先日の投稿では、イギリスのキリスト教的なモニュメントに触れてきたので、ここで味を変えようと思う。
よく、「死んだら天国に…」なんて言葉を聞くが、仏教的に言うと極楽なのだ。
極楽浄土とはどんなところなのだろうと思う。
生きたままそれを見ることはできないだろうし、死んだからと言ってみれる保障もない。
青森は恐山の極楽浜2009.08.11
恐山を訪れた時に、荒涼とした感じの境内にびっくりしたが、賽の河原を越え、極楽浜に到着し、眼前が開けた時は何と表現してよいのか分からなかった。
この世のものではない光景が眼前に広がっている。
たまたま、この日の空模様が湖(宇曽利湖…うそりこ)に写ったせいなのか、16時という夕刻のせいなのか・・・
見る方向を変えて少し安心した。
やはり空の青色は安心させてくれる。
そしてここには載せていないが、恐山で一番心に残ったものは、若くしてこの世をさらなくてならなかった人々の思いがたくさん散りばめられていることだった。
拙サイト、幸たんくの旅たんくに旅日記(青森2009…恐れ山←クリックして見て下さい)がある。
境内は火山岩に覆われ、ところどころ硫黄ガスが吹き出ている。
その中に、遺品等がコメント入りで置かれているのである。
この地方では「死んだらお山さいぐ」と言われてきたという。
そのお山が恐山なのだ。
一緒に行った知人の話によると、今よりも前は荒涼さがけた外れだったという。
昔の写真で検証してみようと思う。