山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

次の世代に残す 自然

2013-07-29 14:47:37 | 日記






年々加速する温暖化と 増える自然災害。
私たちを取り巻く環境は、悪化するばかり。
私たちはこれからどうなっていくのでしょうか?

凛として 香り高く
豪華にに咲き誇る 「やまゆり」 の前で
こんな素晴らしい自然が百年後も、次の世代、又その次の世代にも
みられますように・・・・と祈っています。

私たちは、そんなに先の事までは解りませんが
一本一草を慈しんで、
次の世代に贈り物として 残したいと思います。
 



夏草の生い茂る中で
華やかなオレンジ色の花を咲かせる 「ふしぐろせんのう」
茎の節のところが黒っぽくてこの名前になったそうです。

山野の草むらで、蝶や蜂の目に留まって
より多くの種子を残していく様にと
こんなにも美しく咲くのでしょうか・・・・?




 野辺見れば なでしこの花咲きにけり
 我が待つ秋は 近ずくらしも と
万葉集にも詠まれている 「なでしこ」
秋の七草の一つで
夏から秋遅くまで優しい乙女の姿を連想させるような
愛らしい草姿で 山野に咲いています。


どの花もそれぞれ身近にあって
昔から皆さまに親しまれてきました。
山里に ごく自然に 当たり前として
これからもずっとこのあたりに咲き続ける風景を夢見ています。




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気取らない 美しさ

2013-07-22 19:13:56 | 日記








盛夏の最中、ゆったりと緑の葉を広げ
涼しげな白又は淡いブルーの百合に似た花を咲かせる 「ぎぼうし」

葉の大きさ、色、形がそれぞれ違っていて なかなか趣のある花です。
美しく整った花姿には 心が動かされます。

毎日の慌ただしい暮らしの中、
このような自然が
私を育ててくれている かけがえのないものと感じます。



やはり盛夏の花 「ねむのき」
夜になるとその葉を閉じて睡眠している様になります。

大木の木に淡紅色の美しい花がこぼれるように咲くのは
なかなか見応えがあります。

この暑いさなか
おおらかな広がりを見せて咲く姿からは
精一杯の想いを感じるような気がします。








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無心

2013-07-13 19:16:43 | 日記




本当に信じられない様なお話ですが、
「こむらさき」 がひらひらと家の中に舞い込んできました。
驚いてそっと捕まえ、子供の手に載せました。

「こむらさき」と言えば わりに高い所を舞う蝶なので、
一寸 虫好きの方なら、夢の様なお話です。

しばらくは子供の手の上で
あの瑠璃色の美しい羽を
閉じたり開いたりしていました。

傷一つない 羽化したばかりと思われる蝶に
子供も私も ただ驚き 感動して 見とれておりました。

生まれたての 無垢な蝶と けがれない心の子供。
お互いに安心し合って 信じあって・・・。

不思議な 素敵な ひとときでした。





夏の日差しに煌めくように咲く 「むらさきたかねあおやぎそう」
スーッと伸びた細長い茎の
立ち姿の美しい植物で
大きくなると1m余りあります。
濃い紫の花に 葯が金色に輝いて そのコントラストが何とも美しい花です。
その名前のとうり 高山植物ですが
温暖化で しかもこの猛暑の中、
よくめげずに 咲いてくれると思っています。



桔梗と言えば
お盆になりますと良く仏さまの花として仏壇に飾られますが
「乙女桔梗」 はその一足先に花壇の片隅で咲いています。
真夏の暑い陽ざしの中
お日様に向かって 花達が 「ワイワイ、ガヤガヤ」とにぎやかく
おしゃべりをしているような気がします。

草丈およそ20㎝程の 可愛い花です。 


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山のおくの、細道から

2013-07-07 09:58:00 | 日記


高さ20m余りの赤松に絡みつきながら 青い空に浮きたつように
びっしりと白い花を咲かせている 「いわがらみ」
こんな松が2~3本まとまって立っていると
辺りの空気も凛と引き締まって一寸圧倒されます。
でも、赤松の方はきっと大変に迷惑なことでしょう。

春には若芽を おひたし、あえもの、油いため、天ぷら等にして
タラの芽に並ぶ美味しい山菜でもあります。



濃いピンクの可憐な小花が霞がかったように群れて咲く 「しもつけ」
下野(栃木県)で発見されてこの名がついたそうです。
大きな株になって来ますと、
花の盛りには見応えが有って なかなかに綺麗!




紫陽花と雨はどうしてこんなにも合うのでしょうか?

清々しい空気をあたり一面に放ちながら
限りない広がりをみせて咲く 「やまあじさい」

こんなにも美しい自然が こんなにも身近にありながら
いつも何だか慌ただしくて 自分を見失ってしまいそう・・・。

いつの日にか 自分の歩調で ゆっくりと
この自然を満喫しながらこの道を歩きたい・・・。



山アジサイの中で一番大人しい 「甘茶」
ある日突然にこんなにも可愛くなります。
でもこの姿はほんの一時、
うっかりしていて見過ごしてしまうことも たびたび。
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清浄な 山路にて

2013-07-02 12:13:45 | 日記






そぼ降る雨に濡れながら 優しくほほ笑んでおられる 仏様
この時期 「ヤマアジサイ」 の写真を撮りに来られる方々を
草木と共に優しく迎えて下さいます。

長年の風雪に耐えて そのお顔さえはっきりとはしませんが
昔ながらの故郷そのもので、心安らぐものが有ります。

哲学の路入口から順々に咲きあげてくる 「ヤマアジサイ」
星を散りばめた様なブルーに咲く 「シチダンカ」 です。









標高差およそ300m、全長およそ1kmの、
この道の出口付近に咲く 「シチダンカ(しろ)」と 「ヤマアジサイ(くれない)」 です。

真っ白な花が、しだいに真っ赤に染まっていく姿はまさに アジサイの七変化です。
めぐみの雨に濡れながら、草木の命も輝いているのです。



一見地味なつまらない花に思えるのですが
ある日突然にどの花にも負けない位に可愛いく咲く 「甘茶」

初夏はすべての植物が伸長する季節
優しさと可憐さの中に 強い秘められた力を感じ
勇気を頂き 生きてゆく元気につながるような気がします。


コメント (3)
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