名前の由来を尋ねれば・・・

今年は「やまゆりの」蕾が沢山ついて
多いものは１３輪もあります
蕾が小さくて緑色うちはいいのですが
大きくなって皆　白くなってきますと
見事ではありますがもう草は大変な事になりまして
見かねた方が
「支柱をしたら？」　と言ってくれます
花はほとんど地に着くように咲いています



でもでもそれは決してやってはいけないのです
以前に余りに大きくなりすぎまして
見かねた私はしっかりと支柱を立てて２所程縛ってやりました
その年は何とか咲いたのですが
翌年は小さな２本の芽が出てその次の年には
なんと絶えてしまったのです
そのことを
植物に詳しい方にお話すると　
それは　本当に素人の考えだと
叱られました
まさにユリの　名前の由来から
「揺れる　～ユリ」になったのだそうです
私は親切心だったのですが
全くユリにとっては」迷惑な話なのです
　漢字の「百合」は沢山の種が集まった状態を表すのだそうです
成るほど
昔の人は偉い！
それにくべて私の浅知恵で一本の立派な百合に苦しい思いをさせたかと
思いますと　何も　話す事の出来な植物だけに
本当に申し訳ないと　思っています
このような事は気が付かないうちに
きっと沢山有るのでしょう

儚さゆえに 一層美しく・・・

此の頃「おおまつよいくさ」が少なくなってきました

珍しいと言ってわざわざ車で
見に来る方がいます
群れて咲きますと夕方から　午前中ごろまで本当に
美しい花です
　儚い一日花ですが
下の方から順々に咲きあげて長い事楽しませてくれます
夕方ほっと明りをともしたように咲いている
花に出会うと時
その日の一日の心のざわめきも
何もなかったように感じる優しい温かい気持ちにさせてくれる　花です





春先の若芽のお浸しにもなって食べても美味しい山菜でもあり
美しい山野草　でもあります　「ぎぼうし」　です



下の方から順々に咲きあげていくところは
おおまつよい草と良く似ています
同じ一日花ですが優しさと温かさを併せ持ったような
百合にも似た花をつけます
葉は葉でさわさわと涼しげにゆれて
鬱陶しい梅雨も忘れさせてくれます
これから長い事葉・と花と楽しませてくれます

雨のなかで・・・

古くから私たちの身近にあって
その　美しさと優しさと　気品で
誰からも愛される　「あじさい」
今はピンク系が多い様な気がしますが
私個人としましては
やっぱりブルー系が好きです
殊に雨後に花弁に
水滴が溜まっているのはやっぱりブルーが合うような気がします
「私は今ここに生きています」と
強く主張しているような気がします
こんな花の姿に出会えた日には
傘をさすのも明るく楽しい気分になります
「これから暑い厳しい夏がやってきますよ」と言われているようで
心構えをしなくては・・・
自然は私たちに命のあり方を見せてくれています

森に流れる気を頂いて

全長およそ６００ｍ　標高差約１６０ｍ～２００ｍこの参道の入り口付近に咲く
山アジサイ「ひちだんか」　です
途中には　六地蔵尊が出迎えてくれます
ブル-の星をちりばめた様に咲きます


途中から真っ白なあじさいがやがて薄紅にそして深紅に染まる「くれない」
になります










もう少し昇りつめますと
「甘茶」　になります
地味な花ですが
とても可愛らしくておとなしくて大好きです






赤松に絡みついて咲いている
「いわがらみ」　です

小鳥の声を聞きながらこもれびを浴びながら
苔むしたお観音様と語り合いながら歩く参道
自然とお観音様が一体となって
道行く人人を慰めて下さる
こんな時代だから
こういう心の癒されるところが必要なのでしょう

ある時は山桜のトンネルに
又ある時はモミジのトンネルにと
この何百年？の間どれほどの方々を御救い下さったたことでしょう