墨田区にある飛木稲荷神社に行ってきた。
ここには東京大空襲で鉄が溶けるほどの高温の状態から人々を守った銀杏の木が残っている。
飛木神社稲荷 → map
鳥居のすぐ奥にある銀杏がそうだ。
何本もあった内の1本が残っているという。
東京大空襲では焼夷弾が大量に投下された。
木造建築ができるだけ燃えるように研究されていたからだ。
業火の中で亡くなった方の数も11万5千人以上だそうだ。
一部の人が,この銀杏のおげで助かったという話だ。
焼け焦げた木肌は75年前のもの。
元々の木は,もう死にかけているようだ。
空襲からしばらくして新芽を吹き,元の木を包むように復活した。
そして奇跡が起こった。
ここはお稲荷様だ。
焼けた木の一部が,お稲荷様の姿をしているのだ。
何か神々しさを感じさせてくれる。
時間のある方は訪ねてはいかがだろうか。