伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

古城

2008-03-16 23:54:44 | Weblog

 島国日本では、かつて武士の時代に、城を守るのに命がけであった。
敵に打ち滅ぼされて落城することは、死を意味していた。例え敵に殺されなくても自刃して果てることが美徳のような時代であった。そんな日本と同じような島国イギリスがある。イギリスの城というのはどんなだろうか。2003年に渡英した時に、数箇所の城を訪れている。その中のロングタウン・キャッスルを紹介しよう。

 私たち日本人がごく普通にイギリスと呼んでいる島国が地球の裏側にある。
UK(the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland )が世界で一般的な呼称である。 一般に連合王国と訳される。正式には、「グレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国」という。

 イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド.の四カ国が一つの国を形成しているのである。.

イングリッシュ・ヘリテージの看板
ロングタウン・キャッスル

 主にイングランドとウェールズの一部をドライブした。そしてこのイングリッシュ・ヘリテージの看板を数多く見た。この城はイングランドとウェールズのほぼ境目にあるロングタウン城であり、ウェールズ人からイングランドを守るために多数築城されたうちの一つである。12世紀に建てられ、現在は史跡になっている。

城の入り口
入り口の両サイドの膨らみは門番小屋になっている。

 このトンネルをくぐる時、すごく興奮した。何か別の世界への入り口のようだった。
そして、その向こうに砦が見えて来た時には、大発見をしたような気分だった。

 砦の載っている土台がすごい。最初の白黒の絵画を見ていただけば分ると思う。ここに来るまでずいぶんと車で登ってきた感じがする。さらに高台になっているのだ。

砦内部

 造られてから実に800年、堅牢な造りである。現役時代はこの中に渡しがあって3~4階建てのようなつくりになっていたそうだ。この砦は城の北側に位置する。

砦からの景色

  この写真を見ると、かなりの高台なことが分るだろう。ブレコンビーコンの山地にかかっている部分だ。熱波のため霞んではいるが牧歌的な景色、そう緑とオレンジのパッチワークも見える。ここならば敵の襲来も一目瞭然である。
 どこかは失念してしまったが、日本の古城に上り、田がこのように見えたことがある。

コメント
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