「人の思いっていうのはぞれぞれなんだなぁと。」
そんなことは当たり前、何を今更書いているのだと思う方はいるだろう。
もちろん、そんなことを一々書くほどのことではない。
ある意味日常茶番劇なのだから。
ゆきたんくは旅が好きで、写真を撮る暇があればハシャバシャ撮ってしまう。
プロのカメラマンならばそんなことこそ当たり前なのだろうが、素人としては多い方ではないか思っている。
見るもの全てに感動してシャッターを押す。
遠方に出かけ、例え天気が悪くとも
「天気の悪い時のここの景色は誰もが見れるものではない。」
とか言ってある意味使命感を醸し出している。
ブラウバッハという小さな町に行った時のことだ。
オーベルアレー通りにあるブラウバッハの市門、オーバー・トーアを通り抜ける。
運転手はデュッセルドルフの観光会社のN氏。
小型バスツアーの運転手兼コンダクターである。
何か素敵と思ったゆきたんく。
マルクスブルグ城を見て高い所からの景色に感動したゆきたんく。
マルクスブルグ城
帰り道はモーゼル川に出るというので、もう一度門を観れると思ってウキウキのゆきたんく。
カメラを構えて、準備万端。
話をやめて心の準備もOK。
オーバー・トーア → Map
写真を撮り、通り抜ける。
ゆきたんくが
「いやぁ、素敵な門ですねぇ。」
N氏は笑いながら一言。
「ジャマナンダヨォ。」
車に乗っていたみんなが爆笑。
何度も通っている運転手のN氏の本音。
お客に媚びないのが良い。
いやぁ、笑ってしまった。