山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

錦秋

2020-10-31 13:26:35 | 日記

朝夕の寒さから紅葉が一期の進んで来ました

 

山門前の満天星もまるく刈りこんで綺麗に紅葉です

紅葉は葉を落とす直前に見せる命の輝きかもしれません

 

 

昨年新築しました鐘楼が落ち着いてきて周りの景色とマッチするようになりました

 

 

 

 

 

同じもみじでも陽当たり具合で単一の真っ赤ではなくて赤のグラデーションになります

木々は乾燥する冬に備え水分を蒸発する葉を落とすのだそうです

 

裏庭の紅葉がそれぞれの木の色に染まって

又大きなヒノキの緑と相まって余計に美しい紅葉に思えます

冬を迎える前のこの自然の色合いを私達は愛でて紅葉狩リとして楽しんできました

四季のある私達は木々の姿の移ろいや目に映る情景や耳に届く音に心を寄せる

この繊細な感受性はいまも私達の中に息づいて居るのでしょう

 

輝ける白雲ありて照るもみじ    高浜虚子  

 

 

なぜか一輪のあじさいの遅れ花が他の紅葉を始めた花のわきで咲いています

冬枯れの庭のこの一輪はこんな時だからこそ心が和んで一寸嬉しいです

 

 

霜が降りるたびに葉がはらはらと落ちそれとは対照的に

寒さに震えながらも赤い可憐な花を凛として咲かせています 「べにまんさく」 です

 

霜月になりました

三月の梅の花の頃に「思い出のアルバム」を投稿して

きっといつかは「会いたい人に会えると」信じてここまで来ましたが

なかなか会いたい人には会えません

それでも医療関係のワクチンを

研究していて下さる方々を信じ生きています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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南アルプス初冠雪

2020-10-22 18:59:30 | 日記

十月十七日は終日冷たい雨でした

 

翌朝見ますと南アルプスは初冠雪です

昨年よりは五日早く又一昨年よりは一週間早いのです

いやですね過ごすいやすい季節が短くなっている

 

 

 

本堂前の梅の古木についていますしのぶが黄葉を始めました

はらはらと一枚一枚落としてゆく姿からは冬の到来を予感させられます

古寺に灯のともりたる黄葉かな     正岡子規

この地区の名産であります「りんご」 が

まるで紅葉をした木の葉のごとくにびっしりとなって豊作の様です

私達は台風や大雨に見舞われることなくこの季節を迎えることが出来ました

たいへんにありがたいことです

 

 

この菊は「舞子」と言うそうです

昨年さつきさんからいただきました盆栽菊の

鉢をお返しするときに出ていた若芽を一月の寒い時に植えておきました

ダメでもともと思ったのですが全部無事に育って花咲く時を迎えました

寒さ暑さに耐えた花と思えばなおいとおしくなります

菊は義母が大好きでしたのでさっそく一枝を仏様にお供えしました

思わぬ菊畑が出来ました

 

 

 

野菊の季節です

「のこんぎく」と「りゅうのうぎく」です

庭に咲く花のさいごかもしれません

羽をボロボロにした豹門著がマツムシソウに蜜を求めてくる姿には

世の逆らえない儚さを感じます

そうです一七日のあの日からコウロギの声が聞けなくなりました

 

 

多くの方々にとって特別であったこの年、次々と押し寄せる情報の変化心までせかされてしまいます

けれども今日と言う日は二度と廻って来ないのです

時には庭に咲く小さな花に心を寄せてみる

何事も無い毎日こそが豊かで味わい深いと改めて思わせられます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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味覚の秋

2020-10-17 14:32:47 | 日記

山の奥の細道に住みます私達は常に

イノシシ、猿、鹿等のご乱行に有って苦労しております

ある日の事目の前にネコが現れました

ネコを飼ったことがない私達はどのようにして追い払うかと毎日思案していました

ネコはまたこここそ住みかと言わんばかりに

毎日私達に付きまとってありったけの可愛い声でニャーニャーとないています

そのうちに我が家の犬にまで近ずいて仲良しになりました

 

そのうちにネコは朝の散歩に同行するようになりました

住職は二匹では歩きにくくてと言いながらもまんざらではなさそうです

ある日、とうとうネコは朝の散歩を遂行致しました

そうなのです納骨堂の朝の勤行を神妙な顔で座っていたとのことです

 

 

ネコの顔が雨に濡らるとなめてやっている我が家に犬です

誠に健気なものです

 

私達はついに負けてネコを飼うことにしました

う~~ん、このしたたかさ

「なまえは?」と言えば即「トラ」の返事です

ずっと前から決めていたのでしょう

確かにうすい縞模様です

近くに住みます若い夫婦の活気に満ちた日々に比べて

子育ても済んでコロナで人との付き合いを控えている私達の

静かな日々は急ににぎやかになりました

トラはとても表情が豊かです

嬉しい時はそんなかおをします

トラは椅子の上にいて犬を見下ろして自分こそが先輩と言っているようにも見えます

 

秋は味覚の秋ですね

この栗の渋皮煮は私が健康のバロメーターの様なものです

梅干しと渋皮煮が出来れば「まあ~いいかな」と勝手に思っています

結構手がかかりますので、、、、

 

味覚の秋 新米、やマツタケは無くても栽培の「ひらたけ」がはじまりました

煮ものやあえ物等においしくて綺麗で扱いやすい茸です、

沢山冷凍して年末や年初めの行事用にします

又ご近所jにおすそ分けしても喜ばれる茸です

 

 

これは栽培の「なめこ」 です

私はやはり味噌汁がいちばんとおもいます

沢山出ますのであちこちに配ります

皆さん待っていて下さいます

 

毎年この時期にK様から頂きます「あけび」 です

観賞用ですので玄関でしばらく楽しみます

このようにしてお互いに健康をに暮らしているのかを確認し合っているのでしょう

嬉しい事です

 

今日は雨で急に寒くなりました

毎晩台所、とテレビの下で綺麗な声を聞かせて私達に心を癒してくれている

こおろぎの声が心なしか弱弱しいく聞こえます

 

 

 

 

 

 

 

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草木の姿の移ろいを楽しんで、、、

2020-10-12 17:40:32 | 日記

朝夕の冷りんやりした空気で実ものが色付いてきました

鬼灯{ほうずき] です

「ほうずきや姉と遊びし日の遠く」

いつから私はほうずきがたからものでなくなったのでしょう?

大きな綺麗なほうずきは私達の幼いころは大変に大事でした

いつの間に年をとってそんなもの、、、、、と

思うようになっていました

それでもやはりほうずきを見ますと故郷の庭を思い出して懐かしいのです

 

 

春には芽生え花咲かせて夏には緑を輝かせていた「満天星」も

緑を失って赤と言う一文字では表しきれ無い色の豊かさに感動します

 

大きなもみの木に絡んで紅葉を始めました「つた」 です

緑を失う木々からは自然の避けられない宿命を感じるのですが

私達の目には儚く見えるから余計に美しく思えるのかもしれません

 

 

日中の日差しはまだまだ強いものが有りますが

野に咲く花は確実に秋です

「つつざきやまじのぎく」 です

小さな花弁の一つ一つがつ筒状になっていて可憐な野菊です

ここにはシジミチョウが蕾の頃からやってきますし

コウロギの声も日中でもずっと聞こえて気持ちが慎ましく豊かになります

 

この季節には珍しい華やかな「ココルチカム」 別名イヌサフラン です

今年はいつまでも暑いから雑草がたえることがありません

目の前の雑草ばかりの追われていては移ろう季節を楽しめません

流れゆく時間の中で少しだけ立ち止まって もう儚い草花の姿をじっくりと見てあげたい

これからは一雨ごとに涼しさが増して物憂い季節になりますね

 

 

 

 

 

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中秋に寄せて

2020-10-03 16:50:42 | 日記

十月一日は中秋の名月でした

 

好天に恵まれて美しい秋の満月を楽しむことが出来ました

自粛でも変わらず空に有って人々の営みを明るく照らしています

「何事も変わりのみゆく世に中に同じ影にて澄める月かな」   西行様

今年の名月は忘れがたいものでした

月の光は心を穏やかにして癒すのだそうです

そんなことを思ってお風呂場から窓を開けて眺めてみました

今年はスーパーモムーンや、桜月夜等満月を見るり機会が他にもあったと思ます

でもやはり月は秋ですね

【月見れば千千(ちじ)似ものこそかなしけれ我が身一つのあきにはあらねど】   大江千里

と百人一首でよまれています

世の中がどんなに変わっても人の思いは変わらないのですね

 

 

庭の先の「白鳥」も心なしか寂しげにうつむいてさいています

花は同じに咲いても観る人の心で違って見えるのでしょう

聞こえるのは風の音のみです

 

秋の装いを始めました「満天星」 です

過ぎ去った日々は取り返すことは出来ませんが

小さなローソクに灯のともすようにコロナの終束を願いたいです

赤く色付いた木のはも今を次に託そうと願いを込めているのでしょう

次の季節に向けてのわずかなひと時です

 

 

 

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