山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

花の歴史をおもえば・・・

2016-05-24 08:41:17 | 日記




花は一つの物語と繋がっている場合があります
現にこの 「都忘れ」は
佐渡に島流しされた 
順天院様が寂しい日々を送っておられた時
その玉座近くに咲くこの花の美しさに
しばし都を忘れる事ができましたとかで
それが花の名前になったそうです
決して華やかでは有りませんがどことなく気品があってつつましくもあって
日本人好みのわび、さびもあって美しいけれど
はなの歴史を思えば綺麗なのに寂しくなります
それがまた此の花の良さでもあります



純白にさく 「オダマキ」です
ピンク系、やブルー系とは一寸違った時期に咲きます
流れるような大きな時間の中にあっても
この白オダマキはかわることがありません
ピンク系、やブルー系はほぼ同時期に咲く為
色、姿もそれぞれに交配して
多種、多様になっています
変わることの面白さ、いつも変わらないことの意味
どちらがどうというのではなくて
相反する中で私達はそれらを見ながら生きているのです



風が吹く度に揺れる「ひめしゃが」
どちらかといいますと日陰好みの花です
足をサツキの株の中に突っ込んで涼しさを求めている様な
そんな姿の花の生きざまの中に全ての命が輝いて見える五月です



以前バラ愛好家の方からわけていただきました
「?」花の名前を忘れて申し訳ありません
バラと相性がよいとのことで我が家には園芸バラがなくて




「ハマナス」、「のばら」の中に植えてみました
結構増えて花の咲かないものを混ぜれば
二~~三年後にはこのあたり一面に此の白花が咲くことでしょう
花の名前を忘れて申し訳ないのですが
花は確実に我が家に着地しています
頂いた方にご恩返しが出来たと思っています






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心を豊かにしてくれる草木

2016-05-21 15:29:25 | 日記


今年はなんだか花の咲くのが早く感じます
元にこの「にっこうきすげ」は昨年より十日程早く咲きました でもなんだか草たけが小さいように思いわれます
温暖化は確実に進んでいます 植物たちが物語っています
植物たちも環境の悪化と戦っているのでしょう
私達人間もこれからの季節に備えなければなりませんよね



「はなしのぶ」です早くも虫にかじられています
「やめて、絶滅危惧種んなんだから」と思わず言いそうになってハッとしました
花と昆虫の共存にほっと心が和みます
植物は昆虫に人間にもかけがえにない大切な糧です
心に潤いをもたらしてくれています



綺麗な清水を集めて流れるおがわのほとりに咲く
「やぶでまり」 です
此の花は私流に考えますと 葉はおおでまり、花は白い額あじさい、花のつき具合は、やまぼうしの三種類の木が一つになったような木です花が開いた時は真っ白でだんだん緑がかってきます 挿し木でもよく付いて分けてあげた方は皆さん上手に育て下さっています
又八月頃から実赤くルビーのようにがなってこれもまたなかなか 綺麗です



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小鳥の巣立ちを応援しています

2016-05-14 11:27:46 | 日記




「かくれん」の花と葉です
「もういいかい?」ってきたら 「もういいよ」って云ったから
そっと覗いてみました
こんなに可愛い花が葉の影でにっこり笑っていました
初めて見る花です
姥ユリが欲しいからと言われて五株程分けてあげました
思いもかけずこんな素晴らしいお礼を頂いてしまって
一寸不公平じゃない? といわれそうですが
さに有らず花愛好家は
そのような事を天秤にかけないのです



水辺にさわやかに「水芭蕉」 です
季節はどんどん移ろって
はや夏 です
鶯の声も聞こえなくなって
家の前に生まれたての小鳥が二羽
セキレイようです
お母さんは早朝から忙そうに
子供たちの餌を探して飛んでいます
どうぞ無事に育ってくれますように・・・
山の奥の細道は危険がいっぱいなんだから




木陰でうつむいてそっと咲く「いわかがみ」 です
濃いピンクで葉はつやつやとして美しいです



「羅生門かずら」 です
その昔 京の羅生門に出没したといわれます
鬼女の切り取られた腕に似ていますそうで
こんな名前がつけられました
でもこれが咲く山道は
緑がまぶしくて
薄紫のこの」はなはちょっと群生して癒されます



上の花とは対照的に雅な名前の 「十二一重」です
濃い紫が宮中にいらっしゃる女官の袴のようで高貴な感じの花ではあります
そしておなじみの「さくらそう」
お互いの自分の領地を分け合って
お互いに対照的な色合いに引き立てあっているようです





園芸種の「シャクナゲ」と自生種の「シャクナゲ」 です
それぞれにお好みがありますでしょう・・・・・
 






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物みな伸長するこの季節

2016-05-10 13:25:38 | 日記


今ではすっかり珍しくなってしまった
「レンゲ田」はるか向こうに霞んで見えます
残雪を僅かに残す南アルプスの情景も又一興です
珍しがってカメラマンが良く訪れてきます
強い風が吹きますと ピンクの花の波が出来て
これがまた何とも言えず美しいものです
ミツバチがひっきりなしに蜜を集めにやってきます
その羽音を聞くのも又なかなか楽しいものです
子供が幼いころに読んでいた
絵本の中のミツバチがバケツを下げてやってきているようで
微笑ましくなります
「少しはのんびりしようよ」って
思わず声をかけたくなりますが
それはそのまま私自身にもあてはまるから
どうして年をとるとだんだんと忙しくなるのでしょうか・・・・?




家を新築しましたおりに
以前の庭のつつじの株のなかにありました
「シラー」無理して掘ってきましたので
2~3年は花もまばらでしたが
今年に元気になって綺麗な花を沢山咲かせてくれました
小雨に濡れた花の風情は格別です
私は我欲のみで勝手なことをしてしまいましたが
花の生きざまはなんと神妙なのでしょうか 感動を覚えます



風馨るこの季節は
花ばかりではありません
見たとうりの姿の「やぶれがさ」 です
新芽の頃は本当につぼめた傘のようで面白く風情の有ります草です
山菜料理にも美味しいと聞きましたが食べてみた事は有りません


http://blog.goo.ne.jp/admin/newentry/#


すっと背筋を伸ばしたように咲く「おだまき」です
いろいろな色に花が交配してふえています
形も上向きや横向きでいろいろあります
これからは深山おだまや山おだまきが山道のそこかしこに自生することでしょう
そのような自生種は華やかさは有りませんが地味なりの美しさはあります



樹下にひっそりと透き通る様な真っ白な清楚な花を咲かせる 「えんれいそう」 です
何時しかカエルの声が聞かれる季節となりました
花は変わりなく優しく美しく咲いてくれるけれども と
思わず我身を振り返ってしまいます


コメント (2)
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