のりたんの具合が悪い。
頭痛が去らないのである。
万が一・・・
夜中になって医者に行くことにした。
何かが起こってからは遅いのである。
若い時とは違う。
昨年、ゆきたんくが精神的に落ち込んで浮き上がってこなかった時があった。
仕事が忙しいのに、ゆきたんくのことを第一に考えてくれたのりたんである。
今できることをやるしかない。
のりたんを車に乗せ、病院に向かう。
ゆきたんくたちの他には、一組しか来院者がいなかった。
受付を済ませ、診察室に入るのりたん。
重い病気でありませんように。
結果的には、過労気味であることが分かった。
ゆっくり休んでもらいたい。
そんな気持ちで車で帰途についた。
家のことをいつも何事もなかったようにやってくれるのりたん。
ゆきたんくに手出しさせないのである。
申し訳ない気持ちで一杯である。