山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

春の花次々と

2016-03-28 16:22:10 | 日記


雨上がりの庭に芳香を漂わせながら咲く
「沈丁花」つややかな常緑の葉とともに
優しい色合いは春の訪れを身近に感じさせてくれて
殊に雨に濡れた風情は格別です



以前は樹下にひっそりとに自生していました
「春ラン」 洋ランのシンピジュウムや胡蝶蘭とは違って
華やかさはありませんが
清楚でつつましくて どことなく気品もあって
好みはそれぞれですが
なかなか人気が有って 乱獲されてしまって
今はほとんど自生は見られません
私も慌てて二鉢程集めて庭先にさりげなくおけば
ずっと以前からここに有ったかの様にぴったりと合って
やっぱり和風の欄ですね



二月頃まだ風も冷たい中で
優しく咲き始めた
「セリバオオレン」薬草としても有名で
 「オオレンを摘む子に問えば母が病む」 等と
詠われています胃腸薬として有名です
北風の中で咲いていますので
花も葉も痛んでいますが
薬の部分は地下茎だそうです





柔らかな春の日差しを両手で受け止めて背伸びをしているかのよううな
「チオノドクサ」
小さい草花ですが春先に咲くこんな花でも元気を頂けます
私が今ここに生きているには数え切れないほどの
さまざまな人、物の営みとお蔭が有ります
時は刻々と動いていて
既に今年も三カ月が終わろうとしています
春の草花から生きている事を感じる季節です


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな花が教えてくれたこと

2016-03-17 10:40:24 | 日記



山野草の本の表紙か口絵に必ずと言っていいくらいに登場する 「節分草」

可愛いので一目見たいとずっとおもっていました
友達からのでんわで「今日が見ごろだから見に来て」と言われてすぐにみせていただきました
樹の下にひっそりとさいていました
思っていたよりはすっと華奢で白い産毛の様なものに覆われっていて
その姿はたまらなく愛らしい



国内はもとより国外でも 情勢が不安定今の時代は
生きるのに必死でこんな小さな花に目向ける余裕がない
 「雪割りそう」も 木陰でびっくりするほどの
鮮やかな濃い紫でさいていました
いよいよもって春ですね
電話で呼んでで頂いて
こんな小さな花に感動している私は
本当に恵まれているのだなと気がつきました
美しい花を美しいと思える幸せは
本当に豊かな事だと 改めて実感し感謝する春のお彼岸の入りです
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復興にかける皆さんの意気込みを感じて

2016-03-12 10:10:48 | 日記


あの恐ろし震災から丸五年
三月十一日が近ずいて来ますと 
次々に放映される当時の様子
改めていかに大きな災害であったかと
その失われた者の大きさを痛感します
心が癒されるなどとは程遠いことでしょう

それでも心からお悔やみ申し上げます
私達に出来ます事は
やはり祈ることそかありません
でも何かできることは・・・・・?
そんな折友達から
復興若芽成るものを分けていただきました
その美味しかったこと 
山育ちの私は 「新鮮な若芽はこんな味なのだ」と
歯ごたえやら味を堪能しました
それはまさに復興にかける人々の
祈りの若芽 意気込みの若芽でもあります
どうぞこれからもこんな美味しい尊い食材を
作り続けていけますように・・・・・
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名前を付けた方は素晴らしい!

2016-03-01 09:37:42 | 日記





今年は 春の訪れが平年より一寸早いかな?
と思って二月中旬に
何時もの「座禅草」の自生地に行って参りました
すると案の定ナイフの様な芽が出ていました
このとんがった芽で周りに積もった
落葉や凍てついた大地をかき分けて
ひんやりとした空気の中で
小さな芽が出ていました





此の花に「座禅ザゼンソウ」と名前を付けた方は素晴らしい!
別名は「だるまそう」ともいうそうですが

確かに赤い花は達磨おしょう様が座禅をしているように見えます

唯姿形のみならず
座禅にはその環境が大切です
靜かに自分と向き合って
瞑想し 後におさとりを得て 行くのでしょう
そんなぴったりの場所に自生しているのです

音と言えば 天空を渉る風の木々の葉摺れの音
時には優しく 時に激しく
又雪解け水を集めてこんこんと流れる
小さな川の音

訪れる者は修業の邪魔になるような
妙麗の美女 等は決してありんません
熊・猿・ 猪 そして 私の様なへんてこなお婆さん位なところで
誠に修業にふさわしい場所と言わざるを得ません

ちなみに北米ではその悪臭から「スカンクキャベツ」 と呼ばれているそうです
でも和名の方が此の花には絶対良い





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする