荒涼とした中に、錆びた標識。
その標識もよく見ると英文字で書かれている。
ここは埼玉県朝霞市溝沼と膝折をまたいだ所にある「キャンプドレイク跡地」だ。
陸上競技の400mトラックが6つ入ってしまうほどの広大な土地だ。
東京近郊に残っている旧米軍基地関連の廃墟と言っていいだろう。
元々は東洋最大のゴルフ場が、陸軍の予科士官学校になる。そして「被服廠(ひふくしょう)」が設立された。大戦後は米軍が進駐し、ここを「キャンプ・ドレイク」基地として使用したという。現在は朝霞市に返還されている。
消火栓
他の米軍基地跡と違い建築物の遺構は少ない。
建築物遺構の1つ
今では木々が好き勝手に生え放題だが、この広さの中にたくさんの緑が存在するということは整備さえすれば、良い環境空間と言えるのではないだろうか。
小さな建築物遺構
何のボンベだろう
今、再開発の準備を進めているそうだが、必ずしも賛成とばかりはいかないようだ。ここの使い道について、市と住民と折り合いがつかないようだ。
冬の撮影。遺構の様子がよく分かる
市民の土地であるから、市民のために使われる計画だといいのだが・・・。