山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

冬支度

2021-11-27 05:57:48 | 旅行

初冬の風物詩ともいえます野沢菜のお漬物を致しました

 

 

十一月、十八,十九日の二日かけても大仕事です

雪こそは降りませんが目の前のケヤキの葉が北風に舞う寒い日です

野沢菜のつけものは寺の行事や冬の美味しい食材として

重宝しています

私は左手足が不自由ですので根元をそろえて

枯れ葉をとったり 

温かい飲み物や食事を用意しています

又味付けの時に生意気にくちだしをしたりなどです(大体このあたりで意見が違ってきます)

なんといいましても雪の降る前に済んでほっしています

 

家の前の松林に落葉樹が混ざって緑と赤黄色と綺麗な紅葉が見られます

この葉もやがては落ちて腐葉土となって

木々の大切な栄養となることでしょう

深まりく季節の中で

樹木の命のドラマが静かに繰り広げられています

 

夏には独特な白い花と緑の大きな葉で楽しんできました「かしわばあじさい」 です

夏の頃とはとは違った趣で紅葉した葉と枯れかけた花です

静かに佇むように北風を受けてゆれています

 

 

葉を落とした樹木には可愛い冬芽や実が残っているのもこの時期です

長い実を下げていますピンクのフジです

良く見ますとたっぷりの綿毛のようなものに覆われていて

寒さをしのいでいるようです

それぞれに寒さ対策をしているのでしょう

 

 

松林の下に寒さをしのぐように咲いていました「やくしそう」 です

花姿がお薬師さまの首飾りににていて

このような名前です

やがては枯れていく草花

それでも次の春には新たな芽ふきがやってきます

冷え切った土の中で静かにエネルギーを蓄えるその逞しさ

確実にすべての命が姿を変えていきます

人も又同じサイクルの中、、、、、、

 

 

 

二十四日にこの冬の初雪でした

冬将軍様がおごそかにやってきました

慌ててタイヤ交換です

周りの樹木も一斉に葉を落として冬支度です

我が家はまずこの身の周りの落葉をかたずけなければなりません

舞う落ち葉に 風情等と優雅なことはいっていられません

私が元気なころは 熊手と竹箒と一輪車で頑張りました

現在はブロワーで吹いて重機で運んで昔に比べれば

随分能率的です

運んだ落ち葉はそのまま畑に行っって

有機野菜として野菜を作っております

お陰さまで我が家の野菜は特別に美味しいと言われて

あちこちで期待されて沢山に作ってわけています

あげるところがあるから作りがいがあるのです

 

億万の落葉を土に還して冬に入る、、、、、、、、菅沼 信子

この句は私の友人の作です

私はこの句が好きです   

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北風の中で、、、、

2021-11-18 16:46:27 | 旅行

十一月末 から十二月にかけて「きたかぜ木の葉をはらう」と

言われる季節です

 

 

真っ赤にこうようしました「べにまんさく」 です

以前に花を投稿しましたが

この綺麗な紅葉を北風が容赦なくふきとしてゆきます

草木が季の変化を教えてくれます

 

 

 

哲学の路の入口ふきんにさ来ます「さざんか」 です

冬枯れの寂しい道に鮮やかに彩りを添えています

石仏のみがほほえんで見ておられます

 

 

 

今年もいただきました、さつきさん作の菊の盆栽です

毎年必ずちがっていてセンス良さに驚きます

そして必ず我家に二鉢ほど

届けてくださいます

花の無いこの時に玄関や床前に美しく

香りの良さと凛とした菊独特の気品に満ちていて

作られた方のお骨折りを思って感謝して楽しんでいます

 

 

暖房のきいたへやにいますと寒さを忘れしまいますが

一歩そとにでますと冷たい北風が吹いて

本格的な冬到来を感じます

冬枯れ庭ひときわ美しく「さざんか」 です

庭の花はほぼおわりです

春、夏、秋と精一杯生きた姿です

目まぐるしく変化する季節の中で

ただひたすらにひたすらに、、

冷気の中ではらはらと花弁をこぼすすがたも又美しい

初冬の大好きな花です

 

十六日にササユリ会をおこないました

暖かな日射しの中で種まきをする人、草を刈る人にわかれておこないました

何が有ってもただひたすらに守ってきたかいがあります

ユリは私達の期待に応えて徐々にふえつつあります

何よりも会員の皆様とのふれあいが楽しいのです

帰り際には「また来年ここであいましょう」と

手を振ってわかれました

来年もきっとあの優しいササユリの花をめでることが出来ると信じて、、、、

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立冬に寄せて

2021-11-13 09:44:13 | 旅行

暦の上では七日から冬です

そのころからにわかに家に周りの景色が一変して来ました

カラマツの黄葉です

カラマツと言えばすぐ 北原白秋さんの詩が思い出されます

カラマツの林を過ぎて

カラマツをしみじみと見き

カラマツは寂しかりけり  旅ゆくは寂しかりけり

そして、、、、

カラマツの林の奥も

我が通る道はありけり

霧雨のかかる道なり

山風の通う道なり

 

カラマツは芽ふきの優しい黄緑と

盛夏の頃のふかぶかといた濃い緑とたのしみが沢山です

真夏のある日遠くでゴロゴロと始まって

いきなりバシャン!とおおきなおとがしました

その時わっと沢山の小鳥がこのカラマツの木から

こちらに逃げてきました

その時に初めてここにこんなにたくさんの小鳥が生息していたのだ

改めて驚きました

 

世の中よ哀れなりけり

常なれど嬉しかりけり

山川に山がわのおと    カラマツにカラマツの風

 

「ようらく」の紅葉とその実です

ようらくはその花も可愛いのですがこの実が

お観音様の首飾りとされています

そう言われて我が家の厄除け白衣観音様を良く見れば

確かに胸に飾られています

何ともおしゃれですお観音様にとってはまさに真珠の首飾りなのでしょう

 

この小さなあるかなきかのはな「ゆきやなぎ」です

慌ただしかった日常からふと我に返ると

木々は静かに大地に戻ろうとしています

花は急に少なくなって寂しくなってきました

竹やぶの緑を背景に「まゆみ」の紅葉と実です

この実がぱっとはじけて中から赤い実がみえるようになりますと

小鳥達が沢山に集まってきます

これはまゆみの自己主張の様にも見えます

木が柔らかくてよくしなって弓につかわれるそうです

草木は常に生存競争を強いられ

さまざまな環境に適応して柔軟に生きています

 

 

女子会で友達と楽しく過ごし ました

そこの庭の「つりひめそば」  がよく手入れされていました

又生け垣には「さざんかが」 白く満開でした

晩秋から初冬にかけてのこの花とは

まさしく出会いだと思いました

 

 

待ちに待った娘と再会を果たしました

一年九カ月ぶりでした

お互いに無事を確認してほっとしました

短いながらも楽しい時間を過ごせました

田舎の新鮮な野菜をたくさんに持たせて

幸せな気分でした

 

私達はこのコロ禍で沢山のことをまなびました

物の豊かさやり利便性からは

幸せは得られない

そして人々との繋がりな中にこそ

真のしあわせがあることを、、、、

又今までのライフスタイルの見直しと

経済成長神話からの脱却こそが大切だと

そのためにはまず自分が変わらなければ

更には科学の成果を充分に生かすのは私達の務めだ、、、、と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霜月になりました

2021-11-02 14:40:24 | 旅行

早くも十一月 一日ごとに日が短くなって

気温も低下して

ほんのちょっと前までは日中は汗ばんだのに

秋はどこにいったの、、、、、?と

思ってしまいます

 

 

新しい鐘楼の付近のもみじが綺麗になってきました

もみじは紅葉する樹木の中では一番美しいと思います

又はらはらと散るさまも美しくて

「裏表見せて散る行くもみじかな」   と

良寛様も詩っています

誠に良いところばかりを見せていきたいのですが

晩年ともならば裏も見せなければいけないのでしょう

そうなりたくないと思っておりますが

今からこの体では、、、と考えております

 

真っ赤な可愛い小花をびっしりと付けた「べにまんさく」 です

小さいながらも沢山の花でちょっと離れてみれば木全体が赤く見えるのです

このように咲いて昆虫達を誘ってリるのでしょう

植物の生きる智恵を感じます

春の芽ふきは小さなハート型の可愛い葉です

葉の紅葉も又なかなか美しくて名前の由来でしょう

 

「いちょうの」葉も黄葉です

いちょうは虫が付きにくくて火災の強いから街路樹として多く植えられたそうです

我が家はギンナンがほしくて六本ほど植えました

家の前の畑で一斉に黄葉すれば家の周りが明るくなります

この実は独特なにおいですがこの種を収穫して

冬の楽しみな食糧でもあります

金色(こんじき)の小さき鳥の形して銀杏散るなる夕日が丘に     与謝野晶子

誠に北風でも吹けばいっせに小鳥が飛び立つようです

 

前ページで紹介しました「つめれんげ」 です

今になりますと細かい白い花をびっしりと付けて

そこにはあまいみつがたくさんにあるのでしよう

いつも二~三匹の蝶がとまっています

もう花も少ない中で昆虫も草木も子孫を名越さなくてはなりませんね

調べましたらサラダとし生でたべられるとか、、、

こんな時期に大切な昆虫の食料を奪わなくても、、、、ですね

 

南アルプスの雪景色がぐんと下がってきました

落ち葉が風に舞う頃になりました

目に見えます地上の草木は冬枯れてはいましても

地中では再生の季節に向けて草木が

ゆっくりとした歩みを進めていることでしょう

私達は常にこの身の周りの景色は不変であると信じていますが、、、、、

 

この夏のオリンピックには様々な工夫があって

今になってあらためておどろき感心です

あの時授与された金メダル5,000個がすべて

リサイクルだったそうです

我が家でも携帯電話機の不要なものを役場に提出いたしました

皆様もきっと出されたと思いますが

あの燦然と胸に輝く金メダルがもしかしたらわたしたちの

携帯からとおもえば

資源の無い我が国だからこそ

リサイクル技術が発展したのでしょう

 

折しも cop26の会議に出かけられる首相に

若者が「私達の未来と生物を守って」   と

直訴したそうです

そのまま首相には渡らなかったけれども

側近の方が受け取ったそうです

未来を担う若者の切実な願いは

私達も心が引き締まる思いです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする