天壇公園の記念殿
工事中で入れなかった。
昨年、国の威信をかけて実施された北京オリンピック。
入場時にかかった時間や催しなど過去最大のものであった。
広大なる中華人民共和国の首都である北京は、ここ数年の間に開発が進んだ。
そして5つの世界遺産を含むとし北京としても、急ピッチで修復が進んでいた。
楽しみにしていた観光では、様々な観光施設が修復中とのことでみることができなかった。老朽化などで危険を伴うものならば分かるが、新装開店を目指しているようにしか思えなかったのだ。
日本人にある侘び寂びの感覚からみれば、時間の経過とともに自然朽ちていったものに美を感じることを望んでいた自分がいたことに気づいた。
外国を旅行することで、自分が日本人であることを再確認することになったのである。
この時に泊まったホテルは北京の中心部と空港の間くらいだった。
その辺りの景色を朝の散歩の時に見て思った。
「かっこづけか・・・」
宿泊した燕翔飯店の辺りは、まったく目を向けられていないようだった。
燕翔飯店近くの歩道
地盤をしっかり固めてからブロックを載せたのではないことが一目瞭然だ。
ゆきたんくも転びそうになった。
通勤道路脇の歩道。
本来目を向けなければならないところがおざなりになっている感じがした。
かっこつけはいけない。
花より実をとることを考えなくてはいけないのではないだろうか。