雨上がりの夕方、犬の散歩の途中でふと見つけた花、
長い花房に真っ白な可愛い鈴型の小花をたくさんつけて、
ほのかに甘い香りを漂わせて、咲いていました。
初めて見る美しいこの花との出会いは、驚きと喜びでいっぱいでした。
さっそく一枝とってきて、図鑑で調べてみました。
シルバーベルツリー「1892年、アメリカから種子を輸入、未だ余り普及していないので
苗木の入手は困難」の変種でオオバアサガラと言うものでした。
さっそく、挿し木をすることにしました。
又、降り出した雨の中で
土を用意したり、発根剤を買ってきたりの大仕事になってしまいました。
雨に濡れながら、 「さて、この花はいつ咲けるのかしら?………。
その時、私は幾歳に?………。 まあ、あまり先の事は考えないで」
キュウイフルーツの原種とも言われている 「さるなし」です。
オオバアサガラにからみついて咲いていました。
花もなかなか可愛らしくて、
又この実は、熟すと甘酸っぱく、猿でなくても大好きになリます。
果実酒にすれば、香りの高い 体に良いといわれる美味しいお酒になります。
はっぱを落とせば、この枝で編む、かご、敷物は、
なかなか、風情のある編み物が出来ます。
用途の多い植物です。