熊澤良尊の将棋駒三昧

只今、生涯2冊目の本「駒と歩む」。配本中。
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作品 文章 写真 販売品

春うらら

2009-03-18 18:00:59 | 文章
3月18日(水)、晴れ。

周りの山は春霞。今風に言えば黄砂霞。
気温は21度もあります。セーターどころか朝から上着のシャツも脱いで、肌シャツ一枚で野外での仕事に取り掛かりました。

先ずは「古水無瀬」。埋め終わっての研磨と面取りは昨日の続きです。
次は「源兵衛清安」。
こちらは既に盛り上げる直前にまでにして、漆の状態が良くなる暖かい春が来るのを待っていました。
気温も上昇。そろそろ盛り上げようと思い、その前に磨き直しすることに。
磨きは何回やっても、やっただけの効果があります。手間を掛けるべきところは、しっかりと掛けなければいけません。


駒づくり以外のことも少し。
昭和初期に作られたと思われる古い「島桑・4本足の駒台」が手に入ったので、拭き漆でリフレッシュすることに。
今日は少し痛んでいたところを直しながら、塗られたシェラックニスをサンドペーパーで落すところまでやりました。

日の暮れるのが遅くなりました。
冬は16時頃には薄暗くなっていたのですが、今は18時を過ぎても明るい太陽が残っています。
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追伸

2009-03-18 00:50:50 | 文章
今日(正確に言うと、昨日)、塩井さんからご連絡いただきました。

新潟での棋王戦に5組の駒が用意されて、その中から「原田泰夫書」の駒が使われたとのことです。

そのことは、小生も「週刊将棋」を読んでいたのですが、新潟は、原田先生の出身地。その新潟で原田先生の駒が使われたことに、意義があると思っています。

所蔵者の板谷さんは、新潟の原田先生の後援会の確か役員をなさっていて、10年ほど前に東京でお目にかかり、そのときご注文をいただいてお作りしたと記憶しています。
原田先生の筆跡による駒が、タイトル戦に使われたのは、今まで聞いたことがないので、おそらく初めてではないかと思っています。

なお、原田先生の駒文字は、2通りあります。
1つは、先生が70歳少し前の筆跡による文字。
もう1つは、小生がプロ宣言するときに、お願いして書いてもらった文字。
今回の駒はこちら。先生が72歳の筆跡による駒です。
確か、近代将棋にも掲載させていただきました。

さらに追伸
森信雄門下の澤田・大石両君が揃って四段に上りました。
凄いですね。おめでとうございます。
祝賀会が楽しみです。

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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726