花は一つの物語と繋がっている場合があります
現にこの 「都忘れ」は
佐渡に島流しされた
順天院様が寂しい日々を送っておられた時
その玉座近くに咲くこの花の美しさに
しばし都を忘れる事ができましたとかで
それが花の名前になったそうです
決して華やかでは有りませんがどことなく気品があってつつましくもあって
日本人好みのわび、さびもあって美しいけれど
はなの歴史を思えば綺麗なのに寂しくなります
それがまた此の花の良さでもあります
純白にさく 「オダマキ」です
ピンク系、やブルー系とは一寸違った時期に咲きます
流れるような大きな時間の中にあっても
この白オダマキはかわることがありません
ピンク系、やブルー系はほぼ同時期に咲く為
色、姿もそれぞれに交配して
多種、多様になっています
変わることの面白さ、いつも変わらないことの意味
どちらがどうというのではなくて
相反する中で私達はそれらを見ながら生きているのです
風が吹く度に揺れる「ひめしゃが」
どちらかといいますと日陰好みの花です
足をサツキの株の中に突っ込んで涼しさを求めている様な
そんな姿の花の生きざまの中に全ての命が輝いて見える五月です
以前バラ愛好家の方からわけていただきました
「?」花の名前を忘れて申し訳ありません
バラと相性がよいとのことで我が家には園芸バラがなくて
「ハマナス」、「のばら」の中に植えてみました
結構増えて花の咲かないものを混ぜれば
二~~三年後にはこのあたり一面に此の白花が咲くことでしょう
花の名前を忘れて申し訳ないのですが
花は確実に我が家に着地しています
頂いた方にご恩返しが出来たと思っています