江上天主堂

2019-05-25 18:47:39 |  五島列島と長崎
クルージングツアー二つ目の見学先は奈留島の江上天主堂。
奈留港で船を降りると、小さめのバスが待っていて乗り換えた。
ここからガイドさんがついてくれて、いろいろと説明をしてくださる。
有川から若松港まで送ってくれたタクシー会社のマイクロバスの運転手さんも、所々で見ものの説明をしてくれたが、こうしたツアーは時間は自由にならないが、ガイドブックに載っていないような逸話や関連事項、はたまた観光とは関係ないその土地の環境の話しなんかが聞けて、それはそれで面白い。



奈留港から江上天主堂までは少し距離があるので、バスの中で奈留島のお話をいろいろとお聞きした。
断片的にしか覚えていないので、その場限りのお楽しみで終わってしまって、ガイドさんには申し訳ないが。
トンネルを潜って海への坂道を下ると江上天主堂はあった。
海岸から少し奥まった平地に、木々に隠れるように建っていた。



今回見た教会堂で一番かわいい建物なのではないか。
木造でアイボリーホワイトの壁に水色の窓枠がなんでか甘いお菓子を連想してしまう。
そんな建物にはいろんな工夫が施されているそう。



山のすぐ麓にあるので、雨が降ると流れてくる水に建物が浸かってしまうため高床式である、とか。
雨どいは木々の葉っぱがすぐに詰まって水が溢れてしまうため(だったと思う)付けておらず、そのため屋根から流れ落ちた水滴が地面の土を跳ね上げて建物を汚してしまう。
それを防ぐため雨垂れが落ちるところに石を敷き詰めている、とか。
軒下に見える十字の模様はただの飾りでなくて、十字の形に穴が開けてあり、屋根裏の通気性を良くしている、とか。
堂内の柱に木目があるのだが、それは全て手書きで描かれた模様である、とか。



教会堂の屋根や尖塔には十字架が付いているが、江上天主堂には付いていない。
代わりに?建物の裏手の軒先のすぐ下に、十字架の形に穴を開けたボードが取り付けられていて、太陽の光が当たると壁に光で十字架が描かれる仕組みがあった。
そういうのをなんとか言うのだそうだが忘れてしまった。
教会堂の裏手の木々が繁茂して、光の十字架ができる時はだいぶ限られてきているそうだ。



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