春を告げる花 「福寿草」

柔らかな日射しを浴びて金色に輝いて咲く「福寿草」。
昨年末より、ちょこっと顔を出し始め気がきではなく、
そ～っと土を寄せて、かばってきました。
その後の大雪ですっぽりと埋まって「ほっ」と安心していました。
雪の解けるのを待っていたかの様に、
花のない早春の庭に、一斉に顔を出しました。
朝夕はマイナス10度位に冷え込んでいるのに、
この花の持つ「生命力」の大きさと、秘めたる力強さを　
ひしひしと感じさせてくれました。
待ちわびた春の花です。

パワースポット「Ⅱ」

美しくもきびしい冬の南アルプスの山々と、その周辺の景色。
仕事で疲れて「ホッ」として腰を伸ばすと、いつも目の前にあります。
季節ごとのその変化は勿論、
日々、刻々とその色、姿、形を変えながら、
いつも大きな懐で包み込むように、見守ってくれています。
喜びや悲しみでもその姿は、変わって見えます。
私の尊敬する先生が、大病を患い大手術をしました。
その後、薬等一切使わず、
この南アルプスに向かって，朝、夕、三十分正坐し
大自然のエネルギーをいっぱい頂いて、
二十年余の今も，健在でおられます。
その健康法は有名で、各地を講演されました。
薬害なし、費用もただです。
暖かく大きな懐、時には厳しく、時には優しく
パワーいっぱいに、自然界で生き延びる姿を、見せつけてくれます。

今、一生懸命に困難に立ち向かっている、あなた、
今、まさに受験勉強のさなかの、中高生の皆さん、
この大自然の、エネルギーとパワーをつかみ取って良い成果を出して下さい。
春の来ない冬はありません。
耐えて、美しい「桜」を、咲かせてください。

ほのかな香りに振り向けば

雨上がりの庭にほのかに甘酸っぱい香りを漂わせて咲いた「蝋梅」
年末よりふっくらと蕾をふくらませ
今か今かと、待っていました。
この半月ほどの厳しい寒さで、すっかりその存在すら忘れかけていました。
厳しい冬の寒さに耐え、
春のような生温かい雨に促されるようにして
他の花木に先がけて咲きました。
小枝いっぱいの可愛い蕾は
真っ白な雪の上に、黄色いともしびをともしたように見えました。

小さな花に癒されて

犬の散歩の途中で石と石の間にこんな可愛いボケの花を見つけました。
余りに小さくて可愛いので見入っていると
丁度、用事のある方が見えました。
その方にも見せてあげました。
しばらくジーと見てから、「癒されますね。」と一言。
また、ジーと見た後で、「ご褒美かもね、あなたへの……」。
私は、この言葉に驚きましたが　
今度は私が、癒されました。
小さな、小豆粒位のボケの花に、癒されて
優しい言葉に癒されて。
粉雪の舞う、寒い寒い一日でしたが、
心の中は、とても暖かな春のようでした。