秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

一応最終日です。

2007年01月21日 07時47分51秒 | 着物話
このお店の催事は24日までですが、ワタクシは今日で帰京いたします。

26日からは、姫路の催事が予定されてますから、一旦帰らねばなりません。

まぁ、3~4日間くらいが体力、気力的にも調度くらいかなぁ。
一週間から10日なんてのもあるけど、さすがに終わったらぐったりです。

日数が長いと、確かに売り上げも出来るけど、経費や動員数を考慮すると、
余り長い期間も考えものです。

多分、今年以降は、長期催事も減っていきそうな気がします。
こればかりは問屋さん、お店サイドで決める事だしお任せするしかない。

言える事は、与えられる仕事だけこなしていれば良い時代では無い、
というコトでしょうな。

しっかりアンテナ張って生き残っていかねば・・・。

さて、スーツケースに荷を詰め込んで帰り仕度だ。
(関係ないけど、やっぱり納豆ダイエット嘘でしたな。)

さて、本日のコーデは?

2007年01月20日 20時52分23秒 | 着物話
ん?誰だ、「コーデ」という言葉に抵抗があるなんて言ってたオヤジは?

だって、コーディネイトって打つの面倒だも~ん。(爺の開き直り、可愛くねぇ)

生地は紬、柄はロウケツで柳の葉。カジュアルな訪問着です。
色は紫ですが、下地に「お茶」のタンニンを曳いたこだわりの一品です。

このへんまで来ると、欲しいと言われるお客さんには説明不要です。

お好きだったら、どうぞ。としか言えまへん。

しかし、店に入るなり一言目に「もう着物着ること無いしねぇ」、と言われる
とテンションだだオチしますな。

70歳越えた方に、「いやいや、そんなコトおへん、これからですがな~。」
とはいい辛い・・・。

もちろん、人生はまだまだこれからエンジョイして欲しいけど、着物、着る場面は
確かにさほど多くは無いでしょう。

ほんでも(それでも)娘さんか息子の嫁さんに残してあげたら、よろしいやん、
と言っても返事のほとんどが、「着物なんかイラン、て言われます。」という
返答・・・。

ここで引いては商売にならんけど、最近では「もうよろし(い)、好きにしと
くれやす。」と(口には出さねど、)諦めちゃいます。

今日は少し年下のお客さんと話し込んでしまった。

彼女は今度独立してアンティークの店を始めるというコトです。

今までも雇われオーナーとして「古物」をナリワイ、としていたけど、
やはり、騙し騙されの業界です。

お金より、本当に自分の目を磨き、お客さんに喜んでもらう商売がしたくて
独立された、と言っておられました。

お金が一番大事です、という考えも否定はできません、人それぞれだもんね。

ブログや催事でいろんな人と出会える、て事は今の自分にとっては「最高の幸せ」
(言いすぎか)かも知れません。

少し酔っているかも?ではまた明日・・・。

さて、二日目です。

2007年01月20日 09時04分36秒 | 着物話
不二家大変なコトになってますな。
また大勢のパート社員や派遣社員が失業しちゃうんですよね。

「着物」業界でも、去年から「ローン会社」の人達の姿が売り場から
消えてます。

ほとんど派遣社員でしたから、大変だろうなぁ・・・。

クレジット会社の社員がいると、重ね売り等の障害が出る、というコトです。

事の正否は別として、派遣の人達の失業者が多く出たコトは事実。

大きな催事会場は別として、こじんまりした店催事などでは、ひま~な
一日もあって、そんな日は派遣社員さんは一日中座ったままでお終い、
て事もありました。

そのお店に馴染んだ社員さんなら、店のスタッフとお喋りしてヒマ潰せる
けど、慣れてない人は一日中「石の地蔵状態。」あれも辛いよね。

皆さん、今どうしているのでしょう・・・。


初日終了。

2007年01月19日 20時19分39秒 | 着物話
店催事(個展みたいなもんです)のおかげで、ホテルでまったりしてます。

総合催事の場合、お付き合いで他の作家さんや問屋さんと夜の街に繰り出す
ことが多いんですけど、今回は自由行動です。

ホテルから店までタクシーで移動のため、途中寄り道もいたしません。

一人でPC相手に飲むも良し。(寂しくないよ~。)

写真は本日ベストコーディネイトのお客様。(なぜかコーデ、という略語に抵抗
があるのは爺のせいでしょうな。あんまり意味変わらないんだけどね。)

熟練の着付け師なら、コーディネイト、という言葉すら使わないし。
冗談で「コーディネイト」は「こうでねい(ない)と」なんてベタなギャグは
使ったりしますけどね。

でも時代とともに呼び名は変わっていくだろうし、別にコーデでも、「帯合わせ」
でもいいと思います。(爺はコーデは使わないケド)

変に堅苦しく考えるより、まずは楽しみましょう、着物生活。
因みに着付けがちょっと崩れているのは、仮絵羽(仮縫い)のせいです。
(帯も芯仕立てしていない状態ですので・・・。)

豊岡の朝

2007年01月19日 08時55分52秒 | 旅ゆけば
昨夕からの雨も上がった模様なので、コンビニに行くついでに駅まで散歩。

駅前にはマグドやミスドもありまへん。(当然スタバも吉野家も。)
その代わり、朝7時から営業の定食屋と24時間営業の食品スパーが開いてます。

定食屋はともかく、この閑散とした商店街(この時間は、という意味)で
24時間営業で経営はなりたつのか?

おそらく、向かいに出来た大型スーパーに対抗するには営業時間で勝負する
しかない、と考えたんでしょうね。健闘を祈る!

で、豊岡って街はどんな街かというと、よく分からない。近くの城之崎や
出石(蕎麦で有名)なら、観光地としてある程度知名度はありますけどね。

カバン製造の街、として栄えたらしい。(カバンストリートなんて通りもある
けど、行ってみたいとは、ちょっと思わないな)もちろん今でも製造は続いて
いるけど、やはり、中国製などにおされ気味の様子。

一方では外国ブランド物のバッグは相変わらず大人気・・。

ここにも二極化の波がやって来てます。

昨日傘の話してたけど、今朝NHKの「ビジネス未来人」を見ていたら、
日本の傘メーカーの社長がお話してはりました。

何年前の製品でも修理に持ち込まれると、同じ生地を使って修復される、
というコトです。

ブランドもいいけど、そうやって自社の品を大切に愛して育てているメーカー
の商品の良さ、が分る人がいつまで残っていられるのかな、この日本。

これは「きもの」の世界でも同じ事ですけどね。
(消費者だけで無く、創り手、売り手も同様。)

「こうもり傘の張替え~」、という声を最後に聞いたのはいつだったろう・・?


豊岡は雨です。

2007年01月18日 19時19分27秒 | 旅ゆけば
予定通り1時25分発の「きのさき3号」に乗車、15時42分に豊岡に無事到着。
福知山を過ぎる辺りから車窓にポツポツ雨粒が・・・。

朝見た天気予報では雨マークは無かったと思うけど。(しっかり見てなかった。)

井上陽水の「傘が~無い」をココロの中で口ずさむ。
前回の福井で折りたたみ傘の骨が折れて、廃棄したままであった・・・。

一昔前なら修理するなりして大事に使っていた折りたたみ傘も、今じゃ百均に
置いてあるもんで、気安く捨てちまう。反省しなくては。

でも駅前からタクシーだし、途中ホテルでチェックインした時、傘借りれば
すむもんね。(反省しとらん!!)

ライターや傘はハナから忘れる事を前提に、高級品は持たないけど、あまり
ぞんざいにすると「もったいないお化け」に注意されそうだ。

「つくも神」と言って年季を得た道具には神(妖怪)が宿る、と言われ
てます。

今の日本では「つくも神」が宿る間も無く、捨てられる物ばかりですな。

いかん、また爺モードに入りそうだ。ヤメとこう。

でも、一言だけ。機械で量産された物と、職人が丹精込めて創った物、
どちらに「つくも神」は憑くんでしょう?(憑からても困るか・・・。)

初催事です。

2007年01月18日 07時44分04秒 | Weblog
知~らない~まぁちへ~♪行ってキマス。

兵庫県は豊岡。関東の人には馴染みの無い地名でしょうな。

関西人も神鍋高原や城之崎方面、と言われて「あ、ナルホド」と納得する程度。
ワタクシもスキーや釣りでその辺りを訪問した程度ですから未踏の地です。

京都駅から「きのさき3号」で2時間弱・・か。文庫本一冊読みきり位の時間だ。

今回はPC持っていきますので、また夜にお会いしましょう。
(写真は京都駅近くの仏具店。すぐ彫ります、って言われてもなぁ・・。)

カレーは続くよどこまでも~。

2007年01月17日 06時47分31秒 | グルメなのか?
昨夜の夕食は巷で流行りの「カレー鍋」に挑戦。
(ホントは肉じゃがの予定だったハズなんだけど・・・。)

ま、三日くらいはカレーが続いても平気だし。

しかし、今まで何で「カレー鍋」なるものが登場しなかったのか不思議です。

夜には「液体」が主食だから、カレーのルーだけで今まで飲んでたけど、
こらから楽しみが増えましたね。
       

作り方も簡単だし、いろいろバリエーションも楽しめそうだ。
昨夜は「肉じゃが用牛肉」だったけど、こんどは「しゃぶしゃぶ用」で
やってみよう。(レタスも買って)

今回はプラス、餃子用のタネが冷凍してあったんで、これも肉団子に。
(白菜で巻いてロールキャベツみたいにしても良かったかも)

途中から魚介類に変えてもまた味が変わって良いとの話。
最後は雑炊、饂飩、蕎麦、なんでも美味そう。

隠し味はそんなに凝らなくてもいいと思うけど、今回はコレを使用。
カカオ86%。
このチョコは普通に食べると苦くて喰えません。いくらポリフェノールが
体に良い、といっても規格以上の苦味・・・。

辛いのが苦手な人は豆乳など混入してもいいかも知れませんね。

さて、朝食を済ませたら、18日からの催事の準備だ!

しかし震災からもう12年か・・・・・・。

カレーなる饂飩

2007年01月16日 08時00分07秒 | グルメなのか?
華麗なる一族、関西で30%越えの視聴率、おめでとうございます。
(ワタクシは見てませんケド。)

まったく関係ないけど、本日は「てんぐ」のカレー饂飩です。


場所は叡電元田中駅上がる西。普通の食堂です。
店の前を通るだけで香しいカレーの香り、思わず暖簾をくぐりたくなります。

実際、お客の7~8割は「カレー系」を注文してますが、別に専門店ではナイ。

あげカレー(具が油揚げ)、牛スジ入りなど、500円前後の値段。

小さな食堂ですが昼時はいつも満席、合い席は当たり前の覚悟です。
         

ほとんど近所の人やタクシーの運転手さんですが、どこで聞きつけたか若い
アベック(死語?)なども見かけますね、近頃では。

今回気づいたのは、結構女性が一人で来店していたり、カレー蕎麦を頼んで
いるお客さんが多かったことです。

稲荷寿司、赤飯、おはぎ等、の大衆食堂定番サイドメニューも美味そうだけど
ここは体重増気味のため我慢。

女性のお客さんは赤飯と中華蕎麦の小、なんて注文してたけど、今度は
マネしてみよう。

しかし、今年に入って益々「着物」の話から遠のいていますな・・。
19日からまた催事に入りますので、またそれくらいから「着物モード」に
変換します。(と、思います。)

十一番目の志士(下)

2007年01月15日 07時16分51秒 | Weblog
神泉苑は二条通りに面して正門があり、御池通りの裏門は、石鳥居になっている。
鳥居の脚の台石に、この包囲陣の指揮者である土方歳三が腰をおろしていた。
         

土方は、信じなかった。居る。この苑内のどこかに隠れているだけである。
この苑内に真言宗菩提院があり、・・略・・池中には善女竜王をまつり、二重の
塔や弁財天の祠も池に浮かぶようにしてたっている。


              

調子にのって小説コラボ第二段。堀川御池西入る「神泉院」。
この神泉院、料理屋さんと併設している感もあるけど、もとは由緒ただしい
京のパワースポットでして、あの「小野小町」もこの地で雨乞いの歌を詠んだ、
といわれています。
         

さて、本日はここまで。あたらしい週が始まりました、気張ってお仕事!