宇治と言えば あの美しい平等院、美味しい宇治茶、源氏物語の宇治での十帖と有名なところですが・・・。
以前、お友達と宇治の煎茶会に行きました。
風情ある木戸をくぐると 苔むした石畳が有り、その奥にあるお茶室へと向かおうとして、
ふっと足元を見ますと、そこに美しい椿の花が一輪・・・・?
思わず足を止めて上を見上げましたが、その辺りには椿の木は有りません。
この椿は私たち三人のため さりげなく置かれたもの・・・。
一寸した心づかいがとても温かく四時間もバスにゆられてきた甲斐があったと感動しました。
お昼は宇治川のほとりで はらはらと舞い落ちる桜を見つつ感謝しながら心のこもったお食事を頂きました。
宇治は名刹や景色のみならず、おもてなしも素晴らしく さすが…でした。
今は介護の明け暮れでなかなかこんな素敵な時間が持てなくなりました。
でも椿の花を見るたびに あのおもてなしを思い出して頑張る勇気がわいてきます。