに次々と仲間を殖やし
それでいてどことく上品で可愛い
菊にも似た菫色の花を次々に咲かせる　「ボルトニア」

日向にも日陰にも強く
７～９月頃まで　長い間綺麗な花が楽しめます。

暑い盛りにこの花の群生を見ますと
ほっとして、涼しい心地がします。

皆さま、この花の様に
暑さに負けないで　頑張りましょう！