秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

普通に蕎麦。「信昇庵」

2009年10月22日 12時06分06秒 | グルメなのか?
「通」では無くて、ただの「長いもん好き雑食系オヤジ」ですから、別に手打ち
にこだわらず、雰囲気と腹の減り具合で昼食の店を決めることもママあります。

この「信昇庵」も撮影所の近所で古くから営業されている食堂系の蕎麦屋さんです。



最初から「ヨシッ、今日は手打ち蕎麦喰うどッ」と肩肘はらず、ぬる~い気持ち
で頂く蕎麦もまた良しです。



私は蕎麦定食、相方は天ザル。天ザルの海老は一本だけだけど、値段が850円です
から文句は言えません。(定食は820円)

↑お盆が歴史を語っていますナ。

定食のご飯は炊き込み(100円ほどUP)もあるけど、テーブルの上に三種のフリカケ
が置いてあるもんで、ここは白飯でしょ。

↑「手打ち系こだわり蕎麦屋」にはゼッタイ置かれていませんョ、コレは。

ヒジキは定番のようで、味は濃い口。一品としては辛めだけど、ご飯のオカズと
してはちょうど良い味付け。(私にとっては、ですけど)


蕎麦に関しては小難しいことが言えるほどの舌ではないから、普通に美味しい、
とだけ申し上げておきます。

当たり前ですけど、美味くなきゃ長いこと商売はできませんよね、とくに京都では。

京都の人間って、あまり店内で「ナニ、これ不味いわ~」なんて事は言わないけど、
二度とその店には行きません。その場で評価されるなら、改良の余地もあるけど、
黙って帰った後、「あきまへんナ、あの店は」、ですから怖いトコです。

だから、普通に美味しいってのは簡単なようで難しいのかも?いろんな味覚を
持った人たちに長いこと通ってもらうって事ですから・・・。

天ザルのツユはやや甘口かな。でもそれが京都風なのでしょう。

時々京福(嵐電)が店のすぐ脇を通り抜けていきます。その踏み切りの音を聞き
ながら蕎麦を啜っているってのもナカナカいいものです。

きっと大勢の映画職人たちが、この店で電車の音を聞きつつ空腹を満たしていた
んでしょうね。

「信昇庵」↓
http://www.hotpepper.jp/strJ000108997/