山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

秋も本番をむかえて、・・・

2019-09-25 09:07:18 | 日記
お彼岸の中日の写軽会も済んでほっと心がなごみますこのごろ



季節に合わせて咲きま「萩」です
優美で風情のありすます萩は昔から万葉などに詠まれて
「秋風は涼しくなりぬ馬並べていざ野にゆかんはぎのはなみに」とうたわれていて
萩の花見をしたのでしょう なかなか優雅な時代です



同じ萩でもとがった種が衣類などについて移動します「ぬすびとはぎ」 です
繊細な細い枝が風に揺れて群れて咲けば結構綺麗です
植物のたくましい生きざまを見る気がします



支柱がないので一寸お行儀が悪い姿ですが
これも萩の仲間 「なんてんはぎ」 です
葉が南天のはに似ていますのでこのように呼ばれて居るのでしょう
他の萩に比べて一段と花の色が濃くてこれもまた綺麗なものです 秋はまた命のバトンタッチでもあります




「さらしなしょうま」に豹門蝶が群れています少しばかりの風をものともせずに
一心に蜜を吸っています
うっとりするような甘い香りをいっぱい漂わせて咲いています
これもまた植物のたくましい生き残りの一つでしょう



空気が澄み高く晴れ渡る秋の空のもと季節に合わせて情感を深めるように咲きます
「しろばなほととぎす」です
秋の涼気をたっぷりと吸って凛として咲いています



「友禅菊」です 今までにはなかった濃いピンクの花が咲きました
カメラを向けると恥じらうよに写っています
身近にあるものが愛おしく感じました
長い事同じ所で栽培しているうちにこのように変化をしたのです
このようにそばにいる命の逞しさとありふれた様に思える日常のまばゆさを
野の花が秋風に揺れながら教えてくれています
 又これも命のバトンyタッです








そうです「ふじばかま」と「あさぎまだらちょう」 です
はるばると海を越えて今年もやってきました
「おなかいっぱいにしていって無事に故郷にかえってね」と
子供を見送る親の心境です
フジバカマの蜜には特別な栄養が有るのでしょう
フジバカマの忘れてはならないもう一つの力が有ります
それは名前の由来ともなります半乾きの時のあの香りです

以前にフジバカマの種を分けてほしいといわれて
刈ってきて半日ほど乾かし種を取ろうとして西日で背中を温めながら 椅子に腰かけて取っていますと
その柔らかい優しい上品な香りに うっとりとして思わずバケツ一杯に取ってしまいました
その香りは今時の香水では決して表現出来ないと感じました
「宿りせん人の形見かフジバカマ忘れがたき香に匂いける」 と万葉にも詠まれています
そうです高貴な藤色の袴を付けるような方が香水とし使われたのでしょう
本当に大宮人はこのような香水を使われるなんて すばらしい、おしゃれ、の一言に尽きます











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風音をききながら

2019-09-14 18:19:41 | 日記
山の奥の細道に住む私は
毎日熊、猿、イノシシなどと言って暮らしておりますので
佐渡の風雅な文化がまばゆくて佐渡ボケをしていました
ある朝心地よい秋風の音にふっときずいて庭に出れば



マツムシソウが豹門著と戯れていました
「やっぱりうちが一番ね」と思いました



銀色に輝く雄花、赤とんぼ、鰯雲
ぼんやりしている間にすっかり中秋です



秋の七草には入りませんが秋と言う憂いを含んだ季節にふさわしい花「水引草」です
ともすれば見落とされがちな優しい花です



秋は実りの季節もあります 
細かい花と実が可愛い「はなこしょう」 です
漬けものなどに入れてアクセントとして使えます
見ても食べても美味しい目に見えなものから見えるものへと季は進んできます
そしてもう一つの実り、、、、、と言えば








そうです「さんざし」です
今年は見るからに豊作そうで嬉しいですね
さんざしは健康効果が沢山でむくみをとるコレスレロールを下げる血圧を安定させる等墓他にも沢山
何より嬉しいのはアンチエイジングだそうで美肌効果もあって、、、「?}
高森の特産と言えばリンゴ、市田がきに加わって
この実に早くから目を付けた人は素晴らしいです
まさに先見の明とも言うべき人ですね



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初めて日本海に出ました

2019-09-07 20:46:03 | 日記


能舞台のあります山門の茅葺の屋根に趣が有ります

私は初めて日本海にでました
そうですいつもの仲間と佐渡にやってきました



この水田のあたりは朱鷺のいるところでその姿を見ることが出来ました
でも朱鷺の独特な色は季節で変わるそうでその姿は普通のさぎのようでした



風光明媚なところでしてこの様な景色はいたるところに有りました
まず佐渡と言えば金山ですね



昔はずいぶん賑わっていたと思われます ここは小判や金の延べ棒を作成した跡地です
金にまつわる争いなど全く感じられずに 
今は子供がにぎやかく遊んでいました



売店ではさすがに金を思わせるものが売られていましたこれは金の延べ棒を模倣したクッキーです
お土産に一本買いました



朝早い出発でしたので大変疲れて佐渡の海に沈む夕日が一段と美しく感じました
佐渡は政争に敗れた著名な方が流されたところですのでその面影がそこかしこに有りました



順徳院様もその一人でしてここはこのおかたの墓所です
草や木に覆われていてもさすがと思われる立派な墓所でした
ここの地で都忘れを愛でていたのかと思えば感慨がひとしおでした
佐渡は日蓮さまも流されてい日蓮さまにまつわるお寺や立派な建物が有りました


日蓮宗妙宣寺様です
島でただ一つ五重塔が立派でした順徳院様の供養のために作られとのことです
ここには 世阿弥さんも流されていて立派な能舞台もありました



毎年七月の最終の日曜日には定例能が有りますそうです
お宿の飾られていました能衣装を思い浮かべて想像してみました
なかなか雅なところです


佐渡に不勉強だった私は行ってみて驚きました
多くの文化人や天皇様三人{順徳院、高倉天皇、後鳥天皇」ほかにも・・・
又日蓮上人、世阿弥さんまで 兎に角政争 に敗れたとはいえさすがの方々名残の史跡が沢山有っておどろきました
佐渡はお米も美味しい し風光明媚で 海の幸も沢山で 島流しとは言え
それぞれの方がそれぞれ 活躍して生きていたのだと改めて思いました
人は優しいしなにせ朱鷺と暮らすようなやさしいところだもの・・・・
佐渡へ佐渡へと草木もなびくよ ♪
私は本当に不自由な体で皆さまのお世話様になってしまいました









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