にごり酒から清酒へ

2015-02-05 01:06:41 | お酒
美術館で写真と絵画?を鑑賞後、お昼を食べるのに食堂はないかと近くを探してみる。
すると何やら整備された通りに出た。
新しい洋食屋さんやらお土産屋さんが数件並んでいる短い通り。
お土産屋さんと見えたのは日本酒の酒蔵のお店だった。
ベルギーなど海外のビールや自社製品が沢山並んだ綺麗なお店。
通りには他にも別の酒蔵の直売所もあり、写真展を見に来ただけなのに、なんだか観光地に来たような気分になった。



通りの四つ辻にある広場横のお店で昼食にした。
店内にはいくつもパンフレットが置かれていたので読んでみると、伊丹は清酒造り発祥の地だとあった。
そうだったのか。
伊丹なんて空港がある町だとの認識しかなかった。
毎晩お世話になってる熱燗のルーツがこんな近くにあったとは。



食後、美術館に戻りその隣にある国の重要文化財、旧岡田家住宅・酒蔵を見学した。
入口横の店の間がまず目を惹く。
畳部屋に箪笥や火鉢のディスプレイがうまく配置され、雰囲気を出していた。
土間を進むと天井がグンと高くなった。
パネルが展示され、戦国時代の終わりに清酒造りが伊丹で始まったことが紹介されていた。
その奥は酒蔵。
今は酒樽が並んでいるわけで無く、施設か酒造の説明画像でも映すのか映写室になっていた。
土間の左手奥には大きな釜戸があった。
この日のレンガ萌ぇ。



記事を書くにあたってネットで清酒発祥の地について調べていたら、伊丹市以外にも奈良市が清酒発祥の地であることを主張していることを知った。
当時のそれぞれ違う文献に双方で清酒醸造の方法の記述があるらしい。
まちおこしの材料として両市どちらも引く気はないらしい。
伊丹も奈良も今では日本酒では名が売れていないところが私としては面白い。
公平を期するため奈良市の清酒発祥の地にも訪れてみなければ。




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