秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

歯痛の神さん「夜叉神堂」

2009年10月15日 09時18分21秒 | 京都非観光迷所案内
近頃嬉しく思うこと二つ。

一つは通風が出ない、もう一つが歯痛に悩まされない。(ネガティブな嬉しさ?)

通風のほうは体重をセーブしているからだと思いますが、歯のほうもしばらく
ぐらついていた歯も抜けたから、しっかり歯磨きできるようになったおかげ。

どっちも死ぬ思いだけど、コレばかりは他人には分かりませんからねぇ。

アメリカでは歯が痛くなりすぎて、自分の頭を拳銃でふき飛ばした人もいたそうです。

ちゃんとした歯医者のいる現代でもそうなんだから、鎮痛剤の無かった昔はタイヘン
だったでしょうね。食事情も違ったから今ほど酷くはなかったかも知れませんけど。

そんな人たちには「神頼み」も大事な療法だったと思います。

京都にもそんな「歯のお助け神さん(寺)」は数箇所ありますが、この世界に誇る
「東寺」の中にもございます。なにしろ空海さんはスーパー大超人ですから。

東寺の境内に足を踏み入れたのは久しぶりです。私たちは東寺と呼ばずに「弘法さん」
のほうが馴染みやすいけど、21日の弘法市も「弘法さん」とよんでるからややこしいかな。


↑地方からの帰途にこの搭が見えてくるとホッとする年になりました・・・。

その境内の中に東西に並んで建つ「夜叉神堂」。東は雄夜叉、西は雌夜叉。
堂前の雨だれの下に白豆を埋めて祈ると歯痛が治るといわれています。


完治したらお礼に割飴を供えるそうです。

歯が痛い、となったらすぐ歯医者にいくか、市販の鎮痛剤で抑える現代でどれほど
の人がお参りしているのかは不明ですが、説明書きの後ろにまわって笑ってしまった。

商魂たくましいというか。でも裏に貼っているところが、慎ましいのか。

近頃持病に悩まされないからといっても油断大敵。しっかりお願いしておきました。
(通風に効果のある神さんも探しておかなくては・・・・・。)